校長日誌

「人格の陶冶」の或る実践

校長室の机の上に1通の手紙が置いてありました。近隣にお住いの方からのお手紙でした。封を切り、中の便箋に目を通しました。達筆な字で書かれた「本校生徒へのお礼」の手紙でした。川越市内のある場所まで行こうとしましたが、道が分からず本校生徒に尋ねたそうです。本校生徒は丁寧に現地まで道案内をしたそうです。途中、自分の将来の進路について語ってくれたそうです。暑い中、貴重な時間を割いて、コロナ禍の中にもかかわらず、道案内とおしゃべりに付き合っていただき、ありがとうございました、というお手紙でした。

いただいた手紙 校長あての手紙 3枚の便箋

本校はこれまで、「学力の向上」・「人格の陶冶」という2本柱で様々な教育活動を展開してきました。特に「人格の陶冶」は「〇〇ファースト」といった個人主義ではなく、他を思いやる大切な心・相手に寄り添う心・品位品格といった観点からも、川女生にとっては大切な精神です。

今回のお手紙をいただき、この川女生は「人格の陶冶」を自ら実践したと言えます。私は、このような生徒が川女にいることに誇りを感じています。「人格の陶冶」の実践をした生徒に感謝したいと思います。どうもありがとうございました。

最後にお手紙から一部抜粋します。『・・・そんな中、彼女は将来の夢などについて話してくれました。マイナスなニュースばかりの中、自分の目標を持ち、嬉しそうに夢を語る姿に、私まで清々しい気持ちになりました。・・・どうしてもお礼が言いたく、お手紙をさせていただいたことをお許しください。夢に向かって頑張ってください。』

 

校長日記 夏休みの一コマ(その2)

夏休みが始まって、ちょうど本日で1週間経過しました。残り16日となりましたが、生徒の皆さんは自分の立てた計画に則り、確実に前に進んでいることと思います。新館では工事が順調に進んでいます。また、新型コロナウィルス感染症防止や熱中症防止をしながら、様々な活動が展開されています。

カラーガード部の様子 新体操の活動 英語劇部の活動

大型サーキュレーター購入 バレー部の活動 水泳部の活動

体育館では大型サーキュレーターをさらに追加購入し、換気の徹底を図りながら、各部活動(バレー部・新体操部・英語劇部)が行われていました。プールでは、大会を終えたばかりの水泳部が密に気を配りながら、各自の記録設定による練習を行っていました。また、カラーガード部や弓道部や剣道部も元気に活動していました。

紫苑祭実行委員会の引継ぎ作業 図書館の様子 面談中の廊下

生徒ホール前の中庭では、紫苑祭が中止になってしまいましたが、紫実クリエ担当の生徒たちが引継ぎ作業として、小規模の門模型を組み立てながら、仕事内容を確認していました。また、図書館では、指定席(人数限定)にて各自が自習に励んでいました。暑い夏、様々なことに留意しながら、実りある時を過ごして欲しいと願っています。

校長日記 夏休みの一コマにて

8月4日(火)夏休みになり4日目の川女。課業日とほぼ変わらない風景ですが、新館では「トイレを中心とした改修工事」が本格的に行われています。また、「保護者を交えての面談」が各教室等で行われています。新型コロナウィルス感染症防止の対策の中、また梅雨明けの暑い中、ご来校いただき誠にありがとうございます。

廊下の様子 面談の準備 暑い中、保護者来校中

面談中 何でも相談 消毒も活用

また、補講も始まっており、参加している生徒たちは一生懸命に取り組んでいました。しっかりと各自のプランを立てて、うまく実行できるようにマネジメントしながら、焦らず確実に前へ前へと歩んで欲しいと願っています。実りある夏休みでありますように。

自習室の様子 補講の様子 さあ、頑張っていくぞ

校長日記 ALTのNadine先生へ感謝状

 この夏で任期満了となる本校ALTのNadine先生。先生には熱心な心温まるご指導をいただき、感謝申し上げます。全校集会では「離任式」を行いましたが、校長室において感謝状等を贈らせていただきました。Nadine先生はカナダからALTとして、2年間本校に勤務され、授業だけでなく英語部や放課後の個人指導などで、本当にお世話になりました。

感謝状を贈りました 感謝、感謝です 英語科の先生方と共に

 埼玉県教育委員会からの「感謝状」に続き、総務大臣からの「JET・絆大使」の証明書をお渡しさせていただきました。管理棟と本館をつなぐ2階渡り廊下にある「Nadine先生の掲示板」を見ることができなるのは寂しいですが、ますますのご活躍をお祈りしています。

校長日記 放送による「夏季休業前・全校集会」にて

 7月31日(金)、前期の夏季休業前における「全校集会」を放送により行いました。校長講話(下記参照)に続き、任期満了となったALTのNadine先生の「離任式」を実施し、Nadine先生から心温まる「お別れの言葉」をいただきました。また、生徒会からNadine先生に花束が贈られました。これまでの2年間のご指導に感謝するとともに、ますますのご活躍をお祈りしています。

放送による校長講話 ネイディン先生の言葉 感謝の花束贈呈

壮行会の様子 激励の言葉 花束の贈呈

 最後に生徒会主催による「壮行会」が行われ、書道部門・書道部・貫井綾菜さん(3-5)、そして自然科学部門・地球天文部代表・佐藤温さん(3-7)の紹介、花束贈呈などが行われました。今回の高知県総文祭は、WEBによる発表となりましたが、埼玉県代表として、ますますの飛躍を願っています。

 

《 夏季休業前全校集会・校長講話 概要 》                           
 皆さん、こんにちは。感染防止の観点から、今回の全校集会は放送による集会となりました。
 さて、去る2月27日に政府による「学校休校要請」が発表され、115日あまりに及び、学校の日常の機能が停止しました。その間、先生方で知恵を出し合い、議論を重ねながら、課題に加えて、ICTを活用した学びの機会を提供してきました。6月22日より通常登校が開始され、本日で40日が経過しました。
 まずは、健康管理・感染防止のために、これまで皆さんが様々な取組に協力してくれたことに感謝します。さらに、皆さんをサポートされてきた保護者の方々、そして常に前向きに皆さんや学校を支えてきた先生方に感謝します。
 一方で、大きな制限の中で卒業式や入学式を実施しましたが、様々な行事や大会、そして紫苑祭までが中止となってしまいました。本当に残念に思うとともに、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
 
 ところで、この度の事態を通して、皆さんは何を考え、何を感じたでしょうか。
私は、この度の事態を通じて、2つの大切なことに気づかされました。1つは、「繋がること」の大切さ。そして、もう1つは「矜持(きょうじ)」の大切さです。
 感染症防止としての「3密の回避」によって、長期間にわたり私たちは様々な「繋がり」が遮断されてしまいました。結果、「繋がり」がない世界で不安な生活を送ることになりました。「人は繋がって生きている生物(いきもの)」であることに気づくとともに、家族や友人の大切さ・ありがたさを身に染みて感じました。そして、もう1つは「矜持(きょうじ)」の大切さです。本日は、この「矜持」に焦点をあてて、お話をしたいと思います。

 皆さんは、「矜持(きょうじ)」という言葉を耳にしたことがありますか。「ほこへん」に「今」と書いて、「矜(きょう)」、「あわれむ・ほこり」とも読みます。その「矜」を持つ、ということで「矜持(きょうじ)」と読みます。「矜持」とは、「自信や誇りをもって、堂々と振る舞う」ということです。英単語で表現すれば、「Pride」「Dignity」「Self-esteem」の3つの要素を含んでいるのが、「矜持」なのです。
 この度の不測の事態によって、「自分」というものを見失いがちになってしまうこともあったでしょう。そんな時こそ、「矜持」とは何かを考えて欲しいと思います。皆さんにとっての「矜持」は何ですか。川女生である皆さんには、「川女生としての矜持」があると思います。それは、「学力の向上」「人格の陶冶」の源である「自主自律」の精神に他ならないと思います。
 ちなみに、「自信や誇りをもって、堂々と振る舞う」という「矜持」には、さらに「自身を抑制しながら堂々と振る舞う」というニュアンスも含まれています。
 先の見えずらい状況であるからこそ、「自己を見失わない」で「川女生としての矜持」を意識して、今後の高校生活を過ごして欲しいと願っています。

 明日から、23日間の夏休みが始まります。非日常の中での短い夏休みでもあります。どうか、計画的に、かつマネージメントをしながら、時間を有効に使い尽くして欲しいと思います。また、夏休み中は新館トイレの改修工事なども予定されています。皆さんに迷惑をかけてしまいますが、ご協力をよろしくお願いします。それでは、日々の健康管理をしっかり行い、充実した夏休みを送り、また元気な笑顔で会いましょう。

校長日記 生徒会「新執行部」の皆さんを迎えて

7月30日(木)早朝、校長室に新しい生徒会の執行部の生徒9名が訪ねてきてくれました。去る7月9日に改選が実施され、これからの生徒会を担うことになりました。心から応援したいと思います。

新メンバー勢揃い 一致団結で 応援します!

新会長・丸山千里さん(2-2)、副会長・岡田京子さん(2-3)、同・石鍋美羽さん(2-7)を含む生徒たちから順番に自己紹介があり、学校としての生徒会への期待やエールを送らせていただきました。これからの飛躍を期待しています。

校長日記 新館トイレ改修工事準備中にて

7月23日(木)4連休の初日、生徒の登校禁止となっている学校・校舎では、「新館トイレ等改修工事」の準備が業者によって行われています。この4日間で、新館・本館の間(会員の広場)に工事仮設事務所の設置、廊下・階段の養生、石綿調査、空気環境測定、仮設電気設定などを行う予定です。

仮事務所の設置中 新館入口の渡り廊下 階段も養生中

廊下のつなぎも養生 上から見た事務所の設置個所 新館渡り廊下の様子

特に、ブルー・シートで養生された廊下・階段が目立ちましたが、登校の際には生徒の皆さんは、「いつものように上履き使用」でお願いします。ブルー・シートは業者の方々が作業をしやすいように養生したものですので、皆さんは、そのシートを上を歩いても結構です。生憎の雨の中でしたが、業者の方々は本格工事に向けて準備を進めています。なお、本工事は8月1日から8月いっぱいまでの予定です。トイレの使用等、様々な場面で不便をかけますが、リニューアルされる新館トイレ(体育館トイレ等含む)の使用を目指して、どうかご協力・ご理解をお願いします。

校長日記 SSH・科学研究Ⅰの発表会にて

7月15日(水)4限目、視聴覚室において1学年SSHクラス「科学研究Ⅰ」の発表会が行われました。今回の「科学研究Ⅰ」発表会は、生物分野「様々な環境で、どのような環境破壊が起きているか、また環境破壊が生物に与える影響を調べまとめなさい」という課題を踏まえ、「調査報告に加えて、対策について考察を行う」という命題のもと、生徒の皆さんは堂々と発表しました。

発表に先立って スクリーンを活用して グループで協力発表

質問をする生徒 図柄で勝負 会場の様子

視聴覚室の窓を開放し、換気を行い、やや寒さを感じながらの発表会でした。生徒は研究グループごとにステージに上がり、各グループの研究テーマを掲げ、動機・対策と課題・期待される効果・まとめなど、順序良く論理的に発表を行いました。今回は実験が出来ないため、調べ学習が中心の「課題研究発表会」となりましたが、聴き応えのある内容ばかりでした。

《発表テーマ》

・大気汚染とその対策について        ・地球温暖化

・海洋生物を脅かすマイクロプラスチック   ・森林火災の解決に向けて

・ゴミ問題について             ・生活排水による水質汚染

・赤潮について               ・サンゴ礁の現状と保全

・プラスチックによる海洋汚染        ・より環境に優しいEV車の開発に向けて

校長日記 心癒される空間・只今「華道部」作品展示にて

7月13日(月)放課後より準備が進み、新館1階渡り廊下にて「華道部による作品展示」が行われています。紫苑祭の実施が叶わなくなってしまいましたが、華道部の部員が心を込めて作成した作品の数々。先の見えない状況が続く中、ホッとする空間となっています。

準備中の生徒たち さあ、どんな作品になるかな 素晴らしい作品の数々

6つの個性的な作品 目に映える美しさ ホッと見つめる空間

6月22日から通常登校となり、いよいよ7月21日からは考査が始まります。少しずつ活気を取り戻している学校ですが、感染症防止の緊張感は続いています。そんな時こそ、「ホッとする空間」が必要だと思います。華道部の皆さんの作品をゆっくり鑑賞してみませんか。華道部の皆さん、素晴らしい作品をありがとうございます。なお、展示終了後、管理棟1階事務室前や校長室に作品は移動し、毎日堪能させていただいています。

校長日記 3年生・ケジメの校内引退試合にて

7月11日(土)本日は土曜授業でしたが、放課後には体育館・グランドなどにおいて3つの運動部の引退試合(校内交流試合)が行われました。新型コロナウィルス感染症拡大により、正式の大きな大会・地区予選などが相次いで中止・延期等の扱いになってしまいました。こんな逆境ですが、川女生たちは、しっかりと現実に正対し気持ちを切り替えています。

グランドではソフト試合 3年チームは強い 大きな当たり!

バスケットの試合中 久しぶりの熱い汗 保護者の応援も

グランドでは、陸上部のトレーニングを横目にソフトボール部が「先輩・後輩チーム交流試合」を行っていました。大きなヒットを放つ3年生の雄姿、グランドにはいつもの歓声がわいていました。また、体育館ではバスケットボール部の引退試合。大勢の保護者の応援を受けながら、伸び伸びとパス・シュート。皆さん、いい汗をかいていました。

剣道部の練習風景 保護者の応援を背にして 気合が飛び交う

そして、剣道場では剣道部が紅白試合・合同稽古を行っていました。全開の窓、大形サーキュレーターの稼働など、感染防止の対策を行いながら、3年生にとっての最後の部活動が行われました。これまで見守っていただいた保護者や指導者の方々に感謝するとともに、これを機にして、自分の中での「ケジメ」をつけたことと思います。さらなる飛躍に向かって、前進あるのみ。