2020年6月の記事一覧
校長日記 令和2年度第1回SSH運営指導委員会にて
6月27日(土)今年度第1回目となる「SSH運営指導委員会」が会議室にて行われました。埼玉大学名誉教授・町田武生先生をはじめ5名の委員の先生方、高校教育指導課・総合教育センターから3名の指導主事の方々が来校され、熱心な協議を行いました。今回は、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、生徒による「課題研究発表会」が残念ながらありませんでした。
委員会設置の趣旨説明後、町田委員長・石井副委員長の選出が承認され、いよいよ運営指導委員会の発足となりました。本校の担当教員から「今年度の事業計画」「教科間連携」「SSHクラスとSSGの課題研究」「全員課題研究」の状況説明を行い、それぞれについて貴重なご意見をいただきました。「見える化」「体系化」といった言葉が、今回のキーワードのように思いました。今年年度は第3期4年目となり、第4期の申請を見据えながら、様々な取組に果敢に挑んでいきたいと感じた会でした。
校長日記 通常登校の放課後の一コマ
6月22日(月)から通常登校が始まりました。これまでと違い、丸一日の時間割をこなす日々となりました。体力不足からくる体調不良などが心配ですが、生徒の皆さんは「3密」を意識しながら、授業に取り組んでいます。また、部活動も制限のある中ですが再開され、日に日に学校に活気が戻ってきています。
放課後の部活動では、2・3年生が活動する様子を新入生による見学・参加も始まりました。「1年生がたくさん観に来てくれて、涙がでそうなほど嬉しい」という声を沢山聴きました。マスクをつけながら、渡り廊下2階から音楽部の「ハレルヤ」が響き渡っていました。
そんな中、各クラスに配置予定の「サーキュレーター」が搬入されました。HR教室を中心として、密になりがちな教室に設置し、換気を促進させる機器です。換気扇だけでなく、空調を入れて窓を開放しながら、かつ「サーキュレーター」で換気を円滑に行うものです。また、1階を中心に開放された窓をカバーするために、網戸も新調しました。環境を整えて、安心して学習活動に取り組んで欲しいと思います。生徒の皆さんは、引き続き「検温報告」などの徹底をお願いします。
校長日記 通常登校に向けて
6月1日(月)から登校が再開され、これまで分散・時差登校を行ってきました。改めて、生徒の皆さんや保護者の方々のご理解ご協力に感謝します。6月22日(月)からは通常登校となります。これまで午前・午後分散での授業でしたが、丸一日の授業となります。体調を整えて、1つ1つ前を向いて進んでいきましょう。
分散登校の最終日となった本日の放課後、担任との面談を行っている姿が各クラスで見受けられました。中には、窓を開放しながら正面を向いての面談風景もありました。対面でないため違和感を感じますが、感染症防止の観点から実施しています。また、生徒の下校後に先生方が分担をして、校舎の共有箇所(ドアノブ・手すり・スイッチなど)のアルコール消毒をこれまで行ってきました。今後も校内の環境衛生管理の徹底を行っていきます。生徒の皆さんもご協力をお願いします。各人で実践すべきことを考えて行動していきましょう。
校長日記 1学年対象「入校時OT」にて
6月10日(水)午後の授業終了後、昨日に続いて「1学年対象の入校時OT(オリエンテーション)」がオンラインで実施されました。会議室において、教務・生徒指導・進路指導・情報(モラル等)・SSHなどを主担当している先生方が集まり、各教室HRで待機している生徒たちに対して、ネットを通じての映像・音声をスクリーンで映しながら、入学後の様々なオリエンテーションが行われました。
事前に配布されたシラバス・進路のしおり・生徒手帳などを生徒たちは参照しながら、教室に備えたスクリーンでオンラインによるガイダンスに聴き入っていました。各教室には担任が監督として待機し、生徒への迅速な対応も行っていました。
川女生になって早2か月を過ぎましたが、授業は先日再開したばかり。本来ならば、入学後間もない時期に体育館等で行うオリエンテーションですが、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、「3密」を避けた工夫ある新しい形でのOTとなりました。少しずつ「川女生」としての自覚と誇りを感じ、充実した高校生活を送って欲しいと切に願っています。
久しぶりの登校で、まだ体が慣れないので不調(筋肉痛など)になっている1年生もいる、という情報も入っています。身も心も整えて、川越女子高校での生活の基盤を作り上げて欲しいと思います。これから過ごす3年間が楽しみです。いつでも、先生方は皆さんを応援しています。
校長日記 本日から授業始まる
6月8日(月)今週から「変則的な」授業が始まりました。「時差・分散登校」により午前・午後組での登校となり、久しぶりの授業となりました。1年生にとっては川女での初めての授業。どの教室でも「3密防止」に留意しながら、中身の濃い授業が展開されていました。
体育館では、「3密」や熱中症を回避するために、窓を全開にし、人との距離を取りながら、1年生対象の授業の真っ最中でした。また、生物や保健の授業では、早速「感染症」に関する学習を行っていました。
チャイムとともに机・椅子を引く音が校舎中に響き渡り、「始まった」と実感しました。改めて、生徒や保護者の皆様の今までのご協力ご理解に感謝したいと思います。教室の様子がいつもと違うのは、半数になった生徒の数。そして、声などが聞こえてこない、ということ。しかし、生徒たちは集中しながら、貴重な時間・貴重な瞬間を大切にしていることが伝わってきました。
また、音楽の授業では発声・合唱・合奏などが出来ない状況の中、モーツァルト「アマデウス」のDVDを鑑賞する姿がありました。さらに、「3密」を避けながらペアワークを行う英語の授業の様子も見られました。制限が多い中でも、先生方は工夫しながら教育活動(授業)を展開しています。これからも、朝の検温報告等の健康管理を徹底し、元気な姿での登校下校が見られますように。