カテゴリ:出張講義
SSH大学講義やっぱり世界は数学でできている・横浜大学根上教授
6/24(月)に大学出張講義として、横浜大学の根上教授より、「やっぱり世界は数学でできている」を講義いただきました。
根上教授には、毎年、本校で講義を行って下さっています。ドラマや映画などで、数学の監修を務めるなど、多岐に渡ってご活躍されている方でもあります。お話しもユーモアあふれ、数学のおもしろさ、大学で学ぶことの意味、ご自身がなぜいわゆる数学者となられたのかなど、魅力的な内容でした。
参加生徒は64名、多くの生徒が参加し、パソコンやタブレットを扱いながら、数学を“体験”しました。
【以下、生徒の感想(抜粋)】
・今回の講義の内容とはズレていますが、数学が好きという人の話を聴く度に、人々がどれだけ全く違った感性を持って生活しているのかを実感します。しかし、最後の質問の中で、根上さんが仰っていた、将来のことを考えるときに、大人の納得する選択肢だけを見るのではなく、幼い頃に純粋に興味を持っていたものを思い返してみると、今の自分を形成しているものが見えてくるという話から、自分の進路を考える一つの新しい見方を教えてもらったような気がしました。
・図形は数学の中で苦手分野でしたが、コンピュータを使って簡単にトライできる状況だと、私の苦手な図形要素もあまり感じず飽きずに挑戦できました。今回の問題のような一貫性のないような事象にも公式があると知り、なんでも計算で求められかつ法則性もある数学の奥深さを感じました。また終盤には、シンギュラリティなど人工知能に関連した話が出てきました。私は今のままだと知識や経験の量で勝負するAタイプだと思いましたが、初見の問題があっても自分で自信を持って考えられるような勉強を今後していきたいです。・普段の数学の授業、テストなどでも、公式を丸暗記するのではなく根本の考え方から理解していくことも重要だということがわかりました。中学の数学までは根本の理解まで意識的に行うようにしていたのですが、高校になって難易度が上がり、公式の内容の理解も追いつかなくなって丸暗記することが多くなりました。最近では授業で先生が公式の内容説明をしていても私には理解できないと始めから諦めていました。しっかり理解していればいざ本番で公式が曖昧になった時に自分を助けてくれるとわかり、これからは授業でもちゃんと聞こうと思いました。また、AIが発達し単純計算なら機械がやってくれるような世の中になった時の私たちの数学との関わり方の変化について考えるきっかけにもなりました。その計算自体に勉強する意味全てが詰まっているわけではなく、計算の過程の思考能力が将来役に立つと学校の先生が言っていたことを思い出し、今回の講義とその言葉が結びつきました。私は数学が苦手ですが、もっと前向きに取り組んでいこうと思う良い機会になりました。
【SSH】埼玉大学出張講義「脳の性差ができる仕組み-性の多様性を考える-」
1月29日(月)本校第2化学室にて埼玉大学出張講義「脳の性差ができる仕組み-性の多様性を考える-」が行われました。
埼玉大学理学部生体制御学科の塚原 伸治 教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
体の性や心の性といろいろな性差があるけれども、脳のつくりに性差はあるのだろうか、という話題から始まりました。脳の構造的には性差が見られ、これらの違いにはホルモンが関わっているということが現代の科学でわかってきている。遺伝子の違いだけでなくホルモンのはたらきによって脳のつくりに違いが生まれる。また、人間の脳に性差があるように動物の脳にも性差がある。脳の性差が性的思考に関わっている。などなど非常に興味深いお話をしていただきました。
【参加生徒の感想(抜粋)】
・とてもためになる授業でした。今後の生活に活かそうと思います。ありがとうございました。
・性分化からジェンダーにつながるのが聞いてて面白かった。
・今話題になってる性について聞けてよかったです。受け入れられる世界になればいいなと思います。
・興味深い内容でおもしろかったです。
・メスラットの内メスが好きな個体は、性行為をしようとしないから分からないのだろうなと思いました。そこはメスが求愛行動を示す種類の動物で見てるのか、気になりました。
・初めて脳を研究している人の話が聞けて面白かった。
・今回の授業で、性自認は考え方だけでなく脳の構造が直接関わっていることに初めて聞きました。
性自認に環境も関わってそうだということでどのように研究するのか気になりました。
・脳の性差について深く知ることができました。
・LGBTQA+という性別のことは知っていたけれど、こんなにも多くの人が当てはまっていると答えたことを知って驚きました。心を科学的に研究しているのが、面白かったです。共通点や相違点も分かりやすくて、何度もなるほどとなりました!
・性の違いで脳のしくみも違っているということに驚きました。生物基礎でやったホルモンや受容体も関連していて復習するいい機会になりました。今後もっと性と脳の関係について色々な発見がされればいいなとおもいました。
・脳の多様性がとても面白かったです。
・人の性別は環境による要因が多いと思っていたが脳の部位の大きさも変わっていることに驚きました。
・脳の性差には先天的な遺伝子によるものだと思っていたが、ホルモンの微妙な違いによっても影響されることを初めて知りました。
・世間では心の性と呼ばれているものを、脳の性差の観点から見ることで、どのような違いが生まれるのかを改めて考えることが出来、どれほど多様になるのかを考えることが出来ました。
・心の性と脳の構造について興味があったので参加してみましたが、要点を掴んだ説明を聞き理解することができたのでよかったです。自分だけ調べる時間はないので、正しい知識を短時間で知ることができ、疑問を解決することができました。
・脳にはひとりひとりみんな違うから、全く同じものはないから多様性はあって当たり前だという言葉が1番印象に残った。はっきりと何かが違うというものがないから同じヒトであるけどその中にもいろいろな個人によって差があるのは面白いことだなと思った。
・やっぱり生物って面白いなと思いました。今回の講義に参加してとても良かったなと感じました。性をLGBTQ+にいつも分類してしまっていたけど、女性でも少しは男性らしさもあって、男性でも女性らしさはあって、そうだよなと気付かされました。とても学べることの多い講義でした。ありがとうございました。
・心や性の多様性など、目に見えないものを目に見える形で解き明かしていくのがとても面白いと思った。
・LGBTQA+にシスジェンダーが含まれていないのは意外だった。先生も仰っていたが、マイノリティのみの総称をつくるのは若干差別的な感じがするので、最適ではないと思った。
・履修済みの内容が多く分かりやすかったです。生物にも多様な性があることを知りました
・LGBTQまでは知っていたが、Aと+があることには驚いた。またその人たちの割合が高いと知り、逆になぜ今まで隠さなければいけないようなことだったのか、そうなってしまったのか、それとも年々増えているのか気になった。
・大学レベルの内容を聞けて楽しかった。
・脳の性差は、環境も関わるということを知り、驚いた。5歳児が描く内容が異なっていて、面白かった。脳の性差は、男性の型がすべて決まっている訳ではなく、モザイクのようなのだなと分かり、驚き、自分はどのような脳のしくみになっているのか気になった。
・同性愛男性は脳の部分が異性愛男性と比べて違うところがあるということや、家畜化されたオスヒツジの約8%がメスよりもオスが好きということが興味深かったです。
・受験科目に生物を選択して学んできたことが、今後の研究をするにあたってだったり、ほかの研究者の話を理解するのに必要なんだということを改めて実感して、今後の生物学の学習へのモチベーションが上がった。
・今回、性分化が遺伝だけでなくホルモンが大きく関係している事にとても驚きました。
・私は社会学や心理学に興味があり、今回の講義はその学問に関係すると感じ、知識として知っておきたいと思い参加しました。LGBTQA+や脳の構造の違い、またなぜそのような「性差」が起こるのか、など今後活かせそうなものが数多く知ることが出来たため、とてもいい機会になりました。
・脳の違いはほんのちょっとの違いやタイミングの違いだけで、大きな個性になるということが知れて、とても興味深かったです。人間と他の動物との脳の共通している部分があるということも初めて知って驚きました。こころを科学的な研究でも追求していけるのは面白いなと思いました。
・性の多様性について、知らない面から知ることができたので良かったです。
・なかなか聞くことのできない内容の講演を、聞くことができてよかった。
・そもそも男性と女性の脳はどこが違うのかを考えたことがないので、全視床下部間質核の細胞の密度や、ホルモンの差で変わってくるという点を知ることができ面白かった。脳は、やはり面白いなと思ったので今後もう少し情報を集めたい。
性自認や性的指向が脳のつくりやホルモンの働きに影響される仕組みが知れてとても面白かったです。まだわからない、という分野も多かったのでこれからの研究がとても興味深いです。
・今回の講座は、LGBTQA+という世間でも話題になっているテーマであったため、身近に感じることができ、楽しく講座を聞くことができました。脳のほんのわずかな違いにより、性自認なのが決まっているかもしれないと考えると凄いと感じました。難しい実験ではあると思いますが、結果が分かることを楽しみにしています。
【KEK出張講義】「アト秒レーザーと物理学」
11月11日(土)の午後に本校第一多目的室にてKEK出張講義「アト秒レーザーと物理学」を実施しました。
例年、KEKの多田將先生にお越しいただき物理学関係の講義をしていただいています。今年は10月に発表されたノーベル賞にちなんで「アト秒レーザーと物理学」という内容で講義をしていただきました。
最新の物理学を理解するためには生徒たちがまだ習っていない基礎的な内容が必要なのですが、基礎的な内容から丁寧に話をしてくださり、アト秒レーザーとはどのように発生させるのか、ノーベル賞受賞の科学者がそれぞれどんな研究で受賞したのかなどわかりやすく説明してくださいました。
参加した生徒の感想です。
・説明分かりやすかったしユーモアがあって楽しかったです。
・自分の職業を自分の好きなものにして、おしゃれと職業を両立していることがとても良いと思い、憧れた。私も将来、そのようにいきたい。
・最初は何も知らなかったけれど講演を聞くにつれて段々理解できて嬉しかったです。良い経験になりました。
・ニュートリノは、新聞でみて、少し知っていたのでそれが繋がって嬉しかったです!
講演会は新しい知識が増える、とてもいい場でした。
・少し難しい内容なのかと思っていたけれど、先生の講義はとても分かりやすかったので面白かったです。失敗してしまっても原因を解明して、やり続けることも大事なのだと学びました。今回の講義で新たに知ったことなども生かして、今後の進路選択に役立てていきたいです。
・今回の体験がなければそのことを知る機会もないわけで本当に貴重な体験をすることができたと思います。話を聞いて面白なと思いました。
・化学の授業で金属の炎色反応については習いましたが、どうして各金属で出る色が異なるのか、光が出るのかは知らなかったため本日の講演でその仕組みがわかり面白かったです。
・とても面白かった。アト秒レーザーの話が詳しく聞けてよかった。とても面白かった。1つ1つのことが段々納得されてくる感じがとても楽しかった。自分のこれまでの知識も生かされてよかった。この前の山守さんと違って1つの研究にあたり必要な人数が全然違うし、単なる大きさという意味では研究の規模もはるかに大きいので、色々な分野があるんだなあと思った。色々ある中でもトップレベルの大きさだろうけれど…
質疑応答の時の、失敗しても生かしようによっては生きるよ、という話も印象的。その生かしようによってノーベル賞とったんだからなあ… チャンスになるものを見逃さない精神を身につけたいなと思った。
・最も印象に残ったのは、「ノーベル賞を取るような研究の基礎には、何がしたいのか分からないような地道な勉強がある」ということです。普段の勉強も、将来に繋がると信じて頑張りたいです。
・ノーベル賞について、詳しく、分かりやすく知ることが出来ました。物理について詳しく学習したことがないので、説明を完全に理解することは正直出来なかったのですが、図やグラフ、動画により、何となくではあるものの、視覚的に理解することが出来たのではないかと思います。また、「ニュートリノ」という言葉を聞いたことがあったのですが、内容については知らなかったため、このようなもしかしたら将来役に立つかもしれないような研究をされているなんてすごいと感じました。私は2年で地学を選択したので物理についてこれから詳しく学習することはありませんが、楽しく物理について知ることができ、とても有意義な時間となりました。
【SSH出張講義】本田技研の訪問授業が行われました。
6月26日(月)の午後に本田技研工業の川井 春菜 先生を迎えて「訪問授業」が行われました。川井先生は川越女子高校のOGで、高校時代は水泳部に所属していました。
本田技研では、操縦席周りのHMI(Human Machine Interface)を研究されています。どのようなデザインであれば人が使いやすいのか、機能的な面だけでなく、使っていてわくわくするようなデザインはどのようなものかなど考えて研究をされているそうです。
本田技研で研究されていることだけでなく、高校時代から就職するまでの話もしてくださりました。大学時代は生物を専攻しており、車とは直接関係がないことを研究していました。その状態から就職のときにどのようなことを考えて進む道を決めたか、車の開発にどのように興味を持ったかなどをお話しいただきました。将来の仕事を考えるときは1つの科目で考えるだけでなく、複数の科目を組み合わせて考えると良いという話や、得意か苦手かどうかよりも自分の興味があることを大切にすると良いといった話で生徒の進路選択の視野を広げてくださりました。
参加した生徒の感想(一部)です。
・私は文系科目の方が好きで、理系科目は難しいと、感じていたので今回の出張講義も少し理解するのが難しいのかなと思っていましたが、お話を伺って物理が苦手だったけどエンジニアという仕事に就いていてHMIの開発などをしていると教えてもらい、興味を持ちました。今苦手科目があったとしても将来楽しいと思えることをやればいいのだと感じました。今日の講義を将来また思い出して役立てたいです
・川女卒の先輩が、進路や自分の選択理由を教えてくださったり、職場の雰囲気を説明してくださったり、とても良い経験となりました。私も進路選択は、今見えているものだけで決めずに、自分のやりたいこと、好きなことを極めていきたいです。
・一見物理に見えるような部署でも、生物や情報の知識を組み合わせていることを知り、学ぶことと関係ないからとどこかの分野を疎かにせずどの分野にも興味を持って学ぶことが大切だと分かった。好きな学びを掛け合わせて考えるなど、進路について興味を持って調べたり考えたりする。
・先生が物理が苦手なのに理系を選んだことに驚いたけれど、興味を持ったことを苦手というだけで諦めないほうがいいと言われて、これからの進路選択に活用していこうと思った。自分の好きを大切にして、これからも考えていこうと思った。
横浜国立大学 根上先生 出張講義
6月9日(金)放課後に、横浜国立大学名誉教授 根上生也先生と、同大学教授 山本光先生お招きし、「chromebookを使った数学探究」という題で出張講義を行っていただきました。
普段の授業とはひと味違う数学の探究の授業に生徒も興味津々でした。
根上先生、山本先生ありがとうございました。
【SSH】横浜国立大学名誉教授 根上生也先生 出張講義
2月4日(土)午後(13:10-16:10)に、横浜国立大学名誉教授 根上生也先生による出張講義「やっぱり世界は数学でできている (5)」がありました。根上先生の本校での出張講義は平成26年度(2014年度)から行われていて、今年度で9回目です。
先生が監修された様々なテレビドラマ、映画の裏話から始まり、高校での勉強と大学以降の勉強はどう違うか、これからAIにとって代わられないためにはどんな力を身に付ければよいか、今後の数学教育はどう変わっていくべきか、など、生徒、教員のどちらに対しても、とても興味深いお話をしていただきました。
今回の講義の中心は、根上先生が作られた数学のアプリ(nの値を指定すればn個の点を結ぶすべての線を引き、交差している点の数と交差がない辺の数が表示されるものなど)を生徒が各自のクロームブックを操作して答を見つけ、そうなる理由を考えるものでした。数学の講義でアプリを使い手を動かす学びは、生徒にとって新鮮だったようです。
講義の最後に、フリーハンドでできるだけ正確な円を描く競争を行い、アプリでの点数が900点以上の生徒には先生から賞品が贈られました。
【参加した生徒の感想】
・お話全体がとても面白かった。先生が仰った学校教育の考え方や勉強のあり方は、一理あるどころでは無いと思った。勉強によって出来たはずのことを出来なくしてしまっているのはたまに実感することがあり、固定観念や今までの経験に囚われすぎないようにしたい。円描きでは900点までいけなくて悔しかった。
・走れメロスを数学を使って考えてみたりだとか、コーヒーカップに月を浮かべるなど、今まで数学で考えたことがなかった分野を数学を使って考えていたのが面白いなと思いました。円描き大会もとても楽しかったです。
・日本の教育方針はやっぱりちょっとおかしいなと思いました。
・数学などの特に人の能力が問われるものは飛び級にしてもいい気がします。
・実際に自分で理解するということを体験できて、やっぱり理解するというのは楽しいなと感じました。それと同時に、理解してないで暗記した公式はすぐ忘れてしまい、しっかり理解して身についた公式は忘れずらいということを根本から理解出来たような気がしました。
・実際に自分で図形を動かしたりして考えるのが楽しかった。数学の研究者は机に向かっているイメージが強かったが、世界の人と繋がったり、ドラマや映画に携わったりと数学の世界は広いと感じた。
・昨年はオンラインで参加し、今年は対面で参加できてとても楽しかった。根上先生の教育論は自分でも実践できるところがあると感じました。
・新しい数学の視点を得られたと思います!
・自分が元々考えていたことも実は固定観念なのかなと思いました。でも自分の生き方で行きたいです、
・数学は未知の領域を知るための手段であるという考え方に新たな気付きをもらった。
・計算で問題を解くことをせず、アプリを使って「計算しない数学」に取り組んだのがとても新鮮で、楽しかったです。また、先生からさまざまなお話をいただけて、貴重な機会となりました。その中で特に印象に残ったのは、「家に帰ったら学校以外のことをしろ」です。今までの私は、学校だけで生活がほとんど完結していました。しかし、根上先生のお話を聞いて、それでは主体性は育たないと思いました。これからは、学校の外の世界に関心を向け、趣味など自分がやりたいこと・気になることに積極的に取り組んでいきたいです。その一つとして、今回のようなSSHの活動にも自分から参加していきたいです。
・完全2部グラフの無交差辺数が、最後まで1.0にできなかったのが悔しかったです。
・図形をいじって考えながら色々操作できたのが楽しかったです。
・大学の先生からの授業を聞く事はなかなかないので、とても有意義な時間となりました。
・数学の「実験」ができて新鮮だった。新しい数学のあり方を私たち高校生も考えていくべきだと思った。また、根上先生の教育観や、数学の価値についても話を聞くことができ良い機会だったと思う。
・考えることは楽しいし、そうやって数学をやっているが、考え続ける時間も気力も限界があるのでなかなか難しいなと思った。
・個人で考えつつ、周りの人と考えを交換しあって考えを深めることができました。また、先生の経験談が面白くて来年も参加してみたいと思いました。
・計算しない算数や数学という初めて聞いた言葉に最初は戸惑いましたが、計算しないという言葉の裏には大きな努力やそれに至るまでの大切な経緯があると知ることができました。数学は好きなので、好きという気持ちばかり先行してしまうのではなく、それに見合うようにまずは学ぶことを大切にしていきたいです。
・何かを学んで、できなくなることを恐れずにのびのびと学びたいと思った。
・実際に自分の手で動かして考えられたことで、普段の勉強では体験できないようなことが経験できて良かった。
・私自身数学がすごく好きなので参加したのですが、普段習うようなペンと紙を使ってガリガリ書くような数学とは違ってまた面白いなと思いました。また、私は何かを得たり、より深く理解するために、いわば自分の視野を広げるために勉強していたので、何かを学ぶと何かを失うということにとても衝撃を受けました。根上先生の教育観も勉強になりました。ありがとうございました。
・教育によって視野が狭まるというのは、小学生の研究発表などを見聞きして感じていた疑問を解消された気がしました。
・私にはまだ赤ちゃんの妹がいるのですが、妹には学校だけが全てではないことを教えてあげたいと思いました。
・数学が苦手で、嫌いです。だけど、今回の講義に参加してみて、自分が最近数学のことを「解法を覚えて当てはめる」だけのものだと捉えていたのではないか、と気づきました。なんだか億劫になってしまって、数学のテスト勉強をまだ始めていなかったのですが、今回気づいた「新しい捉え方」を忘れないうちに、今日帰ったら始めようと思います。アプリを使って、手計算ではない数学をするのはとても楽しかったし、新たな発見でした。こういう、苦手だと捉えられやすい分野を、いつもとは違う方法でアプローチしてくれる講演会や講義は面白いので、また参加したいと思いました。
・内容は難しくてよくわからなかったが、数学が世の中でたくさんのことに使われているのがわかった。
・最近は計算も複雑になってきて、数学に対してとっつきにくい感じがしていたけれど、今日の講義では実際に自分で動かしてみたり視覚的にも分かりやすくて親しみやすかったです。普段の授業では公式をなんとなく理解して受動的に受けていたけれど、どうしてそうなるのか、どんなことが考えられるのか、知識としてだけでなく自分で考える数学ができるようにしていきたいです。
・やっぱり数学って面白いし、美しい!と思いました。今のところ私は数学科に行きたいと思っており、その気持ちがより一層強くなるきっかけとなりました。ありがとうございました。
・「数学を使うと現実では手の届かない部分について知ることができる」というのが印象に残りました。それを聞いて、数学は宇宙船やタイムマシンのようなものになり得るんだなと感じました。
・私は今まで、数学は正しい答えを導くために公式や解法を身につけていくものだと思っていました。しかし、今回の講義で自分で考えることの意義を学べたと思います。
・数学は計算力が必要という先入観がとても強く、苦手意識を持っていた時期が私にもありましたが、数学の面白さ、醍醐味を見た気がしました。実際にパソコンのアプリを用いて試行したり、その理由を考察したりすることが出来、面白かったです。
・一つの捉え方だけでなく、色んな捉え方をしてこれから生活していければいいなと思いました。
・自分には無い視点が得られて楽しかったです
・そんなに乗り気でなかったが、実際講義に参加して多くのことを学べてすごく楽しかった。参加して本当に良かった。これから数学をより深く楽しく学んでいけると思う。
・初めてSSHの講義に参加して、とても為になりました。私自身、数学が苦手でしたが今回の講義はとても興味深く、数学の面白さを味わうことができました。また、先生の経験や教育についてのお考えを伺って、自分の考え方を改めるきっかけになりました。参加して良かったです!
・普段、学校では聞けない話や授業ではできない自分でコンピューターを用いて実験するという体験ができて有意義な時間になった。
・私は数学が苦手なのですが、講義で教わった完全グラフなどはとても理解しやすかったので、解法を教わる前に自分の体験を通して法則性を掴むことの大切さがよくわかりました。
・これからの時代、知識を蓄積するのではなく、知識を活かして新しいことをすることが重要だとおっしゃっていたので、私は文系の知識を使って仕事をしたいと思っているのですが、理系の仕事でなくても出来る新しい取り組みには何があるかなと考えるきっかけになりました。
・交差する辺の数が減っていくのをアプリで実際にやって確かめることができよかった。
・数学に対する考え方が変わり、これから問題を解くとき、探究をすることもしてみようと思った。
・答えを提示される前に自分で模索して最適なものを見つけるのは非常に楽しかったし、これが本来あるべき学びの形なのだと深く実感しました。数学は元々好きだったけれど、根上先生の講義を受けてさらに興味がわきました。昨年はオンラインで拝聴させていただきましたが今回は実際にお会いできたのでとても嬉しかったです!!また、数学だけでなく将来役立てられるような学び方や教育のことなども教えていただいたので、これからの探究活動や学校生活に生かしていきたいです。
KEK多田先生 出張講義
10月29日(土)の午後に高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所准教授 多田 將先生の出張講義『量子もつれとは?』が開催されました。
【参加生徒の感想】
・物理は苦手だし、まだ知っていることも少ないから難しかったけれど、普段そんなに高度な実験がされていて、私たちの身近に応用されていることを知らなかったので、驚きが大きかったです。
・とても興味深い内容でした。この世には、私の知らないにわかに信じ難い事が沢山あるのだな、と感慨深くなりました。これからのSSHの行事への参加願望も高まりました。
・今回は、量子力学という今まで学校でやってこなかった学問について色々と学ぶことができました。考えたこともなかった壮大な思考を知ることができ、物事の新しい見方に気づけたような感じがしてとても面白かったです。
・量子力学は理論の内容を聞いても具体的に想像しづらく抽象的に聞こえるため腑に落ちない部分もありますが、どの学者がどのようなことを発表したか大まかな知識を得ることができました。
・化学で習った炎色反応が出てきて、またそれが量子力学と関わっていると知り、驚き、また嬉しかったです。今まであまり興味を持っていませんでしたが、今回の講演で少し興味を持つことができ、良かったです。
・とても難しい内容が多く、深く理解することは出来なかったけど、初めて知ることや自分で調べたいと思うことが沢山あり、面白かった。
・物理についてはあまり知らなかったが今回の講義を通してたくさんの物理学の仕組みを知ることができた。天才と言われたような物理学者たちも沢山考え、間違えたことで今このようにたくさんのことが解明されていると思うと感慨深かった。
・観測していないときは別のものになっていると解釈するのも、それを巡って物理学者たちが議論しているのも興味深くておもしろかった。
・先生の説明がとてもわかりやすく、楽しかったです。とても難しい内容を学ばせていただきましたが、原子や素粒子の知識が乏しい私にとっても、例を挙げながら分かりやすくかみ砕いて説明していただきました。そのおかげで、全ての基礎となっている原子というものにとても興味を持てて、来年から始まる物理の教科がとても楽しみになりました。
・量子は分からないことも多くて難しいけれど、興味があるので、今回は面白い例えがあって楽しく学ぶことができました。ノーベル賞の3人の実験なども自分で調べてみたいなと思いました。
【SSH】本田技研 訪問授業が行われました。
6月22日(水)の午後、本田技研工業 四輪事業本部 パワーユニット開発統括部 研究員の川井 春菜先生を迎えて「訪問授業」が行われました。川井先生は川越女子高校のOGで、高校時代は水泳部に所属していました。
大学は生物系の学科を卒業し、現在はホンダの栃木にある研究所で、主に車の音や振動を改善する研究をされています。授業では、高校から大学、就職という進路選択の時にどんなことを考えて進む道を決めたか、車の開発になぜ興味を持ったか、開発に必要な物理の基礎知識、電気自動車の開発はエンジン車と比べてどう違うか、開発の現場では実際にどんなふうに仕事をしているのか、などについて話されました。生徒からは多くの質問が出ました。最後に先生が、「今の時点で得意なことや、これをやれば就職に有利だとか考えず、自分は何が好きか?を一番に考えて自分の進む道を考えよう」とおっしゃっていたのが印象に残りました。
【参加生徒の感想】
・理系に対して苦手意識があったけれど今回の話を聞いて興味が出ました。とてもおもしろかったです。
・進路選択で迷っているけれど、じっくりと考えようと思えた。いろんな分野の人がいろんなところで活躍しているのだと知った。
・川女を卒業した方のお話を聞けて、いろいろな職業の道があることを知ることができた。気になっていたことが質問でき、とても有意義だった。
・ものづくりに興味があったので、とても参考になりました。
・とても有意義な時間でした。まだ完全には理系に進むとは決めていませんが、こんな進み方もあるのだなと参考になりました。実際の経験も聞くことができ、とても参考になりました。
・知らない言葉や車づくりの工程を知ることができた。
・自分の好きなことを諦めなくて良いのだと分かった。
・好きなことを使ってどう解決できるのかを考えていきたいと思う。
・普段CMなどでしか見ない車について、どんな研究開発がされているのかを知ることができた。思いもしなかったことが考えられており、とても興味をそそられ、自分の身になって考えることが出来た。良い経験ができたと思う。
・どのような評価基準で商品を作っているか知ることができて楽しかったです!
・貴重なお話を聞く事が出来て、将来に関してポジティブに考えられたように思います。まだ進路で悩む部分もありますが、自分が興味のあるものを生かせるような考えが持てるように、これからの生活で様々な経験していきます。
人によって感じ方が違うことから、開発する時には複数の視点を持つ事が大切だと考えた。
・自動車のプロペラシャフトの仕組みを知ることが出来て良かったです。また、沢山のことに興味を持っていきたいと思います。
・講師の方がおっしゃっていた「生物専門の自分だからこそ仕事において活かせている部分がある。」ということから、自分が持っている独自の視点を将来自分がつく職業でどのように活かせるかを考えながら、職業選びをしていこうと思いました。
SSH出張講義 横浜国立大学 根上生也先生
2月12日(土)午後に第1化学室で オンライン講義『やっぱり世界は数学でできている④』が、横浜国立大学 根上 生也 先生により行われ、自宅からのオンライン接続も含め、21名の生徒が参加しました。
根上先生は、日本における位相幾何学的グラフ理論のパイオニアとして精力的に先駆的な研究を続ける一方で、新たな数学教育の流れを作る活動を行っています。講義では、根上先生の数学者としての幅広い活動を紹介し、繰り返しの宇宙を想像して、位相幾何学(トポロジー)について学びました。また、オランダの版画家エッシャーの作品(平面を敷き詰める不思議な作品)を鑑賞し、実際に折り紙を使って、平面に敷き詰めることが可能な図形について考察しました。質疑応答では、現実で用いられている数学の例、数学の学び方などについて教えていただき、これからの数学活動でのヒントになりました。普段の授業では、なかなか味わえない数学を楽しむことができる講義でした。
【生徒の感想】
どうしても数学は暗記というイメージを持ってしまうけれどその逆で自由になることが数学の力を向上させるのだと思いました。
球面、平面の他に双曲平面というものがあることを初めて知りました。既に学習した複素数が使われていると聞き、興味が湧いたので調べてみようと思います!
計算をしなくても数学は楽しめるのだとわかりました。
地球が本当の地球なのかを確かめる方法を考察していて面白かったです。
地球を取り巻く環境が球じゃない場合を考えることがあったので色々仮定してお話ししてくださったのがしっくりきました。面白かったです。
質問コーナーで先生がおっしゃった、数学はひとりでやるものと考えて公式をすべて暗記しようとする人は伸びない、ということを聞いて衝撃を受けました。これからさらに授業が難しくなるので、根上先生のお言葉を心に留めて勉強に励みます!!
SSH出張講義「素粒子物理学の研究」
11月13日(土)の午後、茨城県つくば市にある 高エネルギー加速器研究機構(KEK) 素粒子原子核研究所 准教授の多田 將先生をお迎えして、SSH出張講義「素粒子物理学の研究」を行いました。1年から3年までの生徒46名が参加しました。多田先生は、「すごい実験 ―高校生にもわかる素粒子物理の最前線」などたくさんの本を書かれている有名な方です。
素粒子物理学とはどういう学問分野か、素粒子というものすごく小さな粒子について知るためには、山手線の一回りと同じくらい大きな研究施設が必要なこと、素粒子物理学の研究では日本は世界の最先端にあり、日本人が取ったノーベル賞もこの分野が大変多いことなどを、物理をまだ習っていない1年生の生徒にもわかるように説明していただきました。先生はニュートリノという素粒子について研究されています。地球も通り抜けてしまうほど透過性の高いニュートリノを使い、福島の原子力発電所の原子炉内部や、エジプトのピラミッド内部の様子を調べることができるそうです。
終了後、「加速器はなぜ丸いのか?」、「粒子と反粒子が生成してもすぐに消滅してしまうのではないか?」など生徒からたくさんの質問が出て、先生は1つ1つに丁寧に答えていただきました。
【生徒の感想】
*原子の中の中性子をさらに分けることができるなんて驚きました。ニュートリノが物質にあたる確率はとても低いので、体に害を及ぼすことはないと聞いて安心しました。
*中3の時に「ニュートリノ ~最も身近な物質でもっとも謎の物質~」という本を読んだのを思い出しました。今日の先生のスライドで表が出てきたあたりで、多田先生の著書だと気づきました。
*学者と聞くと研究室に閉じこもって研究しているイメージがあるが、今回の講義で学者の仕事も様々なんだと思いました。ニュートリノの性質についての話が特に興味深かったです。
*物質と反物質の話にとても興味がわきました。見方を変えただけのものなのに、寿命に差があるのは不思議でした。
*新聞には、「日本は素粒子物理学にかける予算が少ないため、世界との競争に勝つのは大変だ」と書かれていたけど、日本は素粒子の研究の先頭を走っているのだなと思いました。