2020年12月の記事一覧

校長日記 エンパワーメント・プログラム実施にて

12月26日(土)から28日(月)の3日間、本校生徒ホールにて「Empowerment Program」が行われました。複数の英語ネイティブスピーカーのコーチ指導のもと、段階的に数々のセッションをこなし、英語力の向上だけでなく、英語で考え・英語で意見をいい・英語で議論するといったスキルを獲得し、最終的には「自分の将来目標について深く考える力」を養うことを目指したプログラムです。今回は、(株)アイ エス エイのご協力を得て実現し、1学年の希望者29名が参加しました。与えられたテキストに沿って、事前の課題の予習もあり、生徒たちはしかり準備してきていました。

ただいまセッション中 しっかり説明を聞く みんなで輪になって

机の上のもの 楽しそうな教材 盛り上がるセッション

初日は、効果的な英語プレゼンテーションの仕方、Positive Thinkingについて実践を通して学びました。2日目は、My identity・Leadership・SDGsについて協議を行い、さらに英語力に磨きをかけ、最終日は、グローバルな観点からのSDGs・学ぶことの意義・自分の将来を見据え「明日から何を始めるべきか」を一人一人プレゼンテーションしました。自分の夢を皆の前で堂々と語ったり、自分がこの3日間いかに変化してきたかを語ったりする姿は頼もしかったです。

発表会当日 堂々と語る 緊張せずに発表会

自分の夢に向かって セッションの図柄 熱弁する生徒

このプログラムの体験を通して、さらなる自分の可能性に気づき、自己研鑽に努めながら自己を高めていって欲しいと思います。セッションでの参加者の笑顔や自信に満ちた顔が印象的でした。頑張れ、川女生。

 

校長日記 年末全校集会にて

12月24日(木)年末の全校集会をオンラインで行い、生徒の皆さんは各教室で参加しました。

その前に大掃除。1年間お世話になった教室・施設に対して、心込めて全校で綺麗に清掃しました。

校長室の清掃 事務室の窓ふき 全校集会の様子

全校集会では、校長講話(別途・概要参照)に続き、進路指導主事・生徒指導主任からお話をいただきました。進路指導では「制限のある生活が続きますが、その時間を前向きに捉え、弱点の強化に努めるチャンスとしよう」「諦めないでチャレンジし続けよう」というお話でした。また、生徒指導では「これまでの生活を振り返り、服装の着こなしなど留意しましょう」「心が疲れないために大切なこと。人は人、自分は自でいい」というお話をいただきました。

武藤進路主事のお話 話を聴く生徒たち 野中生徒指導主任のお話

水泳部壮行会 花束贈呈 合格祈願鉛筆!

 最後に、生徒会主催の「壮行会・報告会」が行われ、水泳部の石井恵美さん(3-2)の全国大会出場のお祝いを行いました。数々の大会が中止・延期となり、関東大会等はなくなりましたが、「第44回埼玉県室内選手権」において、女子50メートル自由形で日本高校選手権大会への参加資格記録を既にクリアしており、石井さんは見事に全国大会への出場を果たしました。以上をもって、今年のオンラインでの集会は終わりとなりました。なお、校長講話の最後に、3年生限定のプレゼント(合格祈願鉛筆「花の香高く われ咲かむ」)の告知も行いました。合格祈願鉛筆は担任を通して、3年生にわたりました。3年生のこれからの健闘を心から祈っています。

 

 

《 全校集会・校長講話(概要) 》「Negative Capabilityとは」
 
 早いもので、12月の年末を迎えることとなりました。
生徒の皆さんには、今まで感染症防止のため、様々な取組にご協力いただき、ありがとうございます。今後も引き続き、緊張感をもって取組をお願いします。
 この新型コロナウィルス感染症の拡大によって、行事が中止や制限されて不満に思い、先が見えないことにより不安になっている人も多くいるでしょう。また、なかなか前向きになりづらく、負の連鎖に入り込んでしまいがちのことと思います。そんな時だからこそ、Negative Capability の考え方を紹介したいと思います。
 このNegative Capability という言葉をはじめて使ったのは、イギリス人の詩人キーツだといわれています。ジョン・キーツは19世紀末から20世紀初頭に活躍した有名な詩人です。キーツの時代は、フランスではナポレオンが活躍し、ヨーロッパが混乱していた時代でした。そんな中、このNegative Capability という言葉が使われだしました。
このNegative Capability とは「問題の答えを性急に出さず、未解決の問題にせっかちに帳尻を合わせず、いわば宙ぶらりんの状態に対して我慢して持ちこたえる力」という意味です。平たく言えば、「どうにも答えの出ない事態に対して、ひたすら耐える力」という意味です。
 皆さんは、私も同じですが、答えのない問題はない、と思いがちです。どうにかして答えを出そうとします。しかも、出来るだけ早く答えを出そうとします。学校の授業では、どうでしょうか。授業において、答えのない問題に出会ったことはありますか。思わず、答えを早く出そうとしていませんか。この答えを出そうという姿勢は誤りではありません。しかしながら、Negative Capability の考えには沿いません。
 Negative Capability の考えでは、答えがすぐに出ない状況を苛立つことなく、むしろ楽しむことが大切だ、ということになります。
 今、私たちは新型コロナウィルス感染症という未曾有の問題と闘っています。様々な分野の専門家たちが、その収束・解決策を打ち出そうと藻掻いています。答えはなかなか出ませんが、諦めずに事態に耐えながら、模索を続けています。Negative Capability という能力をまさに発揮しているといえるのではないでしょうか。
 ところで、このNegative Capability と対峙した能力があります。それは、Positive Capability 「正の能力」「陽性能力」と訳され、「様々な知識を駆使して、的確かつ迅速に解決する能力」のことです。
皆さんは、今まさに、このPositive Capability を身につけるために学校の授業を受けている、といっても過言ではありません。まずは、問題解決の基盤となるPositive Capability をしっかり身につけることが大切です。しかしながら、一方で、簡単に解決できない問題もあることを知ることも重要です。しかも、簡単に解決できないから諦めるのではなく、「もちこたえて、我慢して、落ち着くところに落ち着くまで解決を目指していく」ことも重要なのではないでしょうか。
 これからも、学べば学ぶほど、未知の世界が広がっていくでしょう。学習すればするほど、その道がどこまでも続くことがわかってくるでしょう。「さらに学びを続けたい、さらに先を見てみたい」という、それこそが真の学びの姿だと思います。これからの社会は、そう簡単に解決できそうもない問題に満ち溢れています。まずは、学校での学びによって、Positive Capability を広げ、途中で投げ出さず、腐らないで、耐える力 Negative Capability を身につけ、学び続けて欲しいと願っています。

 明日から1月6日まで冬休みとなります。健康管理には十分留意して、思い思いの充実した休みを過ごしてください。元気な笑顔で、また会いましょう。
 

 

校長日記 観望会にて「Great Conjunction」堪能

12月23日(水)放課後、地球天文部主催の観望会が本校屋上にて行われました。一昨日から話題になっている、木星・土星の大接近「Great Conjunction」を地球天文部が準備・設定してくれた望遠鏡にて、観望することができました。

屋上への入り口「案内板」 夜空を見る 部員の解説

見えるかな 大きな望遠鏡 木星と土星の模型

望遠鏡では、木星と土星がくっきりと確認できました。また、部員による含蓄のある専門的な解説を聴くことができました。いくらか寒かったですが、夜空を皆でゆっくりと眺め、心が温かくなるひと時を過ごすことができました。次の「Great Conjunction」は見ることができるでしょうか。

校長日記 3年進路決定者ガイダンスにて

12月22日(火)3学年の進路決定者を対象とした「進路ガイダンス」が放課後、生徒ホールにて実施され、該当の3年生がガイダンスに参加しました。校長挨拶に続き、武藤進路指導主事・皆川学年主任のお話がありました。参加した生徒たちは真剣に話に聴き入っていました。そして最後に、保健体育科・黒澤先生から諸注意・連絡がありました。

全体の様子 武藤進路指導主事のお話 学年の先生に見守られて

皆川学年主任のお話 真剣にメモをとる生徒 体育科・黒澤先生から

進路が決まり、達成感・解放感を感じている今だからこそ、学年主導のガイダンスを通して、今までの自分・これからの自分を見つめ直して、さらに一層成長して欲しいと先生方は願っています。残り少なくなってきた高校生活、それぞれ思い・感じることがあった貴重なガイダンスの時間でした。皆さんの、ますますのご活躍・飛躍を祈っています。

校長日記 「高校生のための教員志望者説明会」にて

考査も無事終わり、授業開始となった12月21日(月)放課後、会議室にて「高校生のための教員志望者説明会」が実施され、30名ほど(1・2年生)の川女生が聴講しました。教育委員会の教職員採用課の事業の一環で、本校では毎年この時期に行っている行事です。

小相沢管理主事の紹介 皆さん真剣に聴く メモをとる

説明会では、①教員の魅力について、②教員になるためには、③実際の採用問題について、などを具体的な体験等を交えながら、担当の方に熱心にお話をしていただきました。生徒たちは真剣にメモをとりながら、説明に聞き入っていました。明日を担う子どもたちに関わる仕事として、「教員」という職業選択をして、次に続く川女生が出てくることを大いに期待しています。

 

校長日記 川越市による「指定文化財・明治記念館」の説明板設置にて

本校の「明治記念館」は平成26年に「川越市指定有形文化財・建造物」として指定されました。その後、川越市文化財保護条例により適切に保存されています。その一方で、現在も部活動・同窓会・PTA活動等で「現役」として使用されています。同窓会のご尽力により、明治記念館の校舎との入口付近には、すでに「説明版」が設置されています。

設置中の看板 工事関係者の方々 金属製の説明版

本日、川越市より明治記念館の正面入口付近に「記念説明板」が新たに設置されました。この説明板は金属製のもので、当時の校舎の配置図や建物保存の経緯などが表記されています。生徒の皆さんには、ぜひ新たなる「記念説明板」を見て欲しいと思います。当時の様子を振り返りながら、伝統ある本校で更なる学びを深めてきましょう。

校長日記 サイエンス教室にて

12月5日(土)土曜授業の放課後、第二化学室において「サイエンス教室」が行われ、30名ほどの生徒が参加しました。今回のテーマは「液体窒素」。本校理科教諭・飯島先生を中心に担当スタッフが生徒をサポートしました。今回は感染症防止の観点から暫く延期されていましたが、再度企画運営を行い、興味関心のある1・2年生の生徒たちが集まりました。

まずは、留意事項を さあ、始まります 気を付けてね

全体の様子 氷もマイナスの世界に 次々と実験を行う

マイナスの世界の液体窒素、まずは担当教員から本時のねらい・留意事項について講義を行いました。そして、準備した液体窒素を各班に小分けし、いよいよ様々な実験の開始です。氷を液体窒素に入れた後、水滴の入ったシャーレに氷を戻して観察。小分けされた液体窒素をそのままテーブルにこぼして観察。貫通したガラス管を液体窒素に入れて観察。。。次々と予測を立てた上で、実験を行い学ぶ、という形式で講義は進みました。

花もなくなる 液体窒素に花を 液体窒素に入った花

そして、生花(バラ)を液体窒素に入れて取り出し、手で感触を確かめてみた瞬間、花はアッと間に粉々になっていく実験へと移りました。その他、磁石や電気などとの関係といった実験を行いました。変化が目に見える実験が多く、その度に生徒からは歓声がわき、カメラ(スマホ等)で記録をとりました。感染症防止対策を行いながら、少しずつサイエンス教室などのSSH事業も実現できるように進めています。次の「サイエンス教室」が楽しみです。

校長日記 外部講師による特別講座ラッシュ

12月3日(木)本日は外部の方を招いての特別講座が2本ありました。まずはSSH事業の一環として、「実践で学ぶ統計的データ分析」と題して、1年SSHクラスの生徒を対象とした特別講座が2・3時限目、パソコン室において行われました。今回は、課題解決の際に必ず必要とされる「データ分析」を知り、今後の本校での様々な取組に生かす機会となって欲しい、という願いで実現したものです。

まずは、厳重に「密回避」のための検温 事業所スタッフの方も参加 まずは、日立の取組について

さあ、始まります 講師の先生登場 何が始まるのかな

この特別講座では、日経サイエンス様のご支援のもと、(株)日立システムズ様のご協力を得て、データサイエンティストである板井様をお招きし、「データサイエンティストとは」「データ分析のプロセス」「基本統計量の扱い方」などの講義を受け、実際にデータを扱いながら演習課題に取り組みました。あるテーマパークの入場者数と売り上げ等の仮想データをもとに、いかにして売上高の向上を図るか、という課題に対して生徒たちは挑みました。

情報の先生も参加中 お互いに学び合い 講師自らご指導を

そもそも分析課題設定の際、「何のために調査や研究を行うのか」と言語化することが重要であり、統計的分析のためにデータが満たすべき条件(意味のあるデータの件数・中央値と平均値・標準偏差・ヒストグラム正規分布)などについて、基礎から学びました。その世界の一線で活躍している方に直に指導をいただく貴重な時間を過ごすことができました。今後、課題研究に取り組む際に、大いに参考になったことと思います。「データ分析力」がいかに重要かを川女生たちは理解したことと思います。終了後は、関心をもった生徒たちからの大量の質問コーナーが大盛況でした。

 

多目的室は外国に コーディネーターの井上さん 浅見先生の運営

満員盛況でした リッチさんと会話 さあ、質問コーナーです

そして2本目は学習指導部主催の出張講義です。放課後の時間帯で多目的教室に視聴を希望した生徒たちが集まり、出張講義が始まりました。今回は、本校元PTAの井上様がコーディネーターとなっていただき、井上様の勤務先である New York Times東京支局から、Motoko Rich支局長様の講義の機会をいただきました。支局長様は、生い立ちから今の仕事に至るまでの経緯、ジャーナリストの仕事、世界の政治経済など多岐にわたる幅広いお話をしていただきました。

勇気を出して質問を 解説をする浅見先生 真剣に質問する

そして、質疑応答のフリータイム。"favorite article" "political issue" "reason for becoming a journalist" "important thing for writng" などについて、生徒たちは次々と英語で質問をしていました。時間が経過するにつれて、教室はとってもアットホームな雰囲気になり、内容の濃い貴重な時間を過ごすことができました。このような素晴らしい機会をいただいた井上様、リッチ支局長様に感謝いたします。「記事は何種類も予め書き留めておき、真実を調べ確認し、いかに早くスクープ記事を出すか」という言葉が印象的でした。