2024年1月の記事一覧

【SSH】埼玉大学出張講義「脳の性差ができる仕組み-性の多様性を考える-」

1月29日(月)本校第2化学室にて埼玉大学出張講義「脳の性差ができる仕組み-性の多様性を考える-」が行われました。

埼玉大学理学部生体制御学科の塚原 伸治 教授にお越しいただき、講義をしていただきました。

体の性や心の性といろいろな性差があるけれども、脳のつくりに性差はあるのだろうか、という話題から始まりました。脳の構造的には性差が見られ、これらの違いにはホルモンが関わっているということが現代の科学でわかってきている。遺伝子の違いだけでなくホルモンのはたらきによって脳のつくりに違いが生まれる。また、人間の脳に性差があるように動物の脳にも性差がある。脳の性差が性的思考に関わっている。などなど非常に興味深いお話をしていただきました。

【参加生徒の感想(抜粋)】

・とてもためになる授業でした。今後の生活に活かそうと思います。ありがとうございました。
・性分化からジェンダーにつながるのが聞いてて面白かった。
・今話題になってる性について聞けてよかったです。受け入れられる世界になればいいなと思います。
・興味深い内容でおもしろかったです。
・メスラットの内メスが好きな個体は、性行為をしようとしないから分からないのだろうなと思いました。そこはメスが求愛行動を示す種類の動物で見てるのか、気になりました。
・初めて脳を研究している人の話が聞けて面白かった。
・今回の授業で、性自認は考え方だけでなく脳の構造が直接関わっていることに初めて聞きました。
性自認に環境も関わってそうだということでどのように研究するのか気になりました。
・脳の性差について深く知ることができました。
・LGBTQA+という性別のことは知っていたけれど、こんなにも多くの人が当てはまっていると答えたことを知って驚きました。心を科学的に研究しているのが、面白かったです。共通点や相違点も分かりやすくて、何度もなるほどとなりました!
・性の違いで脳のしくみも違っているということに驚きました。生物基礎でやったホルモンや受容体も関連していて復習するいい機会になりました。今後もっと性と脳の関係について色々な発見がされればいいなとおもいました。
・脳の多様性がとても面白かったです。
・人の性別は環境による要因が多いと思っていたが脳の部位の大きさも変わっていることに驚きました。
・脳の性差には先天的な遺伝子によるものだと思っていたが、ホルモンの微妙な違いによっても影響されることを初めて知りました。
・世間では心の性と呼ばれているものを、脳の性差の観点から見ることで、どのような違いが生まれるのかを改めて考えることが出来、どれほど多様になるのかを考えることが出来ました。
・心の性と脳の構造について興味があったので参加してみましたが、要点を掴んだ説明を聞き理解することができたのでよかったです。自分だけ調べる時間はないので、正しい知識を短時間で知ることができ、疑問を解決することができました。
・脳にはひとりひとりみんな違うから、全く同じものはないから多様性はあって当たり前だという言葉が1番印象に残った。はっきりと何かが違うというものがないから同じヒトであるけどその中にもいろいろな個人によって差があるのは面白いことだなと思った。
・やっぱり生物って面白いなと思いました。今回の講義に参加してとても良かったなと感じました。性をLGBTQ+にいつも分類してしまっていたけど、女性でも少しは男性らしさもあって、男性でも女性らしさはあって、そうだよなと気付かされました。とても学べることの多い講義でした。ありがとうございました。
・心や性の多様性など、目に見えないものを目に見える形で解き明かしていくのがとても面白いと思った。
・LGBTQA+にシスジェンダーが含まれていないのは意外だった。先生も仰っていたが、マイノリティのみの総称をつくるのは若干差別的な感じがするので、最適ではないと思った。
・履修済みの内容が多く分かりやすかったです。生物にも多様な性があることを知りました
・LGBTQまでは知っていたが、Aと+があることには驚いた。またその人たちの割合が高いと知り、逆になぜ今まで隠さなければいけないようなことだったのか、そうなってしまったのか、それとも年々増えているのか気になった。
・大学レベルの内容を聞けて楽しかった。
・脳の性差は、環境も関わるということを知り、驚いた。5歳児が描く内容が異なっていて、面白かった。脳の性差は、男性の型がすべて決まっている訳ではなく、モザイクのようなのだなと分かり、驚き、自分はどのような脳のしくみになっているのか気になった。
・同性愛男性は脳の部分が異性愛男性と比べて違うところがあるということや、家畜化されたオスヒツジの約8%がメスよりもオスが好きということが興味深かったです。
・受験科目に生物を選択して学んできたことが、今後の研究をするにあたってだったり、ほかの研究者の話を理解するのに必要なんだということを改めて実感して、今後の生物学の学習へのモチベーションが上がった。
・今回、性分化が遺伝だけでなくホルモンが大きく関係している事にとても驚きました。
・私は社会学や心理学に興味があり、今回の講義はその学問に関係すると感じ、知識として知っておきたいと思い参加しました。LGBTQA+や脳の構造の違い、またなぜそのような「性差」が起こるのか、など今後活かせそうなものが数多く知ることが出来たため、とてもいい機会になりました。
・脳の違いはほんのちょっとの違いやタイミングの違いだけで、大きな個性になるということが知れて、とても興味深かったです。人間と他の動物との脳の共通している部分があるということも初めて知って驚きました。こころを科学的な研究でも追求していけるのは面白いなと思いました。
・性の多様性について、知らない面から知ることができたので良かったです。
・なかなか聞くことのできない内容の講演を、聞くことができてよかった。
・そもそも男性と女性の脳はどこが違うのかを考えたことがないので、全視床下部間質核の細胞の密度や、ホルモンの差で変わってくるという点を知ることができ面白かった。脳は、やはり面白いなと思ったので今後もう少し情報を集めたい。
性自認や性的指向が脳のつくりやホルモンの働きに影響される仕組みが知れてとても面白かったです。まだわからない、という分野も多かったのでこれからの研究がとても興味深いです。
・今回の講座は、LGBTQA+という世間でも話題になっているテーマであったため、身近に感じることができ、楽しく講座を聞くことができました。脳のほんのわずかな違いにより、性自認なのが決まっているかもしれないと考えると凄いと感じました。難しい実験ではあると思いますが、結果が分かることを楽しみにしています。

【SSH】日本薬科大学 医薬品合成実習

1月21日(日)に日本薬科大学で「高校生 医薬品合成実習」が開催され、7つの高校から約40名、本校からは14名の生徒が参加しました。

 解熱鎮痛薬として身近なところで使われている「アセチルサリチル酸(アスピリン)」「アセトアミノフェン」を化学反応で合成し、出来た化合物の構造を呈色反応、薄層クロマトグラフィー、NMR(核磁気共鳴を使った分析装置)を使い確認しました。准教授の熊本 浩樹先生に指導いただきました。日本薬科大生のSA(スチューデント・アシスタント)の方が各班に1人ついて、実験の補助を担当して下さいました。
 午後には「高校数学ほんとうの使い道 ー 指数・対数&微分・積分編(体内での薬の動き方を聞き目の関係性を例に)」という題で 准教授の佐古 兼一先生に講義していただきました。

 

 

【参加生徒の感想】

・今回初めてSSHの行事に参加しましたが、初めて会った人と協力して色々なことをする面白さを感じました。また、私は薬学に興味があるので、今回の実習は、将来の事を考えるのに参考になりました。解熱鎮痛薬という普段から使うことがある薬の構造や作り方を知ることができ、他の薬についてももっと知りたいと思いました。特に、自分で作った結晶をNMRで解析するのが面白いと思いました。また機会があれば、SSHの行事に参加したいです。・実際に自分たちが作った薬を使って、NMR(分析装置)で調べることができてよかった。
・私は将来文系の学部等に進学したいと考えていますが、今回は「医薬品合成」ということで、中々体験できないと思い興味を持ち参加しました。実習では今後専門的な分野でないと触れることのない器具や最前線の大学の先生方の講義など高校生では経験できないであろうことに触れられました。普段科学や数学に関心が薄い私でも楽しく、充実した時間になりました。今回の経験は自身の視野を広げるものになりました。・化学は学校ではまだ学んでいなかったから実験をちゃんとできるか少し不安だったけれど、作業を細かく教えてもらえたのでスムーズに実験をできて良かったと思います。今回初めて知ることも沢山あって本当に楽しかったので、2年生からの化学の授業も積極的に取り組んでいきたいと思いました。
・今やっている数学の勉強が将来どんな役に立つのか知ることができました。未来のために、一生懸命数学や理科の勉強をしたいと思います。また、アスピリンやアセトアミノフェンの合成という、滅多にできない経験をすることができて良かったです。
・私はまだ化学を学習していないので今回の合成の実験は新鮮でとても面白かったです。印象に残った点は、実験器具が学校にあるものと同じものでも少し違った点や、知らない器具を使って実験した点です。
・反応式に出てくる化合物の形がどのようにして出来ているのかずっと疑問に思っていたので、実際に実験して得られた結晶をNMRを使って解析し、自分たちで組み合わせをするのが難しかったけれど仕組みが分かったのでとても為になりました。まだ授業では使ったことがない器具や、学校にはない大きな機械も扱えてよかったです。
・今回の実習では化学の専門的な実験を行うことが出来たので、さらに薬学への興味関心が高まりました。また、将来の進路も確信を持つことが出来た良い機会になりました。
・サリチル酸からアスピリンを合成して、バファリンと同じ性質を持つ物質を作ることができて感動しました。薬学の勉強のイメージがつきました。

 
・高校ではやらないような成分の合成や装置を使って本当に合成できているのかを確認できたのが楽しかったです。
・前回の遺伝子解析実習は内容が難しくて理解できない部分も多くありましたが、今回は内容も分かりやすくて非常に学びになりました。また、私は薬学に進学したいと考えていますが、数学が苦手で少し不安でしたが、今回、数学の面白さを知り、数学を勉強することにも前向きになれそうです。
・化学や微分積分は高校でまだ習っていなかったため理解が少し難しかったですが、とても勉強になりました。今日習ったことをこれからの勉強や生活に活かそうと思います。

【SSH】第2回SSH生徒課題研究発表会・成果発表会

1月20日(土)本校生徒ホールおよび視聴覚室にて、第2回SSH生徒課題研究発表会・成果発表会が行われました。

 

今回の発表会は4月から続けてきた1年間の研究を発表する場になります。1年生の中には初めて発表を行う生徒もおり、担当教員と準備を進めてまいりました。また、今までは新型コロナウィルス感染症対策によりオンライン配信のみの実施でしたが、今回は4年ぶりに対面式での開催となりました。

しかし当日は、2年生の発表者のクラスが学級閉鎖となる中での開催となってしまい、生徒たちはその場にいられないながらも動画を用いてしっかりとした発表を行いました。

次回の発表会に向けて今回の発表会での助言を生かしてより良い研究を行っていきます。

 

発表演目一覧