2023年8月の記事一覧
令和5年度 SSH指定女子高校等研究交流会 に参加してきました。
8月21日(月)にお茶の水女子大学にて、SSH指定女子高校等研究交流会が行われました。近隣のSSH指定経験のある女子校(お茶の水女子大学附属高校・水戸第二高校・浦和第一女子高校・川越女子高校・熊谷女子高校・宇都宮女子高校・前橋女子高校)で集ってお茶の水大学の講義・実習と交流会を行いました。
講義・実習は分野別にいくつか開講され、生徒たちは興味のあるものを選んで参加しました。
開講された講座
・工学「ドーム構造(屋根構造)の原理を学ぶ」
・数学「暗号を作ろう」
・物理「実は使える数学」
・化学「不動の地位を維持するビュレット滴定法」
・化学「金属配位結合の魅力:構造と色と機能」
・生物「生きたままの細胞内を観る」
・生物「動物細胞の培養と細胞伸展」
・情報「コンピュータ・グラフィックス」
普段扱ないような実験器具に触ったり、大きな構造物を作ったりと楽しい体験ができました。その後の交流会では県を超えて様々な学校の生徒と交流ができ、満足して帰ってきました。
【SSH】川越市立中央小学校で「わくわく科学教室」が開催され、SSG1生徒が参加しました
8月18日(金)に川越市立中央小学校で小学3年生から6年生の希望者を対象に「わくわく科学教室」が開催され、71名の小学生が参加しました。本校SSHクラス1,2年生の生徒(SSG1所属している者)計23名が参加し、4つの実験を指導しました。
[ 実験内容 ]
物理:光と色の不思議
化学:電気をつくろう(木炭電池)
生物:飛ぶ種の模型をつくろう
地学:土の中から化石を探そう
小学生の皆さんは、本校生徒の指導で、化石探しや植物の種の模型を作って飛ばすなど、様々な実験を楽しんでいました。
【続き部分】に参加した本校生徒の感想を掲載しましたのでご覧ください。
・人に教えるというのは、自分が理解していないと当然出来ず、その上、できるだけ分かりやすく噛み砕いて伝えないといけないので難しいけど、自分の力に結び付くと感じました。リハーサルを1回行ったことで、スムーズに進んだ点が沢山ありました。特に全体の流れを理解出来たり、「私たちの場合は…」と伝えることが出来たのが良かったです。1回目より2回目と、行う回数が増えるごとに説明が上手く出来たと思うので、反復は大事だなとおもいました。・小さい子どもにも知識を伝えることができました。難しい事柄でも、いかに簡単な言葉に変えられるかが大切だと思いました。
・小学生とコミュニケーションを取るのが難しかったですが、説明の面では丁寧に話せて良かったです。私が担当したのは木炭電池でしたが、1度オルゴールも鳴り、電圧はみんな流れたので、良い感じで進めることが出来ました。
・自分より年下の子に教えるのは、初めは緊張しましたが、少しずつ楽しめるようになりました。小4の弟にも教えてみようと思いました。
・小学生の方がよく知っていたり細かいことを聞いてくれたりして自分の勉強にもなりました。質問されてうまく答えられなかったので、次回また挑戦したいです。
・電圧計のしくみを説明するのが難しかった。
・小学生だからもっとうるさいかなあと思っていたけど、みんなしっかり話を聞いてくれて、楽しそうにやることができていたのでよかった。
・とても楽しかったです。小さい子と関わる機会があまりなかったので、今回関われて良かったです。
・中学高校で習う内容をわかりやすく小学生に伝えるのは難しかった。しかし、小学生たちも興味を持って取り組んでくれた分頑張れた。トークスキルがまだイマイチなので練習していきたい。塩水を扱うので、手を怪我している人向けにゴム手袋などを用意したら良かったかもしれない。
SSH生徒研究発表会
8月9日、10日に神戸国際展示場で行われたSSH生徒研究発表会に参加してきました。
川越女子高校からはSSG1地学分野3年の「液状化を起こさないために」が選ばれて発表をしてきました
9日はポスター発表を相互に行い、自分たちの発表を行ったり、他校の発表を聞いたりしてきました。液状化がテーマの学校が川越女子高校の他にも2校あり情報交換もしてきました。審査員の先生方へ発表を行い、講評をいただきました。
10日は1日目に審査によって選ばれた各分野(数学情報・物理工学・化学・生物(動物)・生物(植物)・地学)の代表の口頭発表を聞きました。どの発表も良く研究されており、とても興味深かったです。
この発表で参加した三年生は、SSGの3年間の研究活動の締めくくりとなりました。
SSHオーストラリア海外研修 4日目
今日はまず、バーレヘッズ国立公園へ行き、オーストラリアの海岸線の様子を歩きながら観察しました。昨日の熱帯多雨林とはまた違った植生が見られ、パンダナスの木が気根を下に向けて伸ばしている様子がよく分かりました。また、日本の海とは違い、長い海岸線に向かって青く大きな波がくる様子が印象的でした。オーストラリアの人達は朝早くから活動するとは聞いていましたが、ランニングをしたりサーフィンをしたり犬の散歩をしたりと、朝の時間を有効に使っている様子を知ることができました。
次にカランビン野鳥園へ行き、交通事故や山火事(ブッシュファイア)によって傷ついた野生動物を保護する施設を見学しました。ちょうどオペを行なっている様子も見ることができ、保護するだけでなく最終的に野生に戻すための取り組みを学ぶことができました。また、オーストラリアラリアの昆虫、鳥、ヘビなどの生態をレクチャーしていただき、実際に園内にいるコアラやカンガルー、エミュー、タスマニアンデビルなどオーストラリアの固有種を見ることができました。
そして、本研修の最後はクイーンズランド大学における英語でのプレゼンテーションでした。大学校内において前半はレクチャーしていただき、後半で生徒達が発表を行いました。どの班も堂々とした発表で、参加してくれた現地の中学生達とも積極的にコミュニケーションをとっていました。
埼玉大学 化学実験実習に行ってきました
令和5年8月3日(木)埼玉大学理学部基礎化学科の准教授 藤原隆司先生を講師に迎え、埼玉大学にて化学実験実習を行ってきました。参加者は1,2年生の希望者20名でした。
テーマは「 「柑橘系の匂いの成分を抽出分析」 です。実際に分析器を用いてにおい成分を抽出して分析するとともに人間の五感を数値化する官能評価を体験しました。実習終了後には、理学部生体性学科の田中秀逸先生と理学部分子生物学科の是枝晋先生の研究室の見学をさせていただき、大学の研究についてレクチャーしていただきました。
(生徒の感想)実験はとても楽しかったですし、埼玉大学の校内までみることができたので、すごく満足しています。ありがとうございました。/大学での実験を知れて、高校よりも詳しく、長い時間をかけて行うことが、たのしそうだと思った。授業等で自分の興味のあることを見つけて、大学生活を考えられたらいいと思った。/(R)-リモネンと(S)-リモネンの匂いの違いに驚きました。研究などとは別に、有機溶媒のヘキサンを取り除く時に使ったロータリーエバポレーターや、研究室などで見た機械を作った人たちは凄いなと思いました。今回のSSH行事に参加して良かったです。/実際に大学校内で実験を行ったりお話を聞いたりしたことで、より身近に感じることができました。特に、アカパンカビは普段聞くことのない生物ですが、育てている様子の説明をしていただいたことで、新たな知識を色々を知ることができました。光合成の話では、今までに持っていた知識に加えて蛍光について知ることができてよかったです。匂いの実験では、チャートにすることで一目で結果が分かり、個人差のある官能評価がどんどん統一されていき、面白かったです。
SSH オーストラリア海外研修3日目
今日はラミントン国立公園にて、世界遺産に指定されているゴンドワナ多雨林群を体感してきました。
オーストラリアの温帯地域に生えている白い幹と葉の緑が鮮やかなユーカリの森林を抜けると、急に亜熱帯多雨林の植生に変わり、薄暗い森の中は苔が繁茂し、つる性の植物が木々を支えて密集して生えている様子を見ることができました。特に、何本ものつる状のイチジクから1本の大木になる様子に皆驚いている様子でした。
また、国立公園内はたくさんの固有種の鳥(ブッシュバード)が生息しており
、近くに降り立つカラフルな鳥や、始終聞こえる鳥達のさえずりに、森林と動物の関係がとても重要である事を改めて認識することができました。
SSHオーストラリア海外研修 1、2日目
4年振りのSSH海外研修となる今年度は、生徒15名と共にブリスベンでの研修を行なっています。
まず市内のマウントクーサー展望台及びボタニックガーデンの見学では、ユーカリの木が繁る中を様々な野鳥が飛び交う姿に感動し、木生シダやバンクシアなど見たことがない植物をたくさん見ることができました。また、トカゲやヘビなどにも遭遇し、オーストラリアの自然の豊かさを実感しました。
クイーンズランド博物館では、Spark Labにおいて体験を通した科学的な探究心を養い、様々な動物の剥製や標本から昔〜今に繋がる動物達の変遷とその原因について思いを馳せることができました。クイーンズランド州特有の昆虫を実際に見る機会もあり、英語で質問をしている姿も見受けられました。
高校生遺伝子解析実習(日本薬科大学)に行ってきました。
8月1日(火)に日本薬科大学で行われた高校生遺伝子解析実習に行ってきました。
川越女子高校だけでなく、浦和学院高校、昌平高校も同日に参加しており、各校混合の班での実習でした。RNAの抽出、PCRを用いたDNAの増幅、電気泳動による確認を行いました。マイクロピペットなどはじめて使う機器もあり苦戦している場面もありましたが、各班についてくれたSA(実験補助の大学生)が優しく指導をしてくれました。他校の生徒と交流したり、SAから大学の話を聞いたりと楽しく実験をした1日となりました。
参加した生徒の感想(一部)です。
・遺伝子実験と言うワードにひかれて体験を申し込んだけど、参加するまで難しかったらどうしようという不安があありました。でも、仕組みや使い方まで丁寧に教えてくださり、どんな質問にも答えてくださったお陰で、自分なりに理解しながら、実験を進めることができました。この実験を通して新たな興味もわいたので、参加してとても良かったなと思いました。
・薬学の分野には以前から興味があったのですが、今回この実習に参加することで、普段の研究の様子を具体的に知ることが出来てさらに興味が湧いた。また、今まで知らなかった本格的な実験器具を使う事ができてとても楽しかった。SAの方がとても優しくて、楽しく作業出来た。
・わからないところがありながらも、班の人と協力しながら成功させることができました。進路についてより真剣に考えるきっかけになったので、今後もこのような活動があったら積極的に参加していきたいです。
臨海実習に行ってきました
令和5年7月28日~30日の2泊3日で 千葉県館山市にあるお茶の水女子大学湾岸生物教育研修センターへ行ってきました。お茶の水女子大学 教授 清本正人先生、教授 嶌田 智先生、特任助手の宇田川澄生先生には大変お世話になりました。天候にも恵まれ、海のない埼玉では体験することができない実験を行うことができ、大変有意義な3日間でした。
日程
1日目 7:30 川越出発 貸し切りバスにて千葉へ
11:40 研修センター到着 昼食
13:00 開講式 ウニの発生実験
15:00 海の動物の分類講義
18:00 夕食
19:00 ウミホタルの採集と観察
21:00 風呂
23:00 消灯
2日目 7:00 磯採集
9:00 朝食
10:00 ウニの発生実験
11:00 採集した生物の観察と分類
12:30 昼食
13:30 海藻の分類 講義
15:30 海藻の光合成色素の分析
16:30 海藻の標本づくり
18:30 夕食
19:30 ナメクジウオの観察
21:30 風呂
23:00 消灯
3日目 7:00 清掃
8:00 朝食
9:00 ウニの発生の観察
10:30 顔層の標本のパウチ
11:00 実験室の清掃 閉講式
12:00 昼食
13:00 バス乗車
17:00 川越到着 解散
生徒の感想(一部)
海で採集をする機会は滅多にないので良い経験になった。ウニが、受精卵から細胞分裂を繰り返し稚ウニに近づいていく様子を直に見て、生物の体ができる仕組みに対する理解が深まった。
最初は3日間体力が足りるのか不安がありましたが、3日間すごくどの講義も楽しくて面白くてあっという間でした。より将来生物系をやりたいなという気持ちが強くなりました。
ウニと私達はからだの作りや見た目は全く違うのに共通祖先をもつと知って驚きました。祖先が大昔から時間をかけて進化し様々な種類に枝分かれしながら、多くの動物門が生まれたという壮大な動物の進化の一端を垣間見ることができました。
海での採集やウニの発生の観察など、普段の生活の中では体験できないようなことをたくさんでき、とても楽しかったです。
進路に迷っていたので、将来の進学や自分の姿についてしっかり考える契機となりました。学ぶことが多くて濃く、一瞬一瞬の全てがためになりました。とても貴重な体験でした。ありがとうございました。