2021年11月の記事一覧

第2回 ピタゴラスイッチ大会

本校では、SSG(放課後に課題研究をする生徒)を集め、

科学的思考力等を高めることを目的として、

毎週月曜日に1時間ほど、SSHミーティングを行っています。

 

11月の3回分の活動時間を使い、1・2年生合同の5つのグループに分かれ、

ピタゴラスイッチ(ルーブ・ゴールドバーグ・マシン)の作成を行い、

22日に発表を行いました。

① ボールが転がる範囲は配布した板の上とする

② モーターを使って物を動かすことは禁止

③ 動かすものはボールでなくても良い

④ 90°円弧を描いて回転するごとに0.5秒追加

というルールの元、グループごとのタイムを競いました。

 

優勝グループは、1班の装置で、タイムは44秒間でした。

階段状の装置や、ピンボールなどの工夫が見所です。

(画像クリックでYoutube動画に飛びます。)

SSH 科学の甲子園 埼玉県大会に参加しました

11月20日(土)に行田市の県総合教育センターで科学の甲子園埼玉県大会が開催され、県内の高校21校が参加しました。今年は密を避けるため例年行われている実技競技(今までは、車を走らせて到達距離の正確さを競うなど様々な内容でした)はなく、筆記試験のみでした。本校から参加したSSHクラスの6人の生徒は、みな協力し合って真剣に問題を解いていました。(下の写真の左奥です)

 

【参加生徒の感想】

・もっと早く準備を始めるべきだった。来年からはもっと早く準備をしていたほうが良いとおもう。情報が難しかった。情報や地学を履修している人も入れた方がいいのではないかと思う。

・試験を開始してからすぐ喋り始めるかと思っていましたが、開始し始めたら誰も喋っていなくで驚きました。試験は難しかったですが、面白かったです。

・いっぱい考えて答える問題が多く、楽しんで解くことが出来たと思います。また、チームで話しながら協力して解くのは良い経験になりました。私たちは、準備が足りなかったなと思うところが多々ありました。

・チームで協力して問題を解くという機会はあまりないので楽しかったです。問題は難しかったですが、全力で取り組めました。早期からの準備が出来ればより楽しくなると思いました。

・複数人で話し合いながら取り組めたので楽しく解くことが出来ました。ですが、所々知識不足が見られたので、もう少ししっかり対策をしたかったなと思います。

・チームで話し合いながら進めていくテストは初めてだったので楽しかったです。準備期間が短かったので、もう少し早くから勉強しておけば良かったなと思います。しかし、全力で取り組むことができ、良い経験になりました!

SSH出張講義「素粒子物理学の研究」

 

 11月13日(土)の午後、茨城県つくば市にある 高エネルギー加速器研究機構(KEK) 素粒子原子核研究所 准教授の多田 將先生をお迎えして、SSH出張講義「素粒子物理学の研究」を行いました。1年から3年までの生徒46名が参加しました。多田先生は、「すごい実験 ―高校生にもわかる素粒子物理の最前線」などたくさんの本を書かれている有名な方です。

 素粒子物理学とはどういう学問分野か、素粒子というものすごく小さな粒子について知るためには、山手線の一回りと同じくらい大きな研究施設が必要なこと、素粒子物理学の研究では日本は世界の最先端にあり、日本人が取ったノーベル賞もこの分野が大変多いことなどを、物理をまだ習っていない1年生の生徒にもわかるように説明していただきました。先生はニュートリノという素粒子について研究されています。地球も通り抜けてしまうほど透過性の高いニュートリノを使い、福島の原子力発電所の原子炉内部や、エジプトのピラミッド内部の様子を調べることができるそうです。

 終了後、「加速器はなぜ丸いのか?」、「粒子と反粒子が生成してもすぐに消滅してしまうのではないか?」など生徒からたくさんの質問が出て、先生は1つ1つに丁寧に答えていただきました。

 

【生徒の感想】

*原子の中の中性子をさらに分けることができるなんて驚きました。ニュートリノが物質にあたる確率はとても低いので、体に害を及ぼすことはないと聞いて安心しました。

*中3の時に「ニュートリノ ~最も身近な物質でもっとも謎の物質~」という本を読んだのを思い出しました。今日の先生のスライドで表が出てきたあたりで、多田先生の著書だと気づきました。

*学者と聞くと研究室に閉じこもって研究しているイメージがあるが、今回の講義で学者の仕事も様々なんだと思いました。ニュートリノの性質についての話が特に興味深かったです。

*物質と反物質の話にとても興味がわきました。見方を変えただけのものなのに、寿命に差があるのは不思議でした。

*新聞には、「日本は素粒子物理学にかける予算が少ないため、世界との競争に勝つのは大変だ」と書かれていたけど、日本は素粒子の研究の先頭を走っているのだなと思いました。

生化学実習(日本薬科大学)に参加しました

 10月24日(日)に伊奈町の日本薬科大学で生化学実習があり、1,2年生の生徒18名が参加しました。熊谷女子高校の生徒さんも一緒に研修を受けました。


 牛とブタの血漿からタンパク質のアルブミンを取り出し、「抗ウシアルブミン抗体」が、ウシのアルブミンだけでなく、構造の似たブタのアルブミンにも結合するかどうかを確かめる実験を行いました。実験結果をもとにどのようなことが考えられるかを班ごとに話し合い、発表しました。

【生徒の感想】


*1日かけて実験をするという貴重な体験ができました。この実験から、コロナウイルスの変異株に対するワクチンの効果についても考え、日常生活への応用ができることは面白いなと思いました。

*初めて見る道具や高校の授業の実験では使わない測定機器を使い、生物や化学そのものへの理解や興味も深まりました。実験のサポートをして下さった方に大学生活について伺い、大学で学びたいという気持ちがより一層大きくなりました。

*今回のテーマは新型コロナウイルスのワクチンの変異株への有効性。難しいテーマに、グループのメンバーと様々な視点から考えました。特に印象に残ったのはグループでのディスカッションです。それまでの講義や実験を受けて、有効性をグループのメンバーと約1時間話し合いましたが、あっという間でした。他グループの発表を聴いて改めて気付かされたことも多く、仲間と協力して1つのことを達成できたのも大きな喜びでした。