2025年3月の記事一覧

校長日誌 学校説明会

令和7年3月27日(木)学校説明会を行いました。多くの小中学生に参加していただき、ありがとうございました。当日は生徒会役員の生徒や今春卒業したOGが本校の様子をお伝えしました。部活動見学もしていただきました。参加していただいた小中学生の皆さんは本校の様子がおわかりいただけたでしょうか。皆さんが本校に入学する日を楽しみにしています。

校長日誌 終業式・報告会・ロードレース大会表彰式

令和7年3月24日(月)終業式を行いました。校歌斉唱、校長講話に続いて、進路指導主任からは今年度の卒業生進学状況について、及び最後に合否を分けるのは「絶対に合格する」という強い気持ちを持っているかどうかであるといった話をしました。また、生徒指導主任からは、SNSの投稿については、他者の視点に立って適正に行うよう話をしました。その後、高校生英語ディベート全国大会(岡山県で開催)に出場した英語部の報告会、ロードレース大会の個人、クラスの表彰式を行いました。1年生はその後、県立高校グローバルリーダー育成プロジェクトでシンガポールに派遣された生徒の報告会及び学年集会を行いました。
来年度も皆さんのますますの活躍を期待しています。

終業式の様子 生徒会より英語部に花束 グローバルリーダー報告会

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校長講話要旨

 皆さんおはようございます。皆さんにとって令和6年度はどんな1年間だったでしょうか。よくできたこと、できなかったこと、冷静に振り返って来年度の飛躍につなげてください。

 さて、今日は「名もなき家事」についてお話しします。
 「名もなき家事」と言う言葉が広く使われるようになったのは、コロナ禍の頃、今から5年ほど前からになるでしょうか。コロナ禍で在宅勤務が増加し、本来であれば夫婦の家事分担が進むはずなのに、各家庭の家事従事時間を比較すると、どちらかに(主に女性に)偏った家事分担になっていることが明らかになりました。その要因の一つとして、一方(主に男性)が「名もなき家事」の存在を認知していないことがあげられたのがきっかけではないかと思います。

 念のため「名もなき家事」の具体例をお伝えしておきます。例えば「ゴミ捨て」です。ゴミ捨てと言ってもゴミ捨て場にゴミを捨てるだけではありません。ゴミ捨て場にゴミを捨てるに至るまでの過程、ゴミを分別して集めて、一つのゴミ袋に  入れ、ゴミが飛び出ないように、できるだけ空気が入らないようにゴミ袋の口を結び、次のゴミ捨てに備えて新しいゴミ袋をゴミ箱に設置する、といった一つ一つには名前がない家事があります。意外と時間がかかります。いわゆる家事として認知されている掃除、炊事、洗濯、それぞれにも付随する「名もなき家事」がありますし、それ以外の日常の家庭生活にも様々な「名もなき家事」があります。それらが滞りなく行われているから、私たちの日常生活が成り立っているのです。また、それを分担できなければ、真の家事分担にはつながりません。

 では、「名もなき家事」を適切に分担するにはどうすれば良いか、二つのポイントがあります。一つはその作業を認知する。もう一つはそれを実行する。
 でも、すでにルーティーンとして確立され、日常になってしまっているものを新たな視点で認知するというのは大変なことです。やっている本人ですら、気づいていないかもしれません。ですから、認知するには自分が持っている常識を一度リセットし、フラットな視点で観察しなければなりません。また、認知できたとしても行動に移すというハードルは意外と高いものです。だから、もし認知できても行動に移せなかった場合は、やっていただいた人に感謝の気持ちを伝えましょう。自分の快適な日常を支えてくれているのですから。円満な家族関係構築の秘訣です。

 さて、こうした「名もなき家事」のような「名もなき仕事」は、学校生活でも沢山あります。皆さんのまわりにもやってくれている人がいます。だからこそ、普通に生活できる川越女子高校があるのです。是非とも皆さんはそれをやってくれている人がいることに気づいてください。また、みんなが「名もなき仕事」に気づいて実行しようとする気持ちをもってください。もし、誰かが先に実行していたときには感謝の言葉を口にしてください。みんながそういう心がけがで、来年度も和やかで明るい川越女子高校にしていきましょう。

 では、次に皆さんがそろうのは4月7日。みんな笑顔で集合しましょう。私からは以上です。

校長日誌 2学年進学懇談会

令和7年3月19日(水)2学年進学懇談会を行いました。先日卒業したばかりの卒業生に、受験に向けての心構えや進路先決定の考え方、勉強方法など進学希望先別に説明をしていただきました。2年生はメモをとりながら熱心に聞いていました。卒業生の皆さん、ありがとうございました。

校長日誌 入学許可候補者説明会

令和7年3月18日(火)入学許可候補者説明会を行いました。校門付近では生徒有志が部活動のユニフォーム姿などで入学許可候補者の皆さんを歓迎しました。
入学許可候補者の皆さんが、4月から川女生として勉学、学校行事、課外活動に溌剌と活躍することを期待しています!

部活動有志の歓迎 受付の様子 説明の様子

校長日誌 1年生課題研究ポスター発表会

令和7年3月18日(火)1学年課題研究ポスター発表会を行いました。プレゼンテーション能力や評価する力の育成を目的とし、総合的な探究の時間や科学研究(SSHクラス)で実施した課題研究のポスター発表をしました。発表後に質疑応答も積極的に行われ、多くの成果がありました。

校長日誌 卒業証書授与式

令和7年3月14日(金)第77回川越女子高等学校卒業証書授与式を行いました。保護者の方、来賓の方に御臨席いただき、盛大で厳粛な式を行うことができました。 高校77回生の皆さん、おめでとうございます! 心からお祝いします。 これからは、川越女子高校の卒業生として誇りを持って、精一杯御活躍ください。いつまでも応援しています。

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校長式辞要旨

 厳しい寒さを越え、校内の木々に春の訪れが感じられる今日の佳き日に、御来賓の皆様、御家族の皆様の御臨席を賜り、埼玉県立川越女子高等学校第七十七回卒業証書授与式を挙行できますことは、私たち教職員にとりまして、大きな喜びであります。

 保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。立派に成長された姿を目にされ、喜びもひとしおのことと存じます。これまで、心温まる御支援と御協力を賜りましたことに、心より感謝申し上げます。

 そして、只今、卒業証書を授与しました三四九名の皆さん、御卒業おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
 皆さんは、コロナ禍で大きく制限された中学校生活を過ごしてきましたから、多くの人が川越女子高校に入学してようやく学生らしい生活を謳歌できると思ったことでしょう。しかし、現実はそれほどおおらかではなく、入学式の在校生の参列は、ハレルヤ奏楽に参加した音楽部と弦楽オーケストラ部のみでしたし、その年の紫苑祭も一般のお客様なしでの実施でした。
 学校生活で中心的存在となる二年生になり、徐々に制限が解除され、学校行事を徐々に拡大して行うことができました。これが実現できたのは、皆さんが、社会状況を見極め、しっかりと考え抜き、感染拡大防止をはじめとするより適切な運営に努めた成果です。

 さて、先ほどお話しした3年前の皆さんの入学式で、私が皆さんにお伝えしたのは、たった1つのことです。高校生活で考え抜く習慣を身につけてほしいということでした。そうお伝えしたのは、二〇〇六年から経済産業省が提唱している「人生一〇〇年時代の社会人基礎力」が念頭にあったからです。経済産業省の提言によると、社会人基礎力とは、「前に踏み出す力」「チームで働く力」そして「考え抜く力」であり、その能力を発揮するためには「どう活躍するか」「どのように学ぶか」「何を学ぶか」という3つの視点のバランスを図ることが必要であるとしています。経済産業省は二〇一七年の報告書でも改めて「社会人基礎力」の定義とその獲得に向けた個人、企業、国の行動指針を出し、重要性に言及しています。

 皆さんは川越女子高校の各学校行事で、行事をよりよいものとするために自ら前に踏み出したり、そのためにチームで活動したりすることを経験してきたでしょう。その結果、紫苑祭をはじめとするいくつもの学校行事を成功裏に収めることができたのです。ですから、私は川越女子高校では伝統的に「前に踏み出す力」「チームで働く力」は自然に身につくと思っていました。だから、最後の一つ「考え抜く力」を意識して身につけてほしいと願ったのです。皆さんは、私の願いどおり様々な場面でよく考え抜いてきました。その成果はすでに、先ほどお話しした学校行事の成功や学習における力の向上に現れています。

 皆さんなら、きっと、これからも前に踏み出し、皆で協力し、考え抜くことで、自らの能力を発揮し続け、よりよい未来を創造することができます。皆さんには、自ら作り上げるよりよい未来が待っています。その未来に向けて、思う存分羽ばたかれることを心から願い、式辞とします。おめでとうございます。皆さんのことをいつまでも応援しています。

校長日誌 同窓会入会式・送別会

令和7年3月13日(木)同窓会入会式・送別会が行われました。同窓会入会式では、同窓会と卒業生のパイプ役となるクラス委員の委嘱が行われました。送別会は、大いに盛り上がりましたね。担当の生徒の皆さん、お疲れ様でした。

同窓会入会式 送別会

校長日誌 教員志望者説明会

令和7年3月11日(火)埼玉県教職員採用課が主催する「高校生のための教員志望者説明会」が行われました。教職員採用課の方と今年採用試験に合格し、4月から教壇に立つ予定の本校卒業生から、教員の働き方や採用試験、その対策などについてお話しいただきました。次代を担う人材育成という大変やりがいのある職業ですので、参加した生徒の皆さんは是非とも教員の道を目指してください。

校長日誌 1学年進路懇談会

令和7年3月11日(火)1学年進路懇談会を行いました。大学3年生の本校卒業生にお出でいただき、現在勉強している内容や、将来の展望、高校時代の進路の決め方など実体験をもとに1年生に伝えていただきました。1年生は進路決定に向け、大変参考になったと思います。参加してくださった卒業生の皆さん、ありがとうございました!

校長日誌 楓の木、本校に戻る

令和7年3月10日(月)1968年に図書館棟建設に伴い校地外に移植されていた楓の木が57年ぶりに本校に戻ってきました。建設当時、校内に移植できなかった事情については不明ですが、移植先の方から本校にあったものだから戻してあげたいとの申し出があり、本日、図書館棟東側の生徒駐輪場近くへの移植作業が無事に終了しました。紅葉の季節の楽しみが一つ増えました。