カテゴリ:校外実習(フィールドワーク)
地学実習
8月4日に地学実習を実施しました。
東京農業大学非常勤講師の小幡喜一様に講義をお願いし、バスで小鹿野町周辺を巡りました。
今は山がそびえたつ秩父ですが、かつて秩父は海の底にありました。
古秩父湾堆積物からなる露頭を4か所めぐり、それぞれの層のつくりの違いを観察し、古代の海に思いをはせました。
小幡先生はブラタモリの出演や構成にかかわっていらっしゃり、そのお話も伺うことができました。
暑い中の巡検でしたが、生徒はしっかりと講師の先生の話を聞いて記録を取っていました。
【以下、生徒の感想】
・自分からは行かないと思うのでこういった機会があって良かった。
・教科書では地層の違いが記号や解説があったけど、今回自分の力だけで地層がどのようであるか見て実際に地層を調査するときの大変さなどを知ることができました。
・規模の大きな話ばかりなので理解が追いつかない部分も多かったですが、地形の原因や理由を詳しく説明していただき、目の前の地形と照らし合わせることで理解することができました。自分の中でイメージを組み立てながら説明を聞くことができたのでその場で納得して終わるのではなく知識として定着できたのではないかと思います。
・すごく楽しかったです‼️中学までで地層や化石の勉強もしてきましたが、今日行ってみて実際に見ると思っていたより格段にスケールが大きくて驚きました。また、礫・砂・泥の堆積の仕方の話は今まで教科書で学んできたことと大きく異なっていることも知って、衝撃受けました
臨海実習
7月28日(月)ー7月30日(水)2泊3日 参加生徒25名
千葉・館山市にある お茶の水女子大学湾岸生物教育研究所 に行ってきました。
天候もよく、埼玉よりやや涼しい館山の海にて、自分で採集した海の生物を観察したり、タコノマクラというウニの受精や発生、ナマコやヒトデの発生、ナメクジウオの観察。海藻の観察、光合成色素の分離、ウミホタルの観察など、朝9時から夜の9時半まで、充実した実習をすることができました。3日目には、カムチャッカ半島の地震の影響で、館山に津波警報が発令され、生徒や研究所のスタッフの皆さんと近くの神社まで避難をしました。埼玉県には海がありません。地震と津波について改めて考える経験でもありました。
生徒の感想から
・カニやヒザラガイなど磯に住む生物を見て、それらについて知ることができた。タコノマクラの観察では事前に習った成長の過程を実際に顕微鏡を通して見ることができた。初期の方は肉眼で見えないものの、プリズム幼生などある程度動き回れるようになると肉眼でも目視できて、成長を実感できた。海藻の実験では薄層クロマトグラフィーを用いて海藻を分別した。失敗してしまうことが多かったけれど、班で協力して実験を成功させることができた。初めての海だったのでとても興奮した。朝に海へ散歩に行ったり、海ホタルをみたり日常にはないことをたくさん体験できて本当に良かったと思った。
・最初から最後まで知らないことばかりの学習で楽しかったです。海の生物はほとんど受精卵から幼生など人間(脊椎動物)とは違う成長の手順があると知り、他の生物はどうなるのかと海に対しての探究心を高めることができました。
・教科書・資料集でしか見たことのないウニの発生を、実際に実験して観察出来たことは非常に良い経験となったと思う。磯採集の際、カニが素早くウニはしぶといことに驚かされた。カニの種類によって持たれたときの反応が違い、抵抗するカニに指を挟まれたこともいい思い出になった。普段海とは縁のない生活をしているため、今回のような貴重な体験ができて本当に良かった。
SSH 臨海実習 2024
お茶の水女子大学湾岸生物教育センター(千葉県館山市)にて今年度も臨海実習を行いました。
7月28日~7月30日の3日間、2年生24名が参加し、ウニの受精と発生、ウミホタルの採集と実験、磯採集と海の生物の観察、海藻の分類とクロマトグラフィーの実験など、臨海実習でしか見ることのできない生物を時間をかけてじっくりと観察することができました。
<参加した生徒の感想>
・新鮮で、刺激的な経験を積むことが出来ました。海に赴くことも、海の生物にふれあうこともなかなかないので、実際に触れたり観察したりすることで、新たな興味や発見に出合えてとても濃い3日間でした。
・今回の実習を通して、身近なものに興味や疑問を持って取り組むのはとても面白いことだと気づきました。私もウニのように身近な生物に興味疑問を持って研究してみたいと感じる実習になりました。また、海に実際に入って磯採集をできて、とても良い経験になりました。
・1日が24時間だけでないようなとても充実した実習でした。特にウニの発生の観察では絶対に普段の生活でみることはないであろう貴重な瞬間をみることができ、臨海実習に参加して本当によかったなと思いました。磯の採集では、磯の多様な生態系を観察することができ、海藻の実習では今まであやふやだった海藻が今までより区別できるようになったと思います。ウミホタルの採集容器が光って上がってきたときはとても感動しました。学びの詰まった楽しい3日間となりました。
SSH サイエンスツアー 【国立科学博物館】に行ってきました。
1年生の最初のSSH行事として、
4月27日(土)に国立科学博物館へ行ってきました。
国立科学博物館では、科学の世界に触れ、知的好奇心と感性を刺激し、
科学に対する理解を深めることを目的として実施しました。
展示の中には昨年度臨海実習でお世話になった大学教授の方が提供している資料などがあり、
今後の活動に心弾ますことのできる活動になりました。
事後学習では、自分で興味をもった一つの展示についてプレゼンを行いました。
タブレットを使用して、相手にわかりやすく伝えようとする姿が見られ、学びの多い時間となりました。
以下生徒の感想になります。
・今回の行事を通して、問いは自然に出てくることを待ってても出ない、自分から発していくことが必要だということを実感した。問いを出そうと意識するのとしないのとでは、施設に対する考え方が随分変わったように感じたからだ。これからの行事でも、「問い」を自ら発することを意識したい。また、その問いを深めていくことにも取り組みたい。
・同じものを見ていても人によって着眼点や想像の膨らませ方は異なっていて、議論するのがとても面白かった。とくに化石や骨は、それ自体は喋ることができないのに、科学者たちが骨の声を聞いて必死に歴史を解読してきたのかと思うととても感動した。これを機に積極的に博物館に足を運びたいと感じた。
SSH サイエンスツアー【国立科学博物館】に行ってきました
1年生の最初のSSH行事として、
4月30日(日)に国立科学博物館へ行ってきました。
国立科学博物館では、科学の世界に触れ、知的好奇心と感性を刺激し、
科学に対する理解を深めることを目的として実施しました。
各展示の前で食い入るように見ている生徒たちの姿が印象的でした。
5月9日(火)の事後学習では、
科学博物館で興味関心を持ったことに対して1人1テーマを設定し、
他者に分かりやすく伝える能力を養うことを目的にプレゼンテーションを行いました。
*「続き」部分に参加した生徒の感想を掲載しました。
<参加した生徒の感想>
・初めて科学博物館に行き、実物を見たことで、知らなかった知識をみにつけられ、記憶に残る体験となりました。さらに、事後学習でのプレゼンテーションでは、自分の考えを深められました。友達の考えから、違う視点の考え方を見つけられ、意欲的に取り組めました。
・新たな学びも、知っていたけれど知識を深められた学びもありました。興味のある分野についてはもちろん、あまり知らなかった分野についても知識を得られて、理科の楽しさを再認識できました。
・今まで科学館に行った時には、ただ展示物を見て「すごいな、きれいだな」としか思っていなかったけれど、目的意識を持ち、自分のテーマを軸に考えながら展示を見ていくとより深く考えることが出来たと思う。また、友達のプレゼンを聞いていて学ぶことも多くあり、知識を広げることが出来たと思う。プレゼンを考えることはとても大変だったけれど、それと同時に「おもしろいな」と感じながら手を動かすことができたと思う。
・今回のプログラムを通して、普段は身につけられないような学びを知ることが出来ました。自分から進んで調べることの楽しさも発見出来ました!これからも、疑問が浮かんだらすぐに調べて、納得できるまで突き詰めていきたいです。
・自分の興味のあることを好きなだけ調べるとこができ、博物館内の実物を見ることができてとても楽しかったです。そして、最後の発表で新しいことを知り、他の分野についても興味を持つことができてうれしかったです。
・科博見学を通し、様々な視点から物事を見られるようになりました。また参加したいです。
国立科学博物館見学
4月23日(土)1年生SSHクラス全員と希望者が参加して、国立科学博物館に見学に行きました。
班に分かれてテーマを探しながら見学しました。およそ3時間半の見学でしたが、それぞれに興味を持った展示を見たり、友人とディスカッションしたりして、家族と来るのとは違った気持ちで見学ができました。
この見学をきっかけにして自分たちで決めたテーマに沿って自宅で調べ学習を行い、4月30日(土)には、調べたテーマについてプレゼンテーション発表会を行いました。まず、班の人の発表を行いました。次に班以外の人たちとグループを作って発表を行い、お互いに質疑応答を行いました。このプレゼン発表会を通して、知らない人に自分の見学したことを発表する機会を得、さらに見学の内容を深めることができました。
SSH 地学実習
8月6日(金)、7日(土)に地学実習を行いました。
例年は泊を伴い天体観測も行っていましたが、本年は新型コロナウイルス感染症防止のため、20人ずつ2日程に分け、のべ40人がそれぞれ日帰りの実習を行いました。
テーマを「長瀞は日本の窓? 露頭から地球内部をのぞく」とし、長瀞・秩父周辺で見られる様々な岩石をめぐりました。この地域では、かつて海洋プレート上でできた岩石が多くみられ、広域変成作用を受けているものもあります。なぜこのような多様な岩石が埼玉県で見られるかについて考察しながら全5種類の岩石をめぐりました。
バスの中では見られた岩石や講師の沢田先生(海洋研究開発機構)が持ってきていただいた岩石について、研究室での生活や研究者になるためのキャリア教育について講話を頂きました。
昨年度と本年度はコロナ禍により様々な校外行事がなくなっているので、生徒は現地で実物の岩石を触ってめぐることができる実習に喜んでいました。実習後は、今までただの石と思っていたものにも成り立ちと歴史があることを知り、岩石に対する見方が変わったという声が聞こえました。
SSH臨海実習(リモート)3日目
SSH臨海実習3日目(最終日)の7月31日は、午前中は引き続きウニの発生の続きを観察し、午後は前日に宅配便で送っていただいた36種類もの海の生物を、お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センターの吉田先生のご指導で観察しました。吉田先生には講義の途中で研究センターを出て、目の前にある海にwebカメラを持っていき、生物を採取した場所で生中継していただきました。
<左>吉田先生による講義 <右>生き物の観察
<左>生き物をスケッチしている <右>カニやヒトデ、ウミウシなど様々な種類の生き物
<左><右> ウニの幼生(受精から3日目)
SSH臨海実習(リモート)2日目
臨海実習2日目の7月30日は、午前は昨日の続きでウニの発生を観察し、その後清本先生(お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センター教授)による講義がありました。
午後は嶌田先生(お茶の水女子大学理学部生物学科教授)が海藻類、実験道具をたくさん持って直接来ていただき、講義及び実験を行いました。TA(ティーチングアシスタント)として生物学科3年の2名の学生さんも来てくださいました。
海藻は緑藻、褐藻、紅藻の3種類に分類され、持っている光合成色素がそれぞれ異なります。TLC(薄層クロマトグラフィー)によって色素を分離し、見た目の色だけではわかりにくい海藻をそれぞれどの種類かを調べました。
最後に海藻を自由に組み合わせて標本づくりをしました。
SSH臨海実習(リモート)1日目
7月29日(木)から31日(土)まで3日間の日程でSSH臨海実習(リモート)が本校生物実験室で開催されています。2年SSHクラスから13名の生徒が参加しています。本当はこの実習は千葉県館山市の「お茶の水女子大学 湾岸生物教育研究センター」で行う予定でしたが、リモート開催に変更になりました。
1日目の29日(木)は、午前は本校教諭の指導の下、人工海水づくりを行いました。一部の元素(カリウム、カルシウム、ナトリウム)だけ入っていないものもつくり、ウニの発生の実験で違いがみられるかを調べる予定です。
午後は宅配便で送られてきたウニを使い、精子と卵子を採取し、湾岸生物教育研究センター教授の清本先生の指導により、受精させてウニの発生を行い、変化を観察しました。ウニは長旅にもかかわらず大変元気でした。
<左>清本先生の指導をオンラインで受けているところ<右>卵子を採取しているところ
<左>顕微鏡で見た受精直後の卵 <右>受精卵をシャーレに移している