日誌

校長室 後期始まる

10月1日(火)本日より後期が始まりました。体育館にて始業式が行われ、校長講話に続き、進路指導・生活指導の観点から、それぞれ講話をいただきました。その後、報告会・壮行会となり、久しぶりに全校生徒が揃いました。

校長講話 進路指導主事の講話 生活指導主任から

高荷進路指導主事からは、「勉強はやらされている感ではなく、自己の将来を見据えながら楽しく取り組んで欲しい」、石井生徒指導主任からは、「交通事故に遭わないために、善悪の判断について」の講話をいただきました。

SSHの海外研修報告 全校の様子 壮行会・報告会

後期始業式に続いて、関東大会に出場した水泳部の報告会、関東新人大会に出場する陸上部の本田海夕(2-5)さんの壮行会が盛大に行われました。また、この夏実施されたSSHオーストラリア海外研修に参加した15名からの報告がスライドによって行われました。後期も、川女生がますます活躍することを期待しています。

 

《 令和元年度・後期始業式 校長挨拶概要 》

 本日は後期の始業式です。4月から半年が過ぎ、折り返しの日です。これまで
 川女生の皆さんの一生懸命な活き活きとした取組を拝見し、日々皆さんの成長を感じてきました。後期においても、さらに成長した姿を見ることができる、と期待しています。
 さて、本日は、京都大学名誉教授の永田和宏先生が書かれた「知の体力」という本から引用して、お話をしたいと思います。実は、8月にPTAの京都大会があり、その時に偶然にも永田先生の講演会を聴く機会があり、川女生の皆さんにも紹介したいと思い、この場に立っています。
 本日のテーマは、「学習」と「学問」です。では、「学習」と「学問」の違いは何でしょうか。「学習」を繰り返していき、さらに1つ上のステージが「学問」、といったイメージかなと思います。
 実は、高校までの授業での「学び活動」は「学習」です。学校というカテゴリーでは、小・中・高を通して、皆さんはこれまで「学習」をしてきたことになります。すなわち、「学習」とは、『必ず答えがある「問い」が与えられ、「答え」を導き出す』という行為を繰り返して行うことです。従って、授業では、必ず「答え」があることが前提なので、先生からの「答え」が明示されないと、物凄く不安になります。小・中・高を通して、「学習」をしてきたからこそ感じる不安なのかも知れません。
 一方、「学問」とは、文字どおり「学び」「問う」ことです。学ぶことだけでなく、「問う」ことが重要なのです。つまり、「学習」によって頭に入ってきた「知」が本当に正しいのか問い直す、それが「学問」なのです。平たく言えば、「学習活動」の際に、常に「本当だろうか」「何でだろう」と疑問に思い、質問をすることが「学問」につながっていく、ということです。
 実は、社会における諸問題は、正解というものがない世界です。いわば、想定外に常に向き合わなければならないのが、現実の社会です。これまで教わってきた解き方・対処の仕方では対応できない問題に遭遇した時、自分で考え、どのような解法を模索していくかが問われるのが、現実の社会です。
 先ほど紹介した京都大学名誉教授の永田和宏先生の著書「知の体力」には、『「学習」を繰り返し、基礎力を身につけ、「なぜだろうか」という問いを繰り返すことで、自己の知力が向上する』と書かれています。
 本日から後期が始まります。様々な「学習」の場面において、繰り返し学び、学びを身につけることだけでなく、「問う」姿勢を意識しながら、さらに深い学び、すなわち「学問」につながる質の高い学びにトライして欲しいと思います。