校長日誌 全校集会・部活動報告会・壮行会

令和6年12月24日(火)全校集会・部活動報告会・壮行会を行いました。全校集会では校長講話の後、進路指導、生徒指導の各主任から講話をしました。進路指導主任からはベンジャミン・ディズリーの「経験は思考から生まれ、思考から行動が生まれる」という言葉から、まずはやってみようという気持ち、また、入試に向けては結果を考えず悔いなくベストを尽くすことが大切だということ等、生徒指導主任からは道路交通法改正を踏まえた自転車乗車時の諸注意と「自転車安全運転推進講習会」に参加した生徒2名からその伝達を行いました。
全校集会後は関東陸上競技選手権大会に棒高跳びで出場した陸上競技部の大会報告と1月に行われる関東地区高校放送コンクールにアナウンス部門で出場する放送部の壮行会が行われました。
写真以降は校長講話の要旨です。表示されない場合は<続きを読む>をクリックしてください。

進路指導主任講話 生徒指導主任講話 自転車安全運転推進講習会伝達
陸上競技部に花束 放送部に花束 生徒会長から激励

 

校長講話要旨

 皆さんおはようございます。2024年も残りわずかとなりました。大谷選手の活躍、パリオリンピック、パラリンピックでの日本選手の活躍などスポーツに関わる話題が多くありました。また、イスラエルのガザ侵攻、ロシアのウクライナ侵攻の長期化、日本の衆議院総選挙、アメリカの大統領選挙など政治に関わる話題もまた多くありました。

 テレビドラマでも政治を扱ったものがありました。先々週最終回でしたが「民王R」です。池井戸潤氏の小説が元で、9年ほど前に深夜枠で放送されていた「民王」の続編です。今回の作品は、原作にはないオリジナルストーリーでした。

 物語の概要は遠藤憲一さん演じる内閣総理大臣武藤泰山が某機関の陰謀で、様々な人と人格が入れ替わり、武藤泰山は社会の不合理や理不尽さを身を以て知り、入れ替わった市井の人々は自分の置かれている立場を政治の場で訴えるというコミカルでアイロニカルな内容です。

 さて、知っている人も多いと思いますが、国会議事堂の中央広間の4角には3体の銅像があります。板垣退助、大隈重信、伊藤博文です。残りの1つの角には台座のみが置かれています。その意味は諸説あります。「民王R」では(ネタバレをするのは本意ではありませんが、物語自体には大きな影響がないのでお話しすると)内閣総理大臣武藤泰山が最後に、その台座に立つのは「民」である。民こそが王だと言うのです。

 ドラマの武藤泰山が言わんとするとおり、国はそもそも国民の人としての尊厳、豊かな生活や安心・安全を守るため、つまり国民の幸せのためにあり、国は民が中心です。しかし、歴史的に見ると、あるいは現代においても国の威信を守ることや国を司る人だけの安定のために、市井の人々が苦しむと言った、幸せになる手段としての国のはずなのに、国自体が目的化してしまっていることが世界中で起きています。

 時に人は手段と目的をはき違えてしまうのです。

 前置きが長くなりました。皆さんはどうでしょう。手段が目的になったりしていないでしょうか?

 例えば、皆さんは勉強することが目的になったりしていないでしょうか? 成績を上げることだけが目的になったりしていないでしょうか? 大学に行くことだけが目的になったりしていないでしょうか? どれも大事なことです。でもなぜそうするのか、今一度よく考えてみてください。それらは手段の一つであるはずです。

 皆さんには、具体的か漠然としてかは分かりませんが、それぞれもっと先の目的があって勉強しているはずです。その目的に向かっていかなくては勉強は単なる苦行になってしまいます。

 ですから、1、2年生はもとより、受験を間近に控えた3年生も、勉強に疲れたら、でいいですから、自分が勉強する目的はなんだったかを考え、一息ついてまた目的に向かって勉強をしてほしいと思います。

 さて、冒頭にお話しした「民王」と「民王R」その他、スペシャルドラマやスピンオフドラマなど、時間と興味のある人は課金が必要かもしれませんが、配信等で見られるようです。1作目は菅田将暉さん、2作目はあのさんや大橋和也さん、全作に遠藤憲一さん、高橋一生さんなど人気のある人たちが出ていますので、それだけでも楽しめます。原作は図書館に入っています。こちらは無課金で楽しめますので、是非どうぞ。

 では、今年は平年並みの冬と言うことで、寒く、乾燥しています。受験を控えた3年生は特に、そして1、2年生も免疫力を維持するためにしっかり食べて、しっかり寝ることを心がけてください。その上で、それぞれの目的に向かってしっかり勉強して、皆さん全員にとってより輝ける2025年としてください。

 では、年明けに笑顔でお会いしましょう。