校長日誌
校長日誌 2年生保護者のための進路勉強会
令和6年10月12日(土)PTA進路委員会主催、2年生保護者のための進路勉強会が行われました。まず、これからの進路指導の予定や進路に対する心構えなどを学年主任、学年進路担当から伝えました。その後、進路指導主任から来年度の大学入試に向け、受験方法の変容やそれに対応する考え方など、受験に向けた話をしました。沢山の保護者の方にご参加いただきました。ありがとうございました。また、企画運営されたPTA役員の方々、ありがとうございました。 |
校長日誌 人権教育講演会
令和6年10月10日(木)人権教育講演会を行いました。元ニューヨークタイムズ記者、現経営支援NPO会員の井上 真己子さんを講師に迎え、「私たちが人権について知っておくこと」という演題で御講演いただきました。取材経験を踏まえた身近な人権についてお話しいただきました。人権の世界共通の課題、日本独特な課題など、具体的な事例に基づいてお話しくださり、大変考えさせられる内容でした。講演の最後に川女生に送っていただいた「目の前にいる人をリスペクトしましょう」という言葉を胸に刻み、これからも人権を尊重した円滑な人間関係を作っていきましょう。井上様、ありがとうございました。 |
校長日誌 パリパラリンピック日本代表西田杏選手報告会
令和6年10月6日(日)開会式で旗手を務めたパリパラリンピック競泳日本代表、本校卒業生の西田杏選手が本校を訪問し、パリ大会の報告をしていただきました。レース前日に体調を崩し、個人競技では思ったような結果を残せなかったとのことですが、最後に出場したメドレーリレーでは日本新記録で7位入賞を果たしたことのほか、選手村の食事のことや他国の代表選手との交流、そして次の挑戦に向けた決意などをお話しいただきました。また、学校にということで、トビウオジャパンの有田焼の皿をいただきました。職員玄関前に飾る予定です。西田選手お疲れ様でした!
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校長日誌 後期始業式
令和6年10月1日(火)後期始業式を行いました。ようやく爽やかな日和となったので、今回は体育館に全校生徒が一堂に会する集会形式で行いました。校長講話の後、進路指導部主任からは各学年それぞれの「目線」の置き方について、生徒指導部主任からはSNSの匿名性と責任について等の講話をしました。後期も引き続き、しっかりと学校生活を送っていきましょう。
校歌斉唱 | 校長講話 |
以下は、校長講話の要旨です。表示されない場合は<続きを読む>をクリックしてください。
校長講話要旨
皆さん、おはようございます。
先日行われた紫苑祭では、紫苑祭実行委員会や生徒会をはじめとする生徒皆さんの協力で、素晴らしい文化祭を実施することができました。2日間合計で9,500名を超える来校者があったにもかかわらず、混乱なく実施できたのは皆さんがよく考えて計画し、運営したからだと思います。ありがとうございました。
先輩達から引き継いだノウハウに加え、世の中が刻々と変わっていく中で、昨年とは異なる運営であった部分も多く、これらに対応するためにおそらく多くのことを考えざるを得なかったと思います。新しく取り組むものには正解がありません。
先日、図書館で内田樹(たつる)氏の「勇気論」という新刊を見つけ、手に取りました。「勇気」について、様々な視点から往復書簡形式で議論を深める内容です。
その中の一節で、内田氏は『孟子』公孫丑章句(こうそんちゅうしょうく)の前半部分を取り上げていました。
公孫丑章句(こうそんちゅうしょうく)の前半部分は、孟子の弟子の公孫丑(こうそんちゅう)が「動じない心」について聞く部分から始まります。孟子は北宮黝(ほくきゅうゆう)という、市井の人でも、君主であっても、恥辱を受ければ刃を向けられるといった血も涙もない動じない心を身につけた人物や孟施舎(もうししゃ)という敵がどんなに多くても臆病におびえないという心を身につけた人物の例を挙げます。
その後に、孟子は、孔子に「「大勇」とは何ですか」と聞いたことがあるという話をします。そのとき、孔子は「自(みずか)ら反(かえり)みて縮(なお)からずんば、褐寛博(かつかんぱく)と雖(いえど)も吾(われ)惴(おそ)れざらんや。自(みずか)ら反(かえり)みて縮(なお)ければ、千万人(せんまんにん)と雖(いえど)も吾(われ)往(ゆ)かん。」と言っていたよ、というところで前半は終わります。
孔子が語った部分を内田氏は「自分に理がないと思ったら、相手がぼろをまとった卑しい人間でも私はおそれる。自分に理があると思ったら、千万人が立ち塞がっても私はこの筋目をとおすだろう」と解説しています。
そして、内田氏はその節の中盤でこうまとめます。
どうやら孟子は「恐れない」ことだけでなく「恐れる」ことにも勇気は必要だという孔子の両義的で多層的な教えの方に叡智の深みを見いだしているようです。(中略)北宮黝(ほくきゅうゆう)タイプのタフガイを「勇気のある人」と呼ぶべきか、こちらが間違っていたら、「すみません」と謝ることができる孔子モデルを「勇気のある人」と呼びべきか。さて、どうなんでしょう。
孟子は弟子の公孫丑(こうそんちゅう)にも読者にも「勇気問題」に即答することを求めているわけではありません。もちろん、「正解」を教える気もない。世の中にはこういう人もいるし、こういう人もいる。どちらが「勇気のある人」であるか、なぜそう判断できるのか、それは自分で考えなさい、と。いわば「オープンクエスチョン」として「勇気問題」を人々の前に差し出しているのです。
さて、紫苑祭の運営だけでなく、世の中には正解のある問いなど、正解がある問いに比べてはるかに少ないということは皆さんも承知しているでしょう。
学校での学習は、そうした問題に立ち向かう力をつけるためにあります。
ですから、皆さんには是非、安易に答えを求めることなく、じっくり考える姿勢を引き続き持ってほしいと思っています。
ただ、三年生はそんな暇はないと言うかもしれません。そこはバランス良く、じっくり考えるべきことには時間をかけ、先にどんどん進めてよいものはすぐに手をつけるというタイムマネジメントをしてください。ふと、立ち止まってしまったときは、じっくり考える時間なのかもと思い至る余裕も欲しいものです。
また、1,2年生も学校行事等の中心として活躍していく時期になりました。よく考え、様々な力を身につけ、多くの場所で活躍することを期待しています。後期も頑張っていきましょう。
参考文献 内田樹著「勇気論」 株式会社光文社発行
校長日誌 PTA等4会 第2回常任理事会・理事会
令和6年9月28日(土)本校PTA、後援会、体育・文化振興会、空調設備等設置運用委員会の第2回常任理事会・理事会及び次期役員選出に向けた各会の推薦委員会が開催されました。
冒頭で、音楽部のミニコンサートが行われ、和やかな雰囲気の中、審議が進められ、いずれも承認されました。推薦委員会では、各会の進捗状況の報告、確認がありました。お休みのところ御出席いただいた役員の皆様、ありがとうございました。
音楽部ミニコンサート | 推薦委員会 |
校長日誌 1学年秋の学習会
令和6年9月28日(土)昨日から本日までの2日間、秋休みを利用して1年生秋の学習会を行いました。日程に都合のつく生徒が参加して、同じ部屋で緊張感を持ちながら学習を行いました。後期に向け、学習習慣が更に定着し、今後の学習活動のよい弾みになったのではないでしょうか。 |
校長日誌 PTA大学見学会
令和6年9月27日(金)本校PTA総務委員会が主催する大学見学会が開催されました。今回は東京都立大学と一橋大学を見学しました。貸し切りバス2台、87名の方が参加しました。都立大学では、現在大学1、2年生の5名の本校卒業生が、受験や大学生活について自らの体験談を話していただきました。一橋大学では、キャンパスの各校舎などを見学しました。大変有意義な研修会になったと思います。企画した総務委員会の皆さん、お疲れ様でした。また、御協力いただいた卒業生の皆さん、ありがとうございました。
東京都立大学 | 一橋大学 |
校長日誌 紫苑祭 第2日
令和6年9月8日(日)紫苑祭2日目を行いました。本日もたくさんの方に御来校いただき、ありがとうございました。生徒が伸び伸びと活動し、御来校いただいた皆様にも楽しんでいただけたと思います。2日間で9,500名超の方に御来校いただき、コロナ禍前の水準に戻ってきました。活気溢れる来年の紫苑祭にも乞うご期待!
オープニング | 生徒会長挨拶 | 紫苑祭実行委員長挨拶 |
開門直後の様子 | 中庭ステージ | 校内も満員 |
校長日誌 紫苑祭 第1日
令和6年9月7日(土)本日から2日間にわたって紫苑祭を行っています。川女生は酷暑にも負けず、心を込めて準備してきました。皆様のお越しをお待ちしております。なお、今年度は川越高校と同時開催です。1日で女子校、男子校の文化祭をお楽しみいただけますので、是非とも川越へお越しください。
門(正門側) | 門(校舎側) | スローガン |
オープニング | 入場の様子 | 中庭 |
校長日誌 パリパラリンピック開会式
令和6年8月29日(木)日本時間の昨夜から本日未明にかけて行われたパリパラリンピック開会式で本校の卒業生の西田杏選手が日本選手団の旗手を務めました。西田選手はシャンゼリゼ通りからコンコルド広場までの道のりを終始笑顔で手を振って観客の声に応えていました。インターネット等で映像をご覧いただけますので、お時間がある方はご覧ください。