【SSH】埼玉大学理学部 化学実験実習
令和6年8月9日(金)に埼玉大学理学部基礎化学科准教授 藤原隆司先生を講師に迎え、埼玉大学にて化学実験実習を行ってきました。参加者は1,2年生の希望者19名でした。
最初の講義では「化学反応が生み出す冷たい光」という題で、まずは化学反応とは何か、化学反応には速い反応もあれば遅い反応もあること、発光反応で光が出るのは化学反応により生じたエネルギーであるなどの説明を受け、その後実験室に移動して、実際に2種類の物質で発光反応の実験を行いました。反応の進み方には温度が関係していることを、反応溶液を氷水、お湯に交互につけることで確認しました。
後半は理学部の2つの研究室を見学し、先生から説明をしていただきました。
・生体制御学科の田中先生は、アカパンカビを条件を変えてたくさん培養し、DNA修復の研究をされています。
・分子生物学科の是枝先生は、植物の光合成について研究されています。
理系に興味を持っている生徒にとって、大学の研究室はどんなところか?研究を行うとはどんなことかを知ることのできる貴重な機会となりました。
埼玉大学は北浦和駅前から現在の場所に移転して約60年になります。キャンパス内の木々も60年経って、とても大きく成長しているのが印象的でした。
指導いただいた先生方、TAの大学院生の方には大変お世話になりました。どうもありがとうございました。
【参加生徒の感想】
・今まで光る現象を当たり前のように感じていましたが、熱を出さずに発光することはまだ知らなかった原理や構造であったことに感動しました。もしこの技術が電球などの人間のものに応用することが出来ればより効率の良い照明が発明できると思いました。本日は本当にありがとうございました。
・光る棒の中にはガラス棒と液体が入っていて、混ざることで光ることが分かりました。ブルーライトを当てれば折らなくても光ることを知り驚きました。
・仕組みがよくわかっていなかったものの仕組みがわかってとても面白かった。化学で反応速度とかについて学習するのが楽しみになった。
・今まで使ったことの無い薬品ばかりでどんな反応が起こるんだろうとわくわくしました。実験がどれもとてもきれいに反応を起こして上手くできたので良かったです。
・まだ高校化学を習っていませんが、事前の講義や解説で、楽しみながら実験できました。ありがとうございます。
・私が不思議に思ってたスティックライトの仕組みを知ることができてよかった。ルミノール反応という初見のものも、実験を通すことで理解しながら学ぶことができた。
・色々な液体を混ぜることで、紫外線ライトを当てないと見えないものが暗闇でも見えるようになるのがとても面白いなと思いました。また、スライムも久しぶりに作ったのでとても楽しかったです。理学部についてあまり興味がなかったので、今回の研修で興味が湧きました。
・スティックライトなどが長持ちするためには冷たいところに置いておくのがいいということを知って面白いと思った。
・お祭りなどでいつもつけているライトスティックが化学反応により光っていることが分かりました。今までやった実験の中で1番綺麗でした。他にどんなきれいな実験があるのか知りたいです。
・今日は普段の学校の実験では体験できないような光の実験をやらせて頂きとても感動しました。昔からよく見るリングライトの仕組みが分かったし、触媒を入れた時の化学反応がとても綺麗でした。また生体制御と分子生物学科の研究室にお邪魔させていただき、研究の様子を見て貴重な体験でができました。ありがとうございました。
・今回は蛍光色実験をし、大学見学を兼ねて遺伝子研究などの説明を受けた。実験では、発光反応の法則性や特性を簡単に学ぶことができた。
・今回の実習を通して、化学発光の仕組みを理論や実際の実験で深く、理解することができました。今までは机上での学習でしたが、実際に実験して見ることで新たに発見できたことや、浮かび上がった問いが多くありました。これらの問いを大切に、これからも化学を楽しんで学んでいきたいと思います。
・お祭りの時などに使うサイリウムライトが温度によって発光状態が変化することがとても興味深かったです。発光状態が良い時はエネルギー状態が高いということを知ることができ、良かったです。もし機会があったら、身の回りの物にどんな化学反応が用いられているのか調べてみたいです。