【生物部】2025年度 前期活動報告

2025年度前期 生物部の活動

2025年4月18日(金) 新入生入部!!

 今年は4人が入部しました。

4月より 鳥の調査を開始します。月2回 朝の中庭を中心に学校内に訪れる鳥を調査し、都市部における生態系を考察します。よって、鳥班、クビアカ班、エビ班に分かれて調査を行うことにしました。

4月20日(日) 午前 第1回チームアライグマ合同ミーティング in 川越女子高校生徒ホール

  生徒52名参加 (川越女子 越谷北 熊谷西 大宮 松山 所沢北高校)

  講演会「「自然共生サイト 30by30」日本生態系協会 佐久間元成 様

  昨年に引き続き、ネイチャーポジティブを実現するため、自然共生サイト申請に関する情報を教えていただきました。今年度の目標を設定し、年間スケジュールの確認を行いました。

 午後 三つ又沼 火入れ後の希少樹調査 in 荒川三ツ又沼

 日本生態系協会主催のボランティア活動にチームアライグマのメンバーで参加しました。河川敷で比較的攪乱が多い場所ですが、定期的に火入れをして希少種を保護しています。希少種の分布を調査し、地図にプロットする作業を行いました。

 4月27日(日)午前 川越市内希少種調査 in 川越森林公園予定地

 講師 かわごえ環境ネット 賀戸 様 中西 様

 川越森林公園予定地における希少種の調査を行いました。この時期にしか見られない植物を見ることができました。かわごえ環境ネットの方々が定期的に下草の手入れをしていることで、雑木林の生態系が守られていることを実感しました。

 

午後 エビの調査 川女フィールド 新河岸川 in 川越市内

 1年生は、初めてのエビ調査でした。例年よりもエビが少ないことが気になります。昨年からの傾向です。水温が高いのも理由ではないかと考えています。 

5月11日(日) エビの調査 高麗川 in 飯能市~日高市

 1年生は、高麗川デビューです。上流組と下流組に分かれて調査を行いました。高麗川水路の生態系が大きく崩れており、1匹もエビがいませんでした。藻もなくなり、貝類もほとんど見られませんでした。原因ははっきりはしませんが、農薬の影響ではないかと考えられます。しかし、なぜか水路の壁でタイコウチ(絶滅危惧種)が見つかったので、それは不思議でした。

 

 6月1日(日) チームアライグマ合同調査 槻川 in 東秩父村

  生徒 32名参加 (川越女子 越谷北 熊谷西 大宮)

  講師)埼玉県川の博物館 藤田 宏之 先生 

埼玉県絶滅危惧種植物種調査団 三上 忠仁 先生

チームに分かれて、昆虫班、植物班、水中生物班それぞれで活動しました。埼玉県の希少種であるホトケドジョウも採集でき、槻川は豊かな生態系であることがわかりました。残念ながら、ヌカエビは見つかりませんでした。

 6月8日(日) チームアライグマ 探鳥会 伊佐沼 in 川越

  生徒 35名参加 川越女子 熊谷西 越谷北 大宮 所沢北 越ケ谷

  毎年冬に開催している探鳥会ですが、今年は夏鳥を観察しました。

 6月14日(土) クビアカツヤカミキリ調査 in 川越中心部

  例年調査している、川越女子高校前、蓮馨寺、氷川神社裏、川越成田山 喜多院 中院を2班に分かれて

調査しました。市内中心部はクビアカツヤカミキリは見つからず、少し安心しました。しかし、今年は気候の関係でまだ出ていないとも考えられます。要警戒です。

 6月22日(日)  クビアカツヤカミキリ調査 in 行田

 昨年230匹採取した同じ場所(武蔵水路沿い)で、同じ日にち同じ時刻での調査を行いました。6名3時間で84匹採取できました。サクラが枯れて葉もつかない木が昨年より多くなり、被害は深刻というより、すでに壊滅状態でした。新しく植えた若木にはクビアカツヤカミキリは産卵しないため、まだ被害はありませんでした。桜並木が将来こうなってしまうのかと思うと、大変なことになるということを実感しました。

 6月28日(土) クビアカツヤカミキリ調査 in 川越市郊外

 川越の桜の名所である 川越水上公園、昨年度に成虫が見つかっている御伊勢塚公園の調査を行いました。今年の2月の段階では川越水上公園もフラスは1本でしたが、6月にはフラスのでている木は全体の1割と増え、同時に成虫が複数見つかりました。御伊勢塚公園もすでに被害木に対して網を張る対応ができておりましたが、成虫が複数見つかり、もう待ったなしの状態でした。なお、川越総合公園にも成虫も6匹が見つかっており、今年は爆発的にクビアカが出てきてしまっています。川越もいよいよという感じです。

 7月13日(日) 埼玉県水環境課主催 リバサポ5周年記念行事参加 in 越谷レイクタウン広場KAZE

 リバサポの5周年記念行事のお手伝いとして生物部全員で参加しました。外来種希少種かるたや川越女子高校生物部の活動紹介などを行いました。ヌカエビの保全を通じて川の環境を守っていこうという取り組みや、クビアカツヤカミキリの脅威についての啓発活動ができました。また、外来種希少種かるたは今回新たにリニューアルしました。買い物に来ていた家族連れや小さいお子さんにも人気で、みなさんに楽しんでもらえました。また、ミニ講演会では、五箇紘一先生のお話を聞くことができ、川の再生交流会以来の再会ができました。

 7月20日(日)  第2回チームアライグマ合同ミーティング in 川越女子高校視聴覚室

生徒34名参加(川越女子 越谷北 熊谷西 大宮 松山 所沢北高校) 

次の内容で協議を行いました。

*8月17日(日)東松山市環境会議に参加する越谷北高校・松山高校からの経過報告

*クビアカツヤカミキリの調査のまとめ方についての協議

*10月5日(日)川の博物館にて 生物多様性や外来種問題についてのイベントの参加の有無の確認

*夏合宿についての事前説明

7月21日(月) エビの調査 in 越辺川

 ヌカエビの生息が期待できる越辺川(黒山三滝)の調査を行いました。上流には、エビが全くいませんでしたが、越生梅林付近の川では外来種に交じって在来種も見つかりました。12:30で気温が38℃、水温が28℃で過酷な調査となりました。

 7月25日(金)26日(土)立正大学 DNA解析実習

 2日間にわたり1年生3名が参加しました。エビをサンプルに大学生、大学院生に丁寧に教えて頂きながら実習を行いました。生徒は、マイクロピペットや電位委泳など、初めて体験することばかりでした。実験室は快適でしたが、熊谷はとにかく暑かったです。

7月31日(木) 川越市役所環境政策課訪問 in 川越市役所

  今シーズンの川越市内のクビアカツヤカミキリの調査報告と同時に、早急に対策を立てる必要性について生徒代表が市の担当職員の方々にお伝えしました。今シーズンのクビアカツヤカミキリの侵入は、南部ふじみ野市付近からと北部桶川市付近、さらに西北部の鶴ヶ島市付近からも迫ってきています。新河岸川の桜は、観光名所となっており、こちらに被害が及ぶことが危惧されます。今年対策できる薬の注入などのほかにも、もっと市民に情報を広める必要があることが大切であると訴えました。川越女子高校では、注意喚起のポスターなどを作成し、市に提案して協力する予定です。

8月5日(火) SSH全国生徒研究発表会 in 神戸国際展示場

  「埼玉県荒川水系におけるカワリヌマエビ属の侵入状況と準絶滅危惧種ヌカエビの保全」というタイトルで生徒3名と顧問1名で2泊3日で神戸市内に宿泊し、ポスター発表を行ってきました。1日目は、受付とポスター展示、2日目は、全国の223校のポスター発表、3日目は16校のプレゼン発表がありました。全国の性とか集まる大会で自分たちの研究を発表させていただき、素晴らしい経験となりました。多くの方々に私たちの発表を興味を持って聞いていただき、全国の高校生と交流も叶い、ご意見や励ましをいただきました。この経験を後輩に伝え、活かしていきたいと思います。

 8月18日(月)―8月20日(水) チームアライグマ合同夏合宿           in 埼玉県立総合教育センター江南支所

  生徒37名(川越女子・越谷北・大宮・熊谷西) 

  1日目 午前:植物・昆虫採集 午後:観察と同定 夜:ライトトラップと夜の散策

  2日目 午前:水生生物の最終 午後:観察と同定 夜:レクレーション

  3日目 午前:ミーティング 合宿のまとめの発表 午後:畜産実習

  暑い熊谷で、熱い実習を行うことができました。自分の知りたいことを自分で見つけていくスタイルの実習でした。埼玉の生態系を様々な角度からアプローチすることができました。また、他校の生徒と交流しながら班で協力して実習ができ、一層親睦が深まりました。

 8月23日(土) 高麗川調査

  今年2回目の高麗川調査です。前回は、水路に1匹もエビがおらず生物が壊滅状態でしたので、心配でしたが、ちゃんとエビも戻り、生態系も回復しておりました。白子橋は、これまで在来エビ100%でしたが、今回の調査で、外来エビが目視で確認できました。水量が減り、水位が異常に下がっているため、エビが遡上したものと考えられます。数が広がらないことを祈ります。

 8月25日(月)トッパン((株)朝霞工場ビオトープ訪問

ビオトープ訪問を行いました。地下水からのくみ上げ水の水質が保たれている様子や、エビが順調に育っている様を確認しました。川越女子高校の研究成果の発表と生態系協会からの荒川治水資料館へのエビの展示に関する説明をしていただき、情報交換をしました。

 9月6日(土)7日(日)紫苑祭

 2日間で900名弱の来場がありました。これは、紫苑祭に来てくださった人の1割に相当します。たくさんの方が生物部の活動や生き物に興味を持っていただけたら嬉しいです。今年は気合を入れて、エビのオブジェを作成しました。なかなかリアルだったとの評判でした。また、クビアカツヤカミキリの関するアンケートなどを行い、啓発活動を行いました。ご来場くださった皆様、ありがとうございました。

 9月17日(水)科学展論文提出

「荒川水系における外来カワリヌマエビ属の拡大状況」                 吉廣咲希 日下友結

「ビオトープにおける準絶傑危惧種ヌカエビの保全と水質変化がもたらす影響」 野中和奏 瀧口 遙

「クビアカツヤカミキリの雌雄の体長調査」                  中村碧音 菊地 圭 小池ひかる

「川越市におけるクビアカツヤカミキリの分布状況と対策」                     小池ひかる

「川越女子高校内における鳥類の飛来調査」               三浦珠稀 早坂真佑美 服部ふたば 

 

9月21日(日) 第3回チームアライグマ合同ミーティング in 川越女子高校生徒ホール

 生徒 39名参加 (川越女子・越谷北・大宮・所沢北・熊谷西・松山)

 シンポジウムのテーマを決定し、学校ごとの役割分担を決めました。

 テーマ 「チームアライグマと考えよう 現在・過去・未来から考える 自然に対して私たちにできること」

   討論会 テーマ   1.もし100年までに戻れたらどうしたいか。

              2.神なら未来をどうしたいか。

              3.現代の私たちに何ができるのか。

       午前中はこのテーマに会う先生の講演会を聞きたいということが確認されました。