2025年11月の記事一覧
【サイエンス教室 生物】ALDH2の多型遺伝子解析実習
11月22日(土)13:00~16:30 生物実験室にて
かずさDNA研究所の支援をいただき、ALDH2の多型遺伝子解析の実験実習を行いました。
希望制の実習で27名の生徒が参加しました。
ALDH2(脱水素酵素2)遺伝子は、ヒトの12番目の染色体にある遺伝子で、飲酒後にアセトアルデヒドから酢酸に分解する化学反応の酵素の有無を決めています。簡単に言うと、この遺伝子の有無によってお酒に強いのか弱いのかを判定できます。
最初はマイクロピペットの扱い方の練習をしました。マイクロピペットをを扱うのは初めてという生徒がほとんどでしたが真剣に器具の操作を覚えました。サンプルは自分の頬の細胞です。自分の細胞を綿棒でこすり取り、処理をしてDNAの単離を行いました。さらにPCRにて増殖させました。PCRの待ち時間には、かずさDNAの方から、DNAについて詳しい講義がありました。PCRでDNAを増幅後、そのサンプルを電気泳動にかけました。生徒は結果判定に興味津々で、暗室でゲルに光を当て結果がわかると、一喜一憂の声がしました。3時間半の実習でしたが、飽きることなく積極的に実習に参加できました。学校でこのような本格的な実験をすることができ、かずさDNA研究所の方々には大変感謝しています。
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以下生徒の感想の一部
・ゲノム編集など科学的な技術だけではなくて、その技術をどう活用していくのか、倫理的に取り入れていいのかという実践への難しさを学ぶことができました。
・ひたすら液体を移動して混ぜての繰り返しで、細かい作業が多かったけれど最後まで集中して取り組めました。自分が実験対象になるのはわくわくして楽しかったです!
・授業では扱わないような、専門的な器具を使い、DNAの専門的分野について詳しく知ることができたのでとても面白かったです。専門家の方の説明や、DNAも個人情報のうちであること、ゲノム解明の歴史のことなど色々なことが知れたので楽しかったです。ありがとうございました!!
・滅多に経験することのできない経験ができたので嬉しかった。ピペットの操作とか細かくて繰り返し作業が多くて辛いかなと思ったけど楽しくできた。お酒の強さ普通だったからお酒に気をつけたいと思った。
・初めてすることばかりで大変だったけど、とても楽しかったです。いつもの授業の実験では体験できないことができてとても良い体験になりました。また、自分がお酒に強いのか弱いのかがわかってとても楽しかったです!今日はありがとうございました!
・実験は新しいことばかりで難しかったけれど、自分のお酒の強度も知ることができ良かったです!貴重なご講演ありがとうございました。DNAについてたくさん知ることができたとともに、興味を持つことができました。
・初めて使う器具がたくさんあって、難しい手順もあって大変だったけど、なんのためにこの操作を行っているのか考えながら実験を行うことができて面白かった。光具合によってお酒が強いか弱いかわかるのが面白いなと思った。またDNAに関する実験をやってみたい。
・見るもののほとんどが初めてのもので緊張しました。実験の他にも遺伝子について講座を受けることができてとても勉強になりました。細かい作業が多くて上手くいっているか不安でしたが、マーカーがしっかり出て良かったです。とても貴重な体験になりました。
・寒天に注ぐやつが結構上手くできたので嬉しかったです!予想通りお酒に弱いという結果だったので将来はお酒を飲み過ぎないようにしたいです。
・大学でみたマイクロピペットを使い、細やかな量も測ることができることに驚きました。高校では使えないような器具も使えたので良かったです。
・実際に実験をしてみて、授業だけでは触れることができない実験用具の使い方を学ぶことができたし、遺伝子やDNAの細かい知見を得ることができて良かったです。また、講義も興味深い内容でとても面白かったです。実験の結果はでなかったですが、とても楽しかったです。
・知らない用語や器具がたくさんあったのですが、先生方のわかりやすい説明で無事に実験を終えることができました。アルコールの強さはDNAの最後の部分の文字が違うだけで変わってしまうことに驚きました。