校長日誌

校長日誌 英語劇部自主公演

令和5年10月9日(月・祝)英語劇部の自主公演「Singin' in the rain」が川越市やまぶき会館で行われました。演技、歌、踊り、照明、音響などどれをとっても大変素晴らしい内容でした。雨の日の午後でしたが楽しく過ごすことができました。次回春の自主公演を楽しみにしています。

校長日誌 後期始業式

令和5年10月2日(月)後期始業式を行いました。爽やかな日和となったので、今回は体育館に全校生徒が一堂に会する集会形式としました。3学年全員が体育館に集合するのは実に4年振りのことです。校歌も3学年揃って斉唱ができました。素晴らしい斉唱でした。校長講話の後、進路指導部主任からは人間国宝で漆芸家の大場松魚氏の文章を紹介し、目標を定め、自分を高めることについて、生徒指導部主任からは服装の在り方、不審者対策としてできるだけ複数で周囲に注意を払いながら登下校すること、SNSへ書き込みする際の注意事項等について講話をしました。
始業式に続いて、部活動等の報告会、壮行会が生徒会主催で以下のとおり行われました。

報告会
少林寺拳法 インターハイ 単独演舞の部
壮行会
陸上競技部 関東大会 棒高跳び

全校生徒で校歌斉唱 報告会 壮行会

以下は、校長講話の要旨です。表示されない場合は<続きを読む>をクリックしてください。

 

校長講話要旨

 皆さん、おはようございます。 

 先日行われた紫苑祭では、紫苑祭実行委員会や生徒会をはじめとする生徒皆さんの協力で、素晴らしい文化祭を実施することができました。特に紫苑祭実行委員の皆さんは様々な状況をよく判断して紫苑祭の運営をしていただきました。そのおかげで当日の大きな混乱もなく、紫苑祭後の感染症の拡大などもなく、終えることができました。もちろん実行委員でない生徒の皆さんも、規律遵守の姿勢が素晴らしく、川女生のポテンシャルの高さを実感しました。本当にお疲れ様でした。

 さて、今日はまず、先日男女共同参画苦情処理委員会から出された勧告についてお話しします。

 昨年、「埼玉県立の男子高校が女子が女子であることを理由に入学を拒んでいる。女子の入学は当然認めるべきだ。女子差別撤廃条約に違反している事態は是正されるべきだ」との申し出が埼玉県男女共同参画苦情処理委員会に寄せられました。

 それに対し、今年8月30日に苦情処理委員会は次のような趣旨の勧告をしました。

 『「男女別学」は女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約上、男女別学であることだけでは条約違反とはされていないものの「男女共学」での教育が奨励されており、男女の役割についての定型化された概念の撤廃が求められている。埼玉県立高校の男女別学校における管理職や教職員の格差における問題が浮き彫りになっていることは明らかであり、別紙で提言した施策がなされるとともに、埼玉県立高校において、共学化が早期に実現されるべきである。』

 というものです。詳しい内容は埼玉県のホームページに掲載されています。埼玉県教育委員会は来年8月までに何らかの回答をする必要があり、検討を始めたところだと聞いています。皆さんも当事者であるわけですから、一人一人が別学校について考える良い機会かなと思っています。

 実は、20年ほど前にも、男女別学に関する同委員会からの勧告があり、長い時間をかけて検討が続けられています。一方で、こうした問題を議論するときに私たちは早期の解決を求めがちです。スピード感をもって判断すると言うことを小さい頃から評価されてきたからです。

 このように一般的に現代社会で評価されてきた不確かさや懐疑的なことからいち早く脱出する能力。正解のない状況でも正解を作り出し、行動する能力。こうした問題解決能力をポジティブ・ケイパビリティといいます。

 それに対し、長い時間議論を重ねるなど、すぐに答えが出ない状況でも性急に解決やその理由を求めず、不確かな状況下でじっくりと考えることを耐えられる能力をネガティブ・ケイパビリティといい、VUCAと言われる現代社会に必要な能力であると近年言われています。

 その理由の一つは、当然のことですが、世の中の課題はすぐに解決できる物事ばかりではないということです。短期的視野で早く、正確に判断したものが、長期的に見ると必ずしも正しいとは考えられないことはよくあることです。ネガティブ・ケイパビリティを持つことで、じっくりと考え、今までにない発想で、より多くの人々に理解される方策を導き出すことが期待されるのです。

 その他の理由として、ネガティブ・ケイパビリティを持つ人材は、「わからない」という不安や完璧でないことを受け入れたり、自分の見方や考え方以外の可能性はないかと常に考えたりすることから、いわゆるエンパシー(異なる境遇の他人を理解する能力)を持ち、他人により寛容であることがあげられます。

 こうした人材が増えていけば、より暮らしやすい社会の構築に繋がると考えられているのです。

 男女別学のような大きな問題でなくても、ちょっとした人間関係や出来事においても、必要な力と言えます。

 さて、3年生はいよいよ次の進路に向けた準備が最終段階に入ってきました。あせってあわてて人生の問題の解決を求めたりしていないでしょうか? 試験では、クイック・ソリューションが求められ、ポジティブ・ケイパビリティが必要となりますが、そのための準備とこれからの長い人生を考えて行くにはネガティブ・ケイパビリティが必要です。

 バランスの良い力を身につけ、その力を適切なタイミングで発揮することを意識して準備を進めることが大切です。

 また、1,2年生も学校行事等の中心として活躍していく時期になりました。様々な力を身に蓄え、皆さんが様々な場所で活躍することで、川女がみんなにとって更に過ごしやすい学校となっていくことを期待しています。後期も頑張っていきましょう。

  私からは以上です。

校長日誌 PTA等4会 第2回常任理事会・理事会

令和5年9月30日(土)本校PTA、後援会、体育・文化振興会、空調設備等設置運用委員会の第2回常任理事会・理事会及び次期役員選出に向けた各会の推薦委員会が開催されました。
常任理事会・理事会では、本部及び各委員会の報告の他、空調機器更新に関する議題等計3つが提案され、いくつかの質問や追加説明等があるなど慎重な審議の上、いずれも承認されました。推薦委員会では、各会の進捗状況の報告、確認がありました。お休みのところ御出席いただいた役員の皆様、ありがとうございました。
推薦委員会の様子

校長日誌 PTA大学見学会

令和5年9月29日(金)本校PTA総務委員会が主催する大学見学会が4年振りに開催されました。今回はお茶の水女子大学と東京大学を見学しました。貸し切りバスで移動ということもあり、多くの保護者の方が希望されたのですが、抽選で89名の方が参加しました。お茶の水女子大学では、現在大学1年から3年の8名の本校卒業生が、受験や大学生活について話してくれ、更に学内の案内もしていただきました。東京大学では、本郷キャンパスの各校舎や食堂などを見学しました。大変有意義な研修会になったと思います。企画した総務委員会の皆さん、お疲れ様でした。

お茶の水女子大学   東京大学

校長日誌 前期最終日

令和5年9月28日(木)本日が前期の最終日です。通知表の結果は過去の成果を表しているだけではなく、次への課題の提示でもあります。生徒の皆さんは、数字に一喜一憂することなく、これまでの自分を振り返りつつ、自らの課題を見据え、やるべきことを整理してください。3年生は、学年集会を行い、受験に向けた指導を行いました。3年生の皆さん、受験までの期間、自分を見失わず、コツコツとやるべきことをしていきましょう。応援しています。 3年生学年集会の様子

校長日誌 紫苑祭

令和5年9月9日(土)、10日(日)紫苑祭を行いました。今年度もインターネットでの申込制とし、2日間をそれぞれ午前午後に区切り、計4部制の総入れ替えで行いました。一般来場者については今年度、QRコード読み取りでの入場と新しい試みでしたが、機器トラブルもなく、紫苑祭実行委員の適切な対応でスムーズな受付ができました。9日午前中はあいにくの小雨。その後天候は回復し、催し物は予定通り行うことができました。多くのお客様にご来校いただき、また、感染症対策にもご協力賜り、ありがとうございました。また、来年度お待ちしております。紫苑祭実行委員、生徒会をはじめ、すべての生徒の皆さん、大変お疲れさまでした! 大変すばらしい紫苑祭でした!

校長日誌 実力テスト

令和5年8月28日(月)夏季休業が終わり、本日から学校が再開しました。本日は全学年とも終日実力テストです。1年生は本日まで。2、3年生は明日までです。生徒の皆さんは夏季休業中に蓄えた力を存分に発揮してください。

校長日誌 明治記念館の改修工事を終えました

令和5年8月28日(月)同窓会及び川越市の御支援で行っていた明治記念館の改修工事が終了し、本日から通常に使用できるようになりました。本校にお立ち寄りの際は、是非改修がすんだ明治記念館をご覧ください。 なお、紫苑祭は申込制となっており、誠に申し訳ないのですが既に申し込みは締め切っています。

校長日誌 わくわく科学教室

令和5年8月18日(金)川越市立川越中央小学校で「わくわく科学教室」を開催しました。SSHで培った科学の知識とプレゼンテーション力で本校生徒が小学生に科学の楽しさを伝えました。小学校の先生方にもご協力いただき、今年も成功裏に終えることができました。ありがとうございました。

     
   

校長日誌 全国高等学校総合文化祭埼玉県代表作品展

令和5年8月18日(金)全国高等学校総合文化祭埼玉県代表作品展に行ってきました。本校書道部生徒の作品をはじめ、美術工芸、写真の本県代表作品も展示されています。そのほか参加した各部門のパネル展示もしています。かごしま総文の雰囲気を味わえます。本作品展は、プラザノースにおいて8月21日(月)まで開催されています。

校長日誌 2023かごしま総文

令和5年8月2日(水)~5日(金)全国高等学校総合文化祭2023かごしま総文に行ってきました。本校からは文芸部、放送部、書道部、音楽部の4つの部活動が出場しました。日程等の関係で、書道部と音楽部の様子は見に行くことができました。いずれも素晴らしい作品、演奏でした。なかなか得ることができないこの経験を、次のステップに活かしてください。
この期間中は台風6号が沖縄で猛威を振るい、その後は九州地方にも被害をもたらしました。被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。

桜島 書道部門は薩摩川内市 本校生徒作品
 
合唱部門は鹿児島市 演奏後の集合写真  

校長日誌 明治記念館修繕

令和5年7月27日(木)川越市と同窓会の御支援で、明治記念館の修繕を行っています。本校の明治記念館は川越市の文化財に指定されており、御支援いただいています。9月9日(土)からの紫苑祭には間に合うように工事を進めていただいています。紫苑祭にお越しの際は、よりきれいになった明治記念館を是非ご覧ください。なお、紫苑祭入場には8月8日(火)から開始する事前申込みが必要です。

校長日誌 音楽部定期演奏会

令和5年7月21日(金)音楽部定期演奏会がウエスタ川越大ホールで行われました。平日の夕方にもかかわらず、大変多くの方にお越しいただきました。大変素晴らしい演奏でした。音楽部は8月に鹿児島県で行われる全国高等学校総合文化祭に出場します。鹿児島での演奏がますます楽しみになりました。

校長日誌 全校集会・報告会・壮行会

令和5年7月21日(金)全校集会を行いました。今回は、ここのところの暑さを考慮してオンラインで実施しました。校長及び進路指導主任、生徒指導主任の講話の後、部活動の報告会、壮行会が生徒会主催で以下のとおり行われました。
学校及び県の代表として参加する皆さん、大会当日は存分に力を発揮してください。また、他の都道府県の高校生との交流で、自らの力を更に伸ばしてください。

報告会 
陸上競技部 関東大会 800m、1,500m、4×400mリレー

壮行会
陸上競技部 インターハイ 800m
      関東選手権  10,000m
放送部   NHK杯全国放送コンテスト テレビドキュメント部門、アナウンス部門
      全国高等学校総合文化祭   アナウンス部門
文芸部   全国高等学校総合文化祭   文芸部誌部門
音楽部   全国高等学校総合文化祭   合唱部門
書道部   全国高等学校総合文化祭   書道部門
SSG   全国SSH生徒研究発表会

進路指導主任講話 生徒指導主任講話 陸上競技部
陸上競技部 放送部 文芸部
音楽部 書道部 SSG
←生徒会長から激励  

以下は校長講話の要旨です。表示されない場合は<続きを見る>をクリックしてください。

 

校長講話要旨

 皆さん、おはようございます。大分暑い日が続いていますが、体調はどうでしょうか。今回の全校集会は、体育館に千人以上集まると、大変暑いだろうという理由で、オンラインでの実施となりました。

 こうしたことが臨機応変にできるようになったのも、校内のWi-Fi環境が整ったおかげです。

 皆さんが当たり前のように使っているこの校内のWi-Fi環境は、3年生が入学する直前に概ね整ったばかりです。社会全体のデジタル化は等比級数的に進んでいます。

 今年に入ってからは生成AIが登場し、社会に大きな衝撃を与えました。その安全性や活用のあり方について、様々な専門家が議論しています。便利だからと言ってその仕組みや運営母体などの基本的な部分を無理解のまま使用するのは危険だからです。

 今から40年ほど前に第1作が公開され大ヒットした「ターミネーター」シリーズは、当時、奇想天外で非現実的なストーリーとして受け止められました。

 映画は、言うなれば生成AIと人類との戦いが描かれていますが、AI技術の急速な進歩を目の当たりとしている今となっては奇想天外と笑ってはいられません。「人間が想像できることは、人間が必ず実現する」とジュール・ヴェルヌも言っています。国連では、既にAI兵器の禁止について、議論が始まっています。映画のような世界が現実とならないように私たちは真剣にその危険性を考え、活用方法を論じていかなければならないと思います。

 さて、東京大学の栁川範之教授は、現実に登場してしまった生成AIにより、これから皆さんの学習方法が大きく変わると言っています。これまでは与えられた「問い」にいかに効率的に答えるか、そのための学びでしたが、これからは自分にとって有効な答えを得るために、効果的な問いを立てる力を身につける学びをしなければならないと言うことです。

 少し乱暴な言い方をすると、ありきたりの問いにありきたりの答えを作成するだけであれば、もはや人類と生成AIとで差別化はできないのです。

 では、意味のある「問い」を立てるにはどうしたらよいでしょうか。私はこれまでと同様に、豊富な基礎知識や多様な経験が必要だと考えます。そうしたものに裏付けされた「問い」でなければ、効果的なものとならないでしょう。

 また、前述の栁川教授は、「答え」に安易に納得せず、突き詰めていく姿勢が大切だとも言っています。

 日本では先月、第4期教育振興基本計画という国が進めていく教育政策の根本となるものが閣議決定されました。その計画のコンセプトの一つは「ウェルビーイングの向上」です。

 生成AIは、人類に便利で豊かな生活のために開発された技術です。でも、皆さんすでに分かっていると思いますが、便利で物質的に豊かな生活が、即座に幸せとは限りません。生成AIをはじめとする新しい技術を、心の豊かさや幸せ、生きがいといったいわゆるウェルビーイングにつなげることができるかどうかは私たち一人一人に係っているのです。もちろん私たち教員など、教育に携わるものの努力も必要ですが、生徒の皆さん自身の考え方や行動の変容が最も重要だと思います。

 明日から夏季休業となります。補習や部活動で忙しいのだとは思いますが、ウェルビーイングの向上につながる学び方、考え方、行動を是非、皆さん自身で考えてみてください。

 では、夏季休業中、体調管理には十分気をつけて、また、事故にも遭わないように、休み明け、みんな元気な姿でお会いしましょう。私からは以上です。

校長日誌 彩の国進学フェア

令和5年7月15日(土)本日から明日まで、さいたまスーパーアリーナで彩の国進学フェアが行われています。本校も参加しています。本日はたくさんの方に本校のブースにお立ち寄りいただきました。ありがとうございました。当日受付が可能とのことですので、本校に興味をお持ちの中学生の皆さん、ぜひお越しください。

校長日誌 第2考査

令和5年7月11日(火)昨日から第2考査が始まっています。日々積み重ねてきた成果を存分に発揮してください。
なお、とても暑い日が続いています。勉強はできるだけ涼しいところでお願いします。また、涼しいところでじっとしていても身体の水分は失われています。適切な水分補給をして、熱中症予防を心がけましょう。体調管理は優れたパフォーマンスを発揮するための必須事項です。

校長日誌 保護者面談

令和5年6月22日(木)本日から27日(火)まで保護者面談期間です。各ご家庭と学校とが十分な情報共有ができるようにして参りますので、保護者の皆様ご足労ですがよろしくお願いいたします。

校長日誌 かごしま総文壮行会

令和5年6月20日(火)埼玉県高等学校総合文化祭開会式・40周年記念式典・全国高等学校総合文化祭壮行会が埼玉会館で行われました。本校からは、この8月に行われる全国高等学校総合文化祭鹿児島大会(かごしま総文)に出場する音楽部、書道部、文芸部、放送部が参加しました。各部の鹿児島での活躍を期待しています!
写真は、音楽部の壮行会での演奏風景です。

校長日誌 実力テスト

令和5年6月15日(木)・16日(金)3年生実力テストを行いました。実力を十分発揮できたでしょうか。結果に一喜一憂することなく、良かった点、悪かった点をしっかりと検証して、次へのステップにつなげてください。

校長日誌 土曜公開授業

令和5年6月3日(土)保護者対象土曜公開授業を行いました。荒天でしたが、沢山の保護者の方に参観していただきました。ご来校ありがとうございました。
また、受付を担当していただいたPTA役員の皆様、ありがとうございました。
写真は受付の様子です。