2023年4月の記事一覧
校長日誌 生徒会役員選挙・スポーツ大会表彰式
令和5年4月28日(金)生徒会役員選挙が行われました。会長候補、副会長候補及び応援者の演説が行われました。次の生徒会リーダーを選出する選挙ですから、生徒の皆さんは真剣に聞いていました。その場で投票が行われ、開票結果は週明けの発表となります。 投票の後、先日行われたスポーツ大会の表彰式が行われ、各学年の総合順位優勝から3位までのクラスに表彰状を授与しました。 |
校長日誌 FOLK部定期演奏会
令和5年4月22日(土)FOLK部定期演奏会が行われました。力強い演奏に会場は大いに盛り上がりました。3年生の皆さん、お疲れ様でした。思い出に残る演奏会になったのではないでしょうか。また、本当に沢山の方々にご来場いただきました。皆さん、ありがとうございました。
校長日誌 土曜公開授業
令和5年4月22日(土)保護者対象土曜公開授業を行いました。沢山の保護者の方にご来校いただきました。昨年度から、混雑を避けるために、生徒の出席番号毎に3ブロックに分けて、参観していただいています。ご来校いただいた保護者の皆様、受付を担当していただいたPTA役員の皆様、ありがとうございました。
受付の様子 | 公開授業の様子 |
校長日誌 春季スポーツ大会
令和5年4月21日(金)春季スポーツ大会を行いました。1年生は初めての体育系行事でしたが、大変盛り上がっていました。各学年とも熱戦が繰り広げられ、勉強の合間の気分転換にもなったのではないでしょうか。体育委員をはじめとする準備・運営に携わった生徒の皆さん、お疲れ様でした。天候も大変よく、大成功のスポーツ大会でした。
ドッジボール | バレーボール | ペタンク |
校長日誌 痴漢被害防止講話
令和5年4月20日(木)1年生対象痴漢被害防止講話を行いました。当日は、鉄道警察隊の方にお越しいただき、実際の被害の状況などを具体的にお話しいただきました。被害に遭わぬよう、電車の中では何かに集中しすぎないように周りに注意する、帰宅時はできるだけ複数で、人通りの多い道を選ぶなどしてください。また、万が一不幸にも被害に遭ったり、見たりした場合はなるべく加害者に分からぬよう、速やかに周りの人、駅員、警察等に連絡をしてください。 講演していただいた鉄道警察隊の皆様、ありがとうございました。 |
校長日誌 新入生歓迎会
令和5年4月13日(木)新入生歓迎会が行われました。準備期間に全国的な感染拡大があったため、今年度も動画等によるリモート開催となりました。それでも先輩たちが新入生の皆さんを歓迎している気持ちが伝わったのではないでしょうか。 |
校長日誌 生徒会入会式・部活動紹介
令和5年4月11日(火)生徒会入会式及び部活動紹介が行われました。今年度は3年振りに講堂で対面実施でした。新入生の皆さんは大変熱心にきいていました。 |
校長日誌 新入生オリエンテーション
令和5年4月10日(月)新入生入校時オリエンテーションを行いました。午後2時間を使って、校長、学年主任からの講話の後、教務関係、SSH関係、生徒指導関係、進路関係、情報モラル関係について各主任等から話をしました。たくさんの情報でしたがいずれも重要な内容でしたので、これから始まる本格的な高校生活に備えてください。また、午前中にはクラス集合写真を撮影しました。天気も良く、美しい新緑がバックで、きっと良い写真が撮れていると思います。
新入生オリエンテーションの様子 | 写真撮影の様子 |
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新入生オリエンテーション講話概要
新入生の皆さん、こんにちは。校長の西野です。土日はゆっくり休めましたか? 今週はまるまる5日間あります。メリハリを付けて、やるときはやり、休むべきところはしっかりと休みながら、まず、3日間、水曜日まで頑張ってみましょう。そうすれば週末が見えてきます。
私から、新たに高校生活を始めた皆さんに、高校生活の心構えを2つお話します。
一つは、入学式の式辞の繰り返しです。新生活が始まると、どうしたって疲れるものです。疲れてくると人はみんな頑張っているのに、自分は頑張れないという気持ちになることもあります。でも、入学式でお話したとおり、人は人。自分が昨日よりもできた部分を見て、成長を感じながら毎日を過ごしてください。そうすれば、そんなに考え込むこともなく、気持ちよく高校生活を送れると思います。
二つ目はコミュニケーション能力についてです。みなさんの多くはコミュ力のある人を「他人と仲良く、話を合わせられる人」と思っているかもしれません。でもそれは、単に意見の合わない人を排除しているだけの人かもしれませんし、自我を抑えて他人に同調しているだけの忍耐強い人なのかもしれません。
本当の意味のコミュニケーション能力というのは、「人間関係を壊さず、自分の意見を言える能力」だと、東京都立大の宮台真司教授が以前ラジオ番組の中で話していました。
コミュ力というのは、その人の性格(キャラクター)と思っている人も多いかと思いますが、そうではありません。後天的に身につけるものなのです。うまく自分の意見を伝えている人やいろんな人の発言を聞いて、どう伝えるのが適切か、日々自ら学ぶことで身につく能力です。
真のコミュニケーション能力を少しずつでも身につけていくと、高校生活が豊かなものとなると思います。普段の心がけです。それだけです。人から、本から、生活の中から学んでください。
私からは以上です。一緒に頑張っていきましょう。
校長日誌 英語劇部春季自主公演
令和5年4月8日(土)英語劇部春季自主公演がやまぶき会館で行われました。演目は「Enchanted(邦題 魔法にかけられて)」です。3年生の引退公演ということもあり、大変完成度の高い公演でした。フェイスマスクなしでの公演は実に3年振りのことです。ご来場いただいた沢山の皆様にも満足していただけたのではないでしょうか。この公演を皮切りに、各部の定期演奏会が行われます。ホームページ等を確認していただき、多くの皆様のご来場をお待ちしております。 |
校長日誌 入学式
令和5年4月7日(金)入学式を行いました。新たに川女生の仲間入りをした意欲に満ちた新入生の姿に、私たち教職員、在校生ともに気の引き締まる思いをしています。実りある高校生活となるよう期待しています。
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入学式式辞概要
一雨ごとに木々の新芽が芽吹き、緑がまぶしく感じられる今日のよき日、意欲に満ちた三五七名の新入生を迎え、埼玉県立川越女子高等学校令和五年度入学式を挙行できますことは、教職員一同にとりましても大きな慶びであります。
入学式挙行にあたり、御来賓の皆様、新入生の御家族の皆様の御臨席を賜り、心から御礼申し上げます。誠にありがとうございます。
ただ今、入学を許可しました新入生の皆さん、入学おめでとうございます。在校生、教職員一同、皆さんを心から歓迎します。一緒に充実した川女生活を築いていきましょう。
皆さんご承知のとおり、この川越女子高等学校は、創立百十年を超える、県下でも有数の歴史と伝統のある女子高です。「学力の向上」と「人格の陶冶」を教育活動の柱として、生徒が主体的に学ぶ「質の高い授業」の創造に取り組んでいます。また、文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール」指定校として、世界に羽ばたく人材育成に力を入れています。
さて、先日行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)では、すでに世界に羽ばたいている選手の活躍が日本代表を世界一に導きました。その日本代表選手を束ねた栗山英樹監督は、これまでの日本代表監督に比べ変わった経歴の持ち主です。
栗山氏は東京学芸大学出身です。御承知のとおり、東京学芸大学は教員養成の国立大学で、プロ野球選手になろうと思っている人は進学先として選ばない大学です。栗山氏も教員免許状を持ち、同級生の多くは教員になっているそうです。
栗山氏がプロ野球選手を本気で目指すきっかけとなったのは、大学在学中に偶然出会ったプロ野球解説者から「君ならプロでやっても面白いかもしれないな」と言われたことだそうです。プロに進む決意をした栗山氏は入団テストを受け、プロ野球チームに入団します。しかし、2軍の練習に参加して、野球で有名な高校や大学、実業団から入団した他の選手との圧倒的な力の差を目の当たりにし、ひどく落ち込むことが続いたそうです。落ち込みながらも努力を続けた栗山氏に当時の2軍監督はこう話したそうです。
プロ野球っていうのは競争社会だよな。1軍に上がらないと認められないよな。でも、オレはそんなことはどうでもいいんだよ。お前が人間としてどれだけ大きくなれるかどうかのほうが、オレにはよっぽど大事なんだ。だから、周りがどう思おうと関係ない。明日の練習で今日よりほんのちょっとでもうまくなっていてくれたら、オレはそれで満足なんだよ。他の選手と自分を比べるな。
「他の選手と比べるな。昨日の自分と今日の自分を比べればいい」という2軍監督の言葉で、栗山氏は野球に打ち込むことができ、二軍の最低レベルからスタートしたプロ野球人生でしたが、一年目に一軍に昇格し、七年間一軍で選手生活を送ったのです。
さて、本校は先ほどお話ししたような伝統ある学校ですから、中学校で学業成績上位の生徒が集まっています。当然、小学校や中学校でとったことのないような成績となってしまう生徒もいます。つい、人と比べがちです。でも、人は人です。人と比べるのではなく、昨日の自分よりも今日は進歩できたか、今日よりも明日、自分が成長できているか、そう考えながら川女での高校生活で一歩一歩成長してくれることを願っています。
御家族の皆様、本校へのお子様の御入学誠におめでとうございます。この場を借りて、御家族の皆様に一つお願いがございます。成年年齢は十八歳です。多くの生徒が在校中に成年となります。高校生活は成年への最終準備段階です。お子様が健全な成年となるために、今、お子様と堅く握っている手を少しずつ離してください。ただ、まだまだ分別に欠ける部分もあるでしょうから、お子様から目は離さないようお願いします。目は離さず、手は離す、です。新入生の皆さんも、川女生として自立していくのだという気持ちを持って、この三年間過ごしてください。教職員も一丸となり教育活動に取り組み、お子様の健全なる成長を支援して参りますので、御家族の皆様の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、御臨席を賜りました御来賓の皆様、御家族の皆様に改めて心から御礼申し上げますとともに、本日入学した新入生の皆さんが健康で実り多い学校生活を送ることができますよう祈念し、式辞といたします。
参考文献 「Wedge ONLINE」2023/03/29記事(中島章隆 元毎日新聞運動部長・論説委員)
「スカウト物語」(片岡宏雄著 健康ジャーナル社)
「栗山魂」(栗山英樹著 河出書房新社)