2021年4月の記事一覧

校長日記 川越市内4校美術展にて

4月29日(木)より市内高校4校合同の美術展が始まりました。川越市立美術館のご支援をいただきながら、開催を実現しました。今年度の展覧会は、新型コロナ感染症防止・まん延防止等措置のため、会期を縮小(3日間のみ)・入場数の制限・高校交流会中止などの対応の中、なんとか開会をすることが出来ました。

展覧会のポスター  川女のコーナー  ユニークな作品

来場者の様子  力作揃い  暖かい作品

川越高校・川越工業・市立川越高校・川越女子高校、それぞれ学校の生徒たちの力作揃い。また学校のカラー(特色)が感じとれる展覧会でもありました。作品を制作した皆さんの思いが伝わってきました。また、各校の顧問の先生方のオリジナル作品も展示されていました。作品のもつ力を感じながら、ホッと一息つける時間を過ごすことが出来ました。美術館の皆様、顧問の先生方、各校の生徒の皆さんに感謝します。

 

校長日記 第38回フォーク部定期演奏会にて

4月24日(土)38回目となるフォーク部定期演奏会が市内やまぶき会館にて行われました。昨年度は定期演奏会は開くことが出来ず、本当につらい一年だったと思います。今回は、感染防止対策を一層徹底し、かつ様々な制限・制約の中、なんとか行うことが出来ました。生徒の皆さん、保護者の方々、関係の皆様のご理解・ご協力の賜物と感謝しております。

さあ、開幕  照明も鮮やか  思いっきり演奏

3年生は最後  MCも工夫しながら  全員登場のフィナーレ

3年生にとっては最後の日。これまでの色々な思いを込めて、精一杯演奏する姿は感動的でした。2年・1年生がしっかりと先輩たちの思いを引き継いでいくものと思います。最後は、顧問の先生方の演奏サポートの中、文字通りのフィナーレを迎えました。企画から運営まで、全て生徒によるもの。また、気持ちを切り替えて、明日からのステップアップを期待しています。

校長日記 「春のスポーツ大会」にて

4月20日(火)「春のスポーツ大会」が各学年ごとに実施されました。昨年度は実施することは出来ませんでしたが、今回は生徒同士の接触を回避するために、①各学年時間帯で実施(全校一斉はせず)、②他種目への応援(移動)は禁止、③マスク着用等感染防止の徹底、という中で実施されました。天候にも恵まれた大会となりました。

広いグランドで  さあ、ルールを守って  ドッチボールは盛り上がり

さあ、行くぞ!  卓球では白球を追う  タイムキーパー

体育館では、バレーボール(2コート)・グランドでは、ドッチボール(2面)・講堂では、ペタンク(2面)・卓球場では、卓球(4面)熱戦が繰り広げられていました。選手全員がマスクを着用しながら、応援も手拍子など控えめでした。どのコートも川女生たちの笑顔(マスクの上から確認)があふれていました。また、気持ちを入れ替えて、次なる取組にチャレンジしていきましょう。

サーブで決まり  応援も控えめに  ボールを追って

さあ、拾っていこう  ナイス、プレー  さあ、出番です

ペタンク盛り上がる  宜しくお願いします  さあ、行け!

3年生にとっては最後の大会。2年生にとっては初めての大会。そして、1年生にとっては入学以来初めてのクラス単位の行事。親睦はもちろん、さらにクラスの団結が強まったのではないでしょうか。「息抜きになった」「クラスが好きになった」「盛り上がって楽しかった」という声を沢山聴きました。

校長日記 令和3年度PTA活動始動!

4月17日(土)令和3年度のPTA活動に関する各種会議が開かれ、役員等の関係の方々が来校され、総会(5/14予定)に向けての打ち合わせ等を行いました。まずは、第1回本部会が生徒ホールにて実施され、常任理事会に向けての議事等の確認を行いました。

リモートの設定中 PCの確認 本部会の様子

本日は、密を避けるという感染防止の徹底を図るため、生徒ホールをベース(起点)として、視聴覚室においても同時中継・参加できるように、Zoomを使用した会議システムを導入し、ある意味で実験的な試みを行いました。本部会終了後、同じ生徒ホールにて、第1回常任理事会が開かれ、各会の会長挨拶に続き、校長から学校の近況について報告させていただきました。その後、①ICTを活用した会議について、②会則の改正について、③総会開催の方法について、④クラス懇談会について、協議・確認を行いました。

司会進行の様子 視聴覚室の様子 密にならないように

理事会の様子 教職員紹介 役員紹介の場面

常任理事会終了後、第1回理事会が生徒ホールをベースに、視聴覚室での同時展開で行われました。令和2年度事業報告・決算報告及び監査報告がなされました。また、会則の改訂に続き、令和3年度役員改選案・事業計画案・予算案が承認され、総会へ諮ることになりました。諸連絡の後、閉会となりました。コロナ禍におけるPTA関係の会議の在り方について、これまで検討を重ねていただきましたが、本日はICTを駆使しながら見事に終えることができました。新井PTA会長様をはじめ、関係の方々の大きな力添えに深く感謝いたします。次回は、5月14日(金)に総会が予定されています。今年度もどうぞ宜しくお願いいたします。

校長日記 新入生歓迎会にて

4月13日(火)午後の時間において、「令和3年度新入生歓迎会」がオンラインによって実施されたました。全クラスのスクリーンを通して、新入生歓迎会実行委員会・多田委員長(3-8)のオープニング宣言に続き、有志団体の歓迎動画の再生が行われ、学校中が歓迎ムード一色に染まりました。

本部の様子 動画の再生 教室の様子

また部活動の様子なども映され、1年生はスクリーンに釘付けでした。また、川女生なら誰でも知っている「ハッチ」の舞の紹介映像が流れ、歓迎会はさらに盛り上がりました。途中休憩を挟み、本部会場(第一多目的教室)において、実行委員が集結し、後半の歓迎会を運営しました。まさに、川女生による川女生のための新入生歓迎会です。

後半の司会進行もお見事 クラスは盛り上がる ゲスト出演の校長

後半のイベントは「〇×ゲーム」。すべて川女に関するクイズ大会。10問出題されましたが、校長にまつわるクイズも出され、各クラスは盛り上がりも最高潮となりました。委員会の企画ハッチ班長・藤田さん(3-2)の司会進行もお見事でした。10問中9問正解は、3年生4クラス・2年生4クラスでした。さすが、川女歴の長い上級生。昨年は実現できなかった新入生歓迎会は、様々な工夫や技術を駆使して、無事に終了できました。新入生歓迎会実行委員会の皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、新入生の皆さん、あらためて、ご入学おめでとうございます。

校長日記 マンドリン部・第54回定期演奏会にて

4月11日(日)第54回マンドリン部定期演奏会がウェスタ川越で行われ、保護者などの関係者の皆さんが来場されました。昨年度は感染症拡大防止により、完全に中止になってしまった定期演奏会。今年度は、状況をみながら、来場者を大幅に限定させていただき、感染防止を徹底しながら、実施することとなりました。昨年6月以降に学校が再開となり、多くの制約・制限の中にもかかわず、本日の定期演奏会を開くことができました。

ウェスタ川越の会場 入口で検温 完全感染防止

開演前のステージ いよいよ開演です この日を待っていました

今回の定期演奏会は、2部構成。第1部は、大曲と3年生ステージ。そして第2部は、ポピュラー曲構成でした。特に、第1部の最後曲「you raise me up」は繊細なメロディーに乗せながら、「あなたの存在が私に力を与えてくれるから、自分を超えて頑張れる」というメッセージが伝わってきました。

後半のポップス 3年生最後のステージ 部長の挨拶

そして休憩を挟んで、第2部の開始。「コンパス・オブ・ユア・ハート」に続き、「カイト」の演奏を聴きながら、部長による3年生の部員紹介。42名の3年生を見事にまとめあげた今田杏佳さん。部長としての最後の挨拶では、演奏会が実現できなった1つ上の先輩たちへの労い・感謝の気持ちを伝えていました。1日も早く、制限・制約のない日が来ることを願いながら、美しいマンドリンの音色に心が癒されました。部員の皆さん、保護者の皆さん、ご指導いただいた先生方・顧問の先生方、関係の皆さん、本当にお疲れ様でした。

 

校長日記 令和3年度入学式にて

4月7日(火)令和3年度入学式が保護者のご参加をいただく中、無事に挙行されました。新しい制服姿の初々しい新入生358名が入学許可となり、「川女生」の仲間入りをしました。まだまだ制約の続く中ですが、充実した3年間を過ごして欲しいと願っています。

入学生の入場 式の様子 新入生全員

厳粛な中 代表者の言葉 誓いの言葉

呼名の様子 学年の先生方 クラス開き

厳粛な雰囲気の中、入学式は進行していきました。校長式辞(下段参照)の後、新入生代表の言葉(1-8相原美愉さん)と続き、358名の新入生が「川女生」となりました。

クラスごとに はい、ここですよ クラス写真の風景

そして、翌日(4月8日)の晴れ渡る青空の下、桜の花を背にしながら、クラス記念写真を撮影しました。天候同様に、晴れ晴れとした新入生の笑顔も満開でした。いよいよ川女での生活がスタートしました。皆さんの活躍をお祈りしています。

  

《 令和三年度入学式・式辞 概要 》

 新入生の保護者の皆様の御臨席を賜り、ここに埼玉県立川越女子高等学校令和三年度入学式を挙行できますことは、私たち教職員や在校生にとりまして、大きな喜びであります。
ただいま本校への入学を許可いたしました358名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんは、弛まぬ努力が実を結び、難関の入学試験を自らの力で突破され、川越女子高校での「学びの扉」を自らの手で開くこととなりました。
本日から皆さんは、川越女子高校の一員となりました。これまで皆さんを保護者やご家族の方々が、支えてくださったことを忘れずに、充実した高校生活を送ってほしいと願っています。
この川越女子高校は、創立百十年を超える、埼玉県でも有数の歴史と伝統のある女子高です。本校では、「学力の向上」と「人格の陶冶」を二本柱として、様々な教育活動を展開しています。さらに、平成十八年度から三期にわたり、文部科学省の「スーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)」指定校として、文系理系の区別なく、科学的思考力を培い、国内外で活躍する人材の育成に力を入れています。
さて、高校生活への期待と希望に満ちあふれている新入生の皆さんに、「真の川女生」になるために、実践してほしいことが二つあります。それは、「学びに貪欲であれ」ということと、「常に謙虚であれ」ということです。
まず、一つ目の「学びに貪欲であれ」とは、本校の教育の二本柱の一つである「学力の向上」につながる言葉です。本校には、多様な学びの場が整っています。日々展開される「質の高い授業」、教科領域を越えた深い学びである「教科間連携授業」、大学等研究機関の特別講師による「出前授業」、新聞を活用した「NIE」、自ら課題を設定し取り組む「課題研究」、SSHによる「サイエンス教室」や「出張講義」など、魅力的で刺激的な学びの場を積極的に活用し、「貪欲な学び」を実践してほしいと思います。それが、本校の目指す「学力の向上」に必ずつながります。 
そして二つ目の「常に謙虚であれ」とは、本校教育の二本柱の二つ目である「人格の陶冶」につながる言葉です。この度のコロナ禍において、終わりの見えない不安の中、いかに「思いやり」の心を持ち続けられるのかが、問われています。人の心は誰にも見えませんが、「心遣い」は誰にでも見えます。また、人の思いは見えませんが、「思いやり」は誰にでも見えます。新入生の皆さんには、優しく謙虚な人になってほしいと思います。自身の人間性に磨きをかけ、「常に謙虚であれ」を実践してほしいと思います。それが、本校の目指す「人格の陶冶」に必ずつながります。
ところで、日本近代経済の父である渋沢栄一翁は、「道徳経済合一説」により、「私益を追求するのではなく、利益は等しく民に分配されるべき」と節理ある経済の在り方を唱えました。新入生の皆さんは、学びから得た知恵や知識を自分のものだけにせず、社会に還元する使命を感じながら、この川越女子高校で三年間学び尽くしてください。これから始まる川女生としての生活が、有意義で、生き生きとした活気に満ちたものとなることを祈念し、式辞といたします。

令和三年四月七日 埼玉県立川越女子高等学校 校長 桑原 浩

校長日記 新しいパン販売(業者)になりました!

4月6日(火)よりパン販売業者が「カフェ&ベーカリー どんなときも」(社会福祉法人皆の郷)さんに替わり、早速販売が開始されています。これまで販売していた同じ場所(本館・新館通路)にて、自家製焼き立てパンが購入できます。

早速購入 豊富な種類のパン どれにしようか。。

豊富なパンの種類で、ついつい迷ってしまいそうですが、甘いものからエスニックなものまで沢山揃っています。担任からの連絡・情報を受けて、一番乗りで購入する生徒の姿がありました。この業者さんは、川越総合高校やウェスタ川越でも販売しています。評判を聞きつけ、これから行列ができるお店になりそうです。

校長日記 令和3年度始動開始!

4月6日(火)令和3年度着任式及び始業式が行われました。令和3年度がいよいよ始動しました。着任式及び始業式は感染防止のため、放送室からMeetによるオンライン集会という形で実施されました。着任式では、予め配布された資料プリントを生徒の皆さんは参考にしながら、校長より転出者および転入者の紹介を行いました。着任式の最後では、着任された先生方を代表して、河津先生から着任のご挨拶をいただきました。

放送室の様子 放送室で音声チェック 着任者代表あいさつ

そして、始業式では、校長講話(下段参照)に続き、武藤進路指導主事からお話をいただきました。川女の皆さんの先輩の経験談を踏まえながら、「不得意科目の克服が大事。計画を立てて学習を何度も繰り返し定着を図る。受験勉強は特殊ではなく、まずは授業を大切にしよう。勉強は本来楽しいもの」というお話でした。2年生も3年生も、その年次に合った段階的な学習状況を整えていって欲しいと思います。

校長講話の一コマ 教室の様子 武藤進路指導主事の講話

令和3年度、皆さんはどんな年度を過ごしますか。充実した時間を過ごせますように願っています。今年度も共に高め合っていきましょう。さらに、感染症防止の対策も引き続き、ご協力をお願いします。

 

《 始業式・校長講話概要 》                            
 いよいよ令和3年度が始まりました。入学式では358名の新入生が川女の仲間を入りします。総勢1、078名の皆さんと共に、切磋琢磨しながら、充実した高校生活を送って欲しいと思います。
 さて、前回の全校集会でお話した「Negative Capability」のことは覚えていますか。「問題の答えを性急に出さず、未解決の問題にせっかちに帳尻を合わせず、いわば宙ぶらりんの状態に対して我慢して持ちこたえる力」について、お話をしました。本日は、「Negative Capability」と同じように、これから皆さんに身につけて欲しい力として、「Critical Thinking」について、お話をしたいと思います。

 「Critical Thinking」というのは、「批判的思考」と訳されます。「批判」と聞くと、受容せずに攻撃するといった、マイナスイメージを思い浮かべることが多いかも知れません。
しかし、「批判」の「批」は「事実を突き合わせる」、「判」は「見極める」、つまり、相手の意見を聴いて、「本当かな」と疑いながら、多面的に自分なりに考えを見直すことです。「批判」ということばは、マイナスではなく、むしろプラス的な言葉なのです。

 では、「Critical Thinking」とは、どんな思考方法なのでしょうか。「Critical Thinking」とは、「見かけに惑わされず、多面的・多角的に物事を捉えて、本質を見抜く」ための、思考方法なのです。多面的・多角的に捉えるということは、客観的に分析し、思考することが必要です。そんな意味で、「Critical Thinking」は、「複眼的思考」などと呼ばれることもあります。感情的な推論はせずに、常に客観的事実を評価しなければならないのです。

 川女生の皆さんには、この「Critical Thinking」に磨きをかけて欲しいと願っています。すでに皆さんは、毎朝教室に配られる複数の新聞に触れていますが、新聞によって、様々な考え方や捉え方があることに気づいているでしょう。場合によっては、正反対の解釈や解説の新聞を目にすることもあったでしょう。大事なのは、新聞に触れながら、「本当かな」と疑いながら、多面的に自分なりに考えてみることです。
 しかし、自分なりに考える前に、まずは、対象や物事の問題をきちんと理解していなかればなりません。客観的把握をベースとした正確な理解を行った上で、再度、自分なりに分析し吟味する力、すなわち「Critical Thinking」を発揮して欲しいのです。

 本日より、新しい年度が始まりました。まだ、制限・制約はありますが、充実した川女生活を過ごして欲しいと思います。今年度も皆さんの活躍を応援し続けていきたいと思います。
 以上で、お話を終わります。