2026年9月の記事一覧

【SSH】9/15 東京農工大学農学部研修

 

 紫苑祭代休の9月15日(火)に生徒11名で東京都府中市の東京農工大学農学部に伺い、午前、午後と2つの研究室を見学し、講義、実験に参加しました。

 午前は農学研究院動物生命科学部門 准教授のオブライエン悠木子先生の講義を聞き、研究室を見学しました。
先生は鳥の感染症で人間にも感染する恐れのあるものについて研究されています。駅や公園にいるドバトやその他の鳥類でオウム病の菌を持っているものがいて、鳥の糞からヒトに感染するのではないかと考え、たくさんの糞を集めて菌を保有しているか調査されているそうです。オウム病は特に妊婦が感染すると重症化することが多いので、原因の解明が待たれています。このほか、先生が大学時代にフィリピンに留学して研究した時のお話や、研究室で多くの留学生を受け入れていることなど、研究者としての様々な仕事内容を分かりやすく語っていただききました。

 

 午後は農学研究院 国際環境農学部門 准教授の小木曽映里先生の指導で、大豆種子からのDNA抽出の実験を行いました。実験の前に、先生の研究室に所属している大学生、院生の方の研究紹介がありました。実験は大豆をつぶしてシリカ(珪藻土)に吸着させ、洗浄して不純物を取り除き、最後に吸着したDNAを溶液中に戻し、染色してその色の濃さから抽出したDNAの濃度を測定するというものです。先生は実験をただ指示通りに行うだけでなく、なぜそうなるのか原理を考えながら行うことが大切だと話されていました。生徒たちはごく少量の溶液をとれるマイクロピペットを使うのが初めてで、操作法を教わりながら実験していました。

 

【参加した生徒の感想】
・以前から農工大の共同獣医学科に興味があり、夏休みのオープンキャンパスもチャンスを逃してしまったので「今度こそは!」と思い今回の研修に参加しました。期待していましたが、その期待値を大幅に超えた研修でした!!オブライエン先生のお話はフランクでありながら人と動物を媒介とする感染症についての話や全国での発症例などを自身の経験を交えて話してくださいました。2時間くらいの講義だったと思いますが本当にあっという間でした!少しでも生物や農学に興味がある人は足を運ぶことを強くおすすめします!自分の進路の視野がさらに広がりました。楽しかったです。
・今日の講義を受けて、物事を多面的に見ることが自分以外の人の立場に立って広い視点で捉えることだと改めて強く感じました。私は共同獣医学科に興味があったのですが、動物の病気のことを調べることが人の健康を守ることにも繋がることが印象に残っています。午後の実験でもただ完成された実験を行うのではなく、その実験の手順や実験材料がどうしてそのようになっているのかの理由の部分まで学びながら実験することができ、とても興味深い実験でした。農工大のことを少しでも知ることができ、進路に活かすことができそうだと感じました。
・普段は経験できない貴重な体験をすることができ、非常に有意義な時間だった。今回の行事を通して大学や研究に対してのイメージができ、知識を増やすことができ、良い経験になった。
・オウム病について、妊婦さんと普通の人とでは、こうも症状の出方が変わってしまうのかと驚きました。妊婦さんは軽い気持ちで動物と関わってはいけないのだと知りました。胎盤がなぜ病の源になるのかも気になります。人間以外にも影響を与えるのでしょうか。それについての文献など触れてみたいです。農工大は気になっていた学校だったのでこの研修に参加できてよかったです。大学院生の方のお話が聞け、学校の雰囲気も見ることができました。このような研修があれば是非また参加したいです。
・私は、何か人の助けになる勉強がしたくて農学部を志望していました。獣医学科は視野に入れていなかったのですが、講義を聞いて、獣医学科でも人の命に関わることへの研究が行われていることを知りました。これから大学を探す時は学部の名前にとらわれず、研究室などを見て検討したいと考えます。
・初めてSSHの活動に参加してみて、初めは不安だったけど同級生の人とも仲良くなれて、自分の視野を広げることができたので良かったです。農工大はもともと気になっていたけど、実際に来てキャンパスを見たり先生のお話を聞いたりしてよりいいなと思う気持ちが強まりました。今まではなかなか挑戦しようと1歩を踏み出すことができていなかったけど、いざやって見るととても楽しくて、興味を深く持つことができたのでよかったです。また様々な活動に参加していきたいなと思いました。
・農学に興味があるかわからなかったので、今回参加してみました。実際に講義を受け実験をして先輩方からお話を聞いて、大学生活をイメージすることができました。また、パンフレットだけではわからない雰囲気を感じることができ、とても良い経験でした。様々な分野と比べてみて、自分が興味があるものを探したいと思います。
・先月行ったオープンキャンパスでは見られなかったところを見れて、さらに実験もできてとても学びになったと思う。
・今回初めて農工大を訪れてみて、とても自然豊かで静かで落ち着いていていいところだなと思いました。駅からのアクセスはとてもいいわけではなかったけど、畑や乳牛舎が近くにあるのはいいところだなと思いました。
・第一志望にしたタイミングが遅く夏のオープンキャンパスには行くことができなかったので、この時期に行くことができてよかったです。行きたい学科の講義はなかったけど、大学の雰囲気はよくわかったし、いい経験になったと思います。先生の話も面白くて、また機会があったら参加してみたいと思いました。

 

【紫苑祭】おかしな実験室

9/12㈯,13㈰の川越女子高校の文化祭の紫苑祭では、『おかしな実験室』として、以下の3つの実験を行いました。

〇 「おんさ」の不思議【物理】

〇クラドニ図形【物理】

〇ゾウの歯磨き粉【化学】

整理券で時間を指定しながらの開催となりました。

生徒自身がスライドの最後で『身近にある科学を探してみてください』と締めていましたが、まさしく、その通りだと感じています。小学生から大人まで、幅広い年齢層の方々に来ていただきました。

お越しいただき、ありがとうございました。