校長日誌 学校説明会

令和6年11月9日(土)学校説明会、公開授業、部活動見学を行いました。多くの学校の説明会と重なっていましたが、多くの中学生、保護者の方においでいただき、ありがとうございました。中学生の皆さんが、本校で入学式を迎えることを楽しみにしています。
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学校説明会校長挨拶要旨

 皆さんおはようございます。本日は、ご多用のところ、川越女子高校学校説明会にお越しいただきありがとうございます。
 この後、各担当から細かな説明がありますので、私からは川越女子高校のことについて簡単にお話しいたします。

 本校は全国的に見ても長い歴史を持つ学校の一つです。従って、伝統校にありがちですが、学力の向上の他、多くの求められるものがあります。ですから、川越女子高校での生活は正直忙しく、決して楽ではありません。

 でも、それをクリアしてきた卒業生は、各界で活躍しています。例えば、東京そしてパリパラリンピック2大会連続で日本代表となった競泳選手、現在で言う環境大臣を務めた政治家、キャスター、アナウンサー、漫画家、イラストレーター、マラソンランナー、「はやぶさ2」プロジェクトには2名の川女の卒業生が大きく関わるなど多くの科学技術人材、などなどです。

 川越女子高校がこうした人材を輩出できるのも、多様な学びと自主自律をモットーとした教育を長年行っているからです。

 加えて女子高校であるということも大きな要因です。今年は別学について様々な議論がされましたが、本校は別学ならではの良さをうまく生かせています。素のままの自分でいられますし、何でも言える環境があります。また、学校行事などに一致団結して取り組むことができます。

 異性の目を気にせず行動できる別学ならどこでもそうなのではないかと思われがちですが、実はそうではありません。

 素の自分でいられる良さを維持するには、多様な考えを互いに認めあうことが必要です。人格形成を念頭にした教育を進める川越女子高校だからそれが可能なのです。また、人に伝える力を授業の中で身につけさせており、うまく伝えられるからこそ何でも言える環境が整うのです。更に、こうした前提があるから何事にも協力し合い、一致団結して取り組むことができるわけです。

 こうした背景があるから、川女生は別学のよさを最大限発揮し、素晴らしい学校行事を作れるし、充実した楽しい高校生活を送ることができています。

 楽ではないが、楽しい学校。それが川女です。生徒が生き生きと活躍する大変良い学校です。来春、中学3年生の皆さんとまたここでお会いできるのを楽しみにしています。