【SSHサイエンス教室】講座『色彩の化学』を行いました
3月6日(木)放課後にSSHサイエンス教室『色彩の化学』を実施しました。
この講座は「色とは何か」「物質と色の関係」を学びながら、顔料・染料を使った作品作りを通じて化学を知るワークショップ形式の講座です。
ヒトが色を認識するしくみ、物質と色の関係、絵の具の成分などについて座学で学んだ後、顔料とアクリルエマルジョンを用いて自分で絵の具を作り、小鳥の形をしたピースに彩色を施しました。
手作りの絵の具でかわいらしいピースができました。最後の仕上げコーティングののち、電気炉で焼き上げました。
さらに、ピースに通すストラップを、インジゴによる染色(藍染)で水色に染めました。
最後に、顔料を使った鳥のピースと、染料を使った紐を組み合わせてストラップが完成しました。
参加した生徒も「染料や顔料の違い、色が見えるメカニズムなどを実験を通じて知ることができて興味が持てた」「絵の具は水に溶けていると思っていたが、コロイド粒子として分散していると知って驚いた」「地学の授業で学んだことと関連があって興味深かった」「来年から始まる化学への抵抗感が少しなくなった。参加するか迷ったが、参加してよかった」等の前向きな感想を寄せてくれました。
今後も、生徒が興味をもって楽しく化学を学べる講座を行っていきます。